久留米工業大学

久留米工業大学

大学院:エネルギーシステム工学専攻

専攻の特色

大学院:エネルギーシステム工学専攻

大学院:エネルギーシステム工学専攻

専攻の特色

専攻の特色

教員の構成

本専攻は、「エネルギー」に関連する機械系、建築系、物理化学系の教員で構成されています。

「簡易型光ダクトの研究」

image

建物で使用するエネルギーの約15%は照明エネルギーである。昼間太陽が出ていて外は明るいのに、室内で照明をつけているというのは非常にもったいない。その外の光を取り入れて必要な場所まで導き、室内を明るく照らそうという省エネ技術が光ダクト技術である。本研究で扱っている光ダクトは、素材として環境に優しいエコな段ボールダクト素材を使用した簡易型の光ダクトで、その性能について実機を使った実証研究を進めている。

「デバイス材料の鏡面研削加工技術の開発」

半導体や光学デバイスはその製造工程において、表面に加工歪みのないナノメートルオーダーの超平滑面が必要とされる。現在、その超平滑面は遊離砥粒加工の一つである研磨によって創成されているが、加工時間や環境負荷などの観点から代替技術が求められている。そこで本研究では、固定砥粒加工の一つである研削で超平滑面を創成することを目的として研究を行っている。

「液体ナトリウムの濡れ性制御」

発電しながら消費した以上の燃料を生成できる高速増殖炉の冷却材にはナトリウムが使用されている。ナトリウムは中性子を減速する作用が小さくて熱伝導率の良い反面、化学的に活性で水分と容易に反応する。このためナトリウムは、熱交換器とはよく濡れた方が良いが、配管などメンテナンス時に取り出す部材とは濡れない方が良い。そこで本研究では、ナトリウムの濡れ性を制御することを目的として研究を行っている。

「医療、福祉およびリハビリテーション現場における工学的アプローチの展開」

医療および福祉現場は昔から工学とのコラボレーションが行われてきた。近年の医療福祉機器は、医療支援を受ける側および行う側双方にとって機能的にも高性能化した、非常に優れたものになってきている。本研究室では患者の独立した行動を支援するため、ベッドから車椅子への移乗機器など、患者一人で行動するための補助器具の開発や、医療スタッフ側の支援として、臥床患者モニタリングシステムを開発して省力化を実現しており、今後もさらに深く研究を進める。

image

「内燃機関を対象とした環境負荷低減技術の開発」

image

内燃機関は、排ガス中に汚染物質を伴うことから、環境規制が設けられている。この規制をクリアさせるために、EGR、SCR、DPF、高圧噴霧、電子制御などが導入されている。さらなる規制強化に対応するためには、新たな低減技術を創出する必要がある。そこで,前処理技術である燃料や吸気に着目し、水エマルジョン燃料や気液混合燃料の開発、UFB水中のラジカルを活用した吸気改善など、次世代ディーゼル機関の開発に着手している。

学会発表

毎年、大学院生が研究成果を学会発表および国際会議で発表しています。
下記に大学院生が発表した学会発表を紹介します。 太字が発表の学生です。

中村崇明,高山敦好,UFBを混入した潤滑油による潤滑性能の向上,内燃機関シンポジウム,2016年12月

田中禎之,高山敦好,ディーゼルエンジンによる気液混合燃料の燃焼特性,内燃機関シンポジウム,2016年12月

磯野宏行,高山敦好,ディーゼル機関を用いた空気混入水エマルジョン燃料の燃焼特性,内燃機関シンポジウム,2016年12月

室屋佑成,高山敦好,水エマルジョン燃料を用いたコモンレール制御による燃焼特性,内燃機関シンポジウム,2016年12月

磯野宏行,高山敦好,藤松裕也,石炭油水エマルジョン燃料の燃焼特性,日本マリンエンジニアリング学会学術講演会,2017年5月

田中禎之,高山敦好,気液混合燃料油中の混入空気量および空気粒径による影響,日本マリンエンジニアリング学会学術講演会,2017年5月

中村崇明,高山敦好,生野公規,UFB混入によるバラスト水の処理技術の開発,日本マリンエンジニアリング学会学術講演会,2017年5月

室屋佑成,高山敦好,山田健太,松永佳祐,コモンレールシステムにおける水エマルジョン燃料の適合,日本マリンエンジニアリング学会学術講演会,2017年5月

磯野宏行,高山敦好,藤松裕也,峯下登夢,廃グリセリンを用いた水エマルジョン燃料の燃焼特性,機械学会九州支部久留米講演会,2017年10月

室屋佑成,高山敦好, 山田健太,酸素混入による排ガス量の簡易算出法,機械学会九州支部久留米講演会,2017年10月

山田健太,高山敦好, 室屋佑成, 立道悟,オゾンを吸気に混入した吸気改善技術の開発,機械学会九州支部久留米講演会,2017年10月

藤松裕也,高山敦好,磯野宏行,峯下登夢,低pH の廃食用油による燃焼特性,機械学会九州支部久留米講演会,2017年10月

室屋佑成,高山敦好,高圧噴射下での水エマルジョン燃料油中の水粒径の影響,内燃機関シンポジウム,2017年12月

中村崇明,高山敦好,生野公規,UFB水スクラバによるEGRと水エマルジョン燃料の燃焼特性,内燃機関シンポジウム,2017年12月

藤松裕也,高山敦好,霧化気を用いた気液混合燃料による燃焼特,内燃機関シンポジウム,2017年12月

磯野宏行,高山敦好,峯下登夢,廃グリセリンを用いた水エマルジョン燃料の燃焼特性,内燃機関シンポジウム,2017年12月

生野公規,高山敦好,UFB水を用いた湿式スクラバによる単気筒エンジンの排ガス低減,内燃機関シンポジウム,2017年12月

重松郁弥,高山敦好,水素水を用いた水エマルジョン燃料の燃焼特性,動力エネルギー技術シンポジウム,2018年6月

立道悟,高山敦好,コロナ放電下でのUFB水霧化の特性,動力エネルギー技術シンポジウム,2018年6月

生野公規,高山敦好,立道悟,UFB水を用いたスクラバ処理の効果,環境技術学会年次大会,2018年6月

藤松裕也,高山敦好,BDF精製時に生じる廃グリセリンの有効活用,環境技術学会年次大会,2018年6月

山田健太,高山敦好,吸気と燃料の改質によるディーゼル機関の環境負荷低減技術の開発,環境技術学会年次大会,2018年6月

藤瀬恭平,高山敦好,UFB水中のナノ粒子密度による抗菌・殺菌の処理効果,環境総合シンポジウム,2018年7月

峯下登夢,高山敦好,廃食用油を用いた発電システムの開発,環境総合シンポジウム,2018年7月

学部学科・大学院

資料請求
工学を学ぶことは「ものづくり」の楽しさを学ぶこと。
先人たちの「ものづくり」の魂を受け継ぎながら、明るい未来へとつないでいく、
久留米工業大学についての詳しい資料をお送り致します。
資料請求する