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【連載第3回】久留米工業大学学生による特別展『スケスケ展2』出展準備|試作品を保育園の子どもたちに触ってもらい実証検証を実施

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2026.07.17

【連載第3回】久留米工業大学学生による特別展『スケスケ展2』出展準備|試作品を保育園の子どもたちに触ってもらい実証検証を実施

久留米工業大学では、2026年7月18日(土)からFUJIなごや科学館(愛知県名古屋市)で開催される展示イベント特別展「スケスケ展2~スケると見える仕組みの世界~」に向け学生チーム「ひまわり」の製作が最終段階に入っています。


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ひろかわ幸輪保育園の体験会で、学生たちが持ち込んだ試作品の装置を囲んで、興味深く触り始める園児たちの様子連載第3回は、6月23日にひろかわ幸輪保育園(福岡県八女郡広川町で行われた体験会の様子をお伝えします。

子どもたちが触れて初めて見えてきた、設計上の新たな課題。

思わぬ壁にぶつかりながらも、試行錯誤を続ける学生たちの姿に迫ります。

◆「回す」のが楽しい!......  けれど?   園児の反応で分かったこと

当日、会場には好奇心いっぱいの園児たち約20〜30名が集まりました。

学生たちが持ち込んだ装置を見るなり、子どもたちは「面白そうなのがある!」と興味津々な表情を見せ、特にハンドルを回す操作に強い関心を示しました。


装置の横に取り付けられた丸いハンドルに手をかけ、夢中になってぐるぐると回して遊ぶ園児の様子。

しかし、ここで学生たちは思いがけない課題に直面します。



工学部
機械システム工学科塚本さん(3年)髙木さん(2年)は、

現場での様子をこう振り返ります。

「子どもたちはハンドルを『ぐるぐると回すこと自体』に夢中になりすぎて、本来注目してほしい上部のクランク機構・リンク機構(※)を見てくれていなかったんです。


『ただ、回して楽しむ』だけでなく、仕組みを直感的に理解してもらうにはどうすればいいか。

動く部分へと子どもたちの視線を自然に導く『体験の導線』や、展示の高さなど、次に向けた新しい宿題をもらいました」

設計図の上だけでは分からなかった、現場ならではの気づきがあった瞬間でした。

クランク機構・リンク機構:車のワイパーのように、ハンドルを回す「回転運動」を「左右の往復運動」に変換する機械の仕組みのこと。


ハンドルを回すと連動して動く、装置の上部(ワイパー構造のパーツ)を園児が指差し、学生が優しく見守っている様子。

◆子どもの安全のために。試行錯誤を重ねる学生の苦悩

子どもたちに実際に触れてもらう中で、安全面で改善すべきポイントも見つかりました。

装置に夢中になるあまり、

顔を近づけすぎてパーツに当たりそうになったり、

園児たちの背丈と構造物との高さの兼ね合いで、頭上への配慮が必要であることにも気が付きました。




装置が動く様子に夢中になり、顔を近づけて中を覗き込もうとする園児と、指や髪の毛の巻き込みリスクがないか安全性を確認する学生の様子。

こういったリスクがあることがわかり、学生たちは大学へ装置を持ち帰り、もう1度議論を重ねて、設計を見直しました。


今回、装置のギア(歯車)設計や、CADでの具体化を一手に担ったのは、機械システム工学科3年さん。

素材の選定から子どもたちの動きを想定した安全対策まで、事前に十分に考えていたつもりでしたが、、、、

当時の苦悩とこだわりをこう語ります。

「特に髪の毛の巻き込みや指の挟み込みは完全に防ぎたかったので、構造的な保護カバーの追加は絶対に必要だと実感しました。

また、ハンドルが重くて回しづらいという課題に対しても、ハンドルの半径を大きくすることで、軽い力で回せるようにしつつ、子どもと機械の間に適切な距離を保てるように改良を重ねています。

とにかく『安心して遊んでもらえるもの』を目指して、細かなブラッシュアップを繰り返しています」

【参考】塚本さんと髙木さんと岡さんが学ぶ機械システム工学科▽
最先端のものづくりを学び、夢をカタチに



塚本さん、髙木さん、岡さんは2026年8月31日(月)に九州大学伊都キャンパス(福岡県福岡市)で開催される「九州夏ロボコン 2026年大会」の出場に向けて、連日ロボットの調整に励んでいます。

▷昨年出場した九州夏ロボコン 2025年大会」の記事はこちら
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3人はロボコンの準備で忙しい日々を送りながらも、「スケスケ展2」の企画にも主体的に参加しています。
こうした「ものづくり」に対して熱い想いを持った学生が集まり、切磋琢磨しているのが久留米工業大学の大きな魅力です。

また、こうした在学生たちの輝かしい挑戦は、次の世代へと受け継がれています。
▷先輩を追って久留米工業大学に入学し、ロボコンに挑む1年生の記事はこちら
 【新入生のその後】先輩を追いロボコンに挑む久留米工業大学生|夢はロボット開発(機械システム工学科1年・平嶋さん)


◆園児との対話がもたらした、学生たちの「変化」と「大きな成長」


教室で園児たちを前に、学生が「何に似ている?」などと問いかけながら、目線を合わせてコミュニケーションを取っている様子。
今回の訪問は、学生全員にとって大きな経験となりました。


指導にあたる技術職員の青木さんは、こう語ります。

「自分たちよりずっと小さくて言葉が伝わりにくい園児たちと接することは、ほかでは得られない本当に貴重な体験です。

専門用語を使わずに分かりやすく説明しようと工夫したことで、園児たちからも

『これ、ワイパーに見える!』と反応が返ってきました。


この実地検証を通じて、学生たちの対応力や状況を観察する力は格段に引きあがっています。」

学科紹介▷工学部教育創造工学科
スケスケ展2の製作に参加している教育創造工学科古川さんの関連記事▽
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「ものづくりの面白さを伝えたい」という願いと、「子どもたちに安全に楽しんでほしい」という温かい思いやり。

遠く名古屋の地でたくさんの子どもたちを迎える展示物には、学生たちのそんなこだわりと成長の軌跡がぎゅっと詰め込まれています。


納品というゴールに向け、時間的な制約と戦いながらも、10人のメンバーは確実に「プロの視点」を手に入れつつあります。

2026年7月18日の開幕に向け、最終仕上げに突入した学生たちの挑戦を、ぜひ最後まで応援してください!




\続きはこちら/
【連載第4回】久留米工業大学『スケスケ展2』(名古屋)出展プロジェクト|無事に納品!リーダーともう1人の大学院生が語るものづくりの情熱と来場者へのメッセ ージ


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(発信元:事業戦略課)

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