建築・設備工学科
コース紹介:設備デザインコース
設備を中心に、建築をトータルに学ぶ。
建築物の主な要素である「空調」「給排水衛生」「電気」「防災」などにかかわる科目の講義や実験実習を通じて、建築設備士や管工事施工管理技士等に必要な知識や技術を学び、建築設備の設計や施工管理にたずさわる建築設備技術者を目指します。
学びの特徴
建築物に不可欠な空調設備や給排水設備、電気設備について学ぶ機会は意外に少ないものです。本学では建築・設備工学科開講以来、一貫して設備工学の重要性を説いてきました。 設備デザインコースでは、建築設備士や管工事施工管理技士として必要な知識や技術を習得できる多様な科目を開講し、実践力のある建築設備技術者の育成に取り組んでいます。
主要な科目
- 空気調和
- 「夏涼しく、冬暖かく」を実現するための空調システムの概要や設計法、空調負荷の算定法、冷凍機、ボイラー、空気調和機などについて学ぶほか、省エネルギーや自然エネルギーの利用、地球温暖化を中心とした環境問題についても考えます。
- 給排水衛生設備
- 清潔な水の供給や、生活排水や汚水処理のための基本的な水力学、給水設備、給湯設備、排水設備、し尿浄化設備、消火設備などの仕組みや設計法について学びます。省エネルギーのための節水手法についても考えます。
- 電気設備
- 電気の配線(電力、アンテナ、放送、LAN等の配線)、受電設備、照明設備の設計法などについて学びます。自然エネルギーを利用した発電やゼロエネルギービル、オール電化、スマートグリッド、EVの充電設備についても考えます。
学びのポイント
建築設備に関する総合的な技術を修得。
空調、給排水衛生、電気など、建築設備に関する知識と技術を総合的に身につけます。
各種の実験を通じて体験的に学習。
実験の授業を重視。「設備実験室」で、実際に見て、さわって、体験して学べます。
建築設備関連の資格取得も指導。
1級管工事施工管理技士、建築設備士を中心に、社会で役立つ資格取得もていねいに指導します。
楽しい学びも
環境問題も考える「空気調和」
「夏涼しく、冬暖かい」を実現する空調システムの概要や設計法、空調負荷の算定法、冷凍機、ボイラー、空気調和機などについて学び、環境や省エネルギー問題についても考えよう。
水をテーマにした「給排水衛生設備」
清潔な水の供給や、生活排水や汚水処理のための基本的な水力学、給水設備、給湯設備、排水設備、し尿浄化設備、消火設備などの仕組みや設計法を学ぼう。
目標とする資格
- 建築設備士
- 管工事施工管理技士(1級、2級)
- 建築士(一級、二級)
- 消防設備士(甲種)
- 2級ボイラー技士
- 第2種電気工事士
- 高等学校教諭一種免許(工業)
- 照明コンサルタント
- 危険物取扱者
将来の進路
建築設備業・建築設備設計事務所・総合建設業・建築環境管理業等の建設関連業企業、教員・公務員・大学院進学