大学院紹介
修士学生の声
- Q1.大学進学を考えた理由
- Q2.現在の修論テーマ
- Q3.現時点で本学大学院に進学してよかったと思うこと
- Q4.後輩にヒトコト
田中 遼太(エネルギーシステム工学専攻)
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A1
私は、将来自動車の内燃機関の設計・開発の仕事に就きたいと考えていました。学部生では幅広い工学分野の知識を修得することを目標として勉学に励んでいました。しかし、内燃機関の研究開発につく上ではより高度な知識や経験が必要となります。私は内燃機関の実験機関を直接触れることで、様々な知識や経験を得るために大学院に進学することを決めました。 -
A2
自動車・船舶の内燃機関の環境負荷低減技術の開発及び模索を行っています。現在、世界的に排出ガス規制強化が施行されており、今後施行される排ガス規制に対応するためには新たな技術開発が必要となっています。このことから、私は燃料の改質に着目して気液混合燃料を用いた研究を行います。気液混合燃料は燃料中に微細気泡が混入している燃料で燃焼時に直接膨張することで,燃料が微細化され,燃焼性の向上につながるものと期待されます。また、排出ガスを吸気中に混入させる排出ガス再循環を用いて混合気中の酸素濃度を低下させ燃焼温度の向上を抑制することを行い、排出ガス低減と燃費の向上の研究を行っています。 -
A3
私は大学院生となって様々な知識や経験、物事を見つめる広い視野を得ることができたと思います。研究室では自動車メーカーとの環境負荷低減開発の共同研究に携わり、ディーゼル機関の将来性を感じることができました。ここで得られた事をもとに日々の研究に励んでいます。また、担当の先生も真摯に向き合ってくれたので非常に良い経験になりました。 -
A4
私は、進学を選んだことで自分の知識や技術の足りないことを実感し、より学ぶことの大切さを知ることができました。また、自分がやりたいことがより明確になり、就きたい職業の知識や技術を得られました。様々な知識や経験をすることで自身の考え方やものの見方も変わると思うので自分の視野を広げる環境として最適だと思います。
菊政 弘晃(電子情報システム工学専攻)
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A1
学部4年生時に就職活動をおこなっていた際に、「このまま就職しても良いのか?」と疑問を抱きました。学部生で学んだ知識でも社会人として仕事はできるかと思いますが、更に知識と経験を積んでから誰かの役に立ちたいと思いました。そこで、学部生の時より高度な教育を受ける事ができ、自身のスキルアップに繋がる環境が大学院だと思ったので進学しました。 -
A2
Web会議システムを用いたオンラインでのコミュニケーションにまつわる研究を行っています。新型コロナウイルスにより、Web会議が他者とのコミュニケーションを図る選択肢として一般化しました。そこでWeb会議上と対面でのコミュニケーションを比較してそれぞれの利点や欠点などの特徴を明らかにすると共に、Web会議でのコミュニケーションの効率化と更なる満足度向上を図る事を目的に、Web会議システムの構築を行っています。 -
A3
「学ぶ力」と「問う力」を向上できる環境があることです。理由とては、学部生の時と比べて研究に充てる事のできる時間が多い為、研究にしっかりと向き合う事ができます。研究は自身で問いを立てて進めて行く必要があります。現在はVUCAの時代と言われており、常に変化し答えの無い時代です。その時代を生き抜く為に必要な力を研究や教授との会話を通して身に付けていく事ができています。 -
A4
就職以外にも「進学」という1つの選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。研究を行う傍ら、自身と向き合う時間が沢山ある環境が大学院だと考えています。
木原 章博(自動車システム工学専攻)
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A1
幼い頃から自動車に興味があり自動車を設計、開発する職に就きたいと思ったからです。久留米工業大学では、「自動車工学」や「自動車工学実習」など自動車についてのカリキュラムが整っており、設備も充実しているため自動車について深く学べると思いました。二級自動車整備士の資格が取得できることも魅力です。課外活動では、学生フォーミュラプロジェクトがあり、授業で学んだことを実践的に活かせると思いました。 -
A2
私が行っている研究は、「単気筒ガソリンエンジンのモデルベース開発」です。本研究は、 学生実験にも活用でき、3次元解析まで見据えた研究システム開発です。この研究は、私が修了後も続く長期的な計画であり、私は研究の第1ステップとして1次元のエンジン性能シミュレーションツールで仕様案を机上検討した後に、エンジンベンチシステムで実機試験が行える環境構築までを担っています。現在は 、研究の第1段階としてシミュレーションモデルの構築に必要となるエンジンの基礎データを取得するためのエンジンベンチの立ち上げに取り組んでいます。ベンチの設計では、安定してデータ測定をするために水温を一定にする装置や、エンジンベンチを動かす際の消耗品を今後も安定して供給される部品を選択するなどすることで、今後見据えた設計方法を学びました。安全に実験が行え、正確な実験データを取得できるエンジンベンチの構築に全力を注いでいます。 -
A3
大学入学当初に考えていた自動車完成車メーカー(マツダ株式会社)に就職できたことと、自分の研究に全力で打ち込める環境があることです。また、学部の時から続けて学生フォーミュラプロジェクトに携わることができるのもよかったと感じています。 -
A4
久留米工業大学は大きな大学じゃないことゆえに、先生方との距離が近く手厚くサポートしてくれます。自分のやりたいこと、学びたいことを全力で応援してくれる大学です。学生フォーミュラプロジェクトも、非常に有意義な活動なのでぜひ。あと、武蔵というラーメン屋さんがすぐそこにあるので良い豚骨ラーメンライフが送れるのもこの大学の魅力です。(笑)