交通機械工学科
学科紹介
モビリティ(交通機械)の本質を理解して、開発のステージへ。
航空機・ロケット・人工衛星や自動車などの最先端のモビリティ(交通機械)の開発は、世の中にない新たな価値を創造する刺激的で魅力的な仕事です。本学科は、基礎となる工学を統合的に扱う総合工学としてモビリティの設計・開発・製造・整備に関する技術を実践的に学びます。人間が知恵を絞って造りあげた自動車や航空機・ロケット・人工衛星などのいわゆる「交通機械」について、どういう知恵によって形を決めるのか、F1マシン、EVや航空機・ロケット・人工衛星の推進システム(エンジン)はどのような仕組みなのか、モビリティを操るために中身はどのようになっているのか、といったことを理論や実習を通じて学びます。このプロセスを通して総合工学を習得し、ものごとを系統的に捉え最適なものを創りあげることができるシステムインテグレーション能力を身につけることができます。
コース紹介
航空宇宙システム工学コース先端科学技術の融合体である航空機・宇宙機(ロケットや人工衛星)の設計・開発・製造や航空機整備・運航に関する技術を実践的に学ぶことができます。
モビリティデザイン工学コース自動車を主としたモビリティの性能や構造、デザインに関わる科目を通して、モビリティの設計・開発や生産・保守管理技術などを学びます。
研究ピックアップ
航空宇宙流体力学・宇宙輸送システム工学研究室
教授 麻生 茂
1)再使用型宇宙往還機の空力特性の研究
高い経済性が期待される再使用型宇宙往還機に関して、胴体断面形状に着目した研究をはじめ、ジェット噴射による空力特性の改善、TSTO (二段式宇宙輸送機) 分離時の空力特性の解明、モーフィングデバイスによる全飛行領域最適空力形状、ジェット干渉を利用したRCSによる姿勢制御方式の研究、着陸フェーズの空力特性解明のためのRPV (遠隔操縦機) を用いた飛行実験などを、超音速風洞、低騒音風洞などを活用して研究を進めています。
2)空力加熱
宇宙往還機やカプセルが大気圏に再突入する際の高い空力加熱を防御する方式として、ジェット噴射による空力加熱低減方式の研究を行っています。機体先端からの逆噴射やフィルムクーリングなどの気体噴出による空力加熱低減のメカニズムの解明を行なっています。実機の再突入を再現するために、フリーピストン衝撃風洞を用いた実験も進めています。また、木星探査を目指したエアロキャプチャー時の空力加熱現象についても実験的、解析的な研究を進めています。
3)ハイブリッドロケット
固体ロケットと液体ロケットの長所を合わせたハイブリッドロケットの研究を行っています。高密度ポリエチレンとパラフィンを燃料として高い安全性と高い比推力を実現するために、燃焼室内の旋回流を利用した新しいロケットエンジンの開発を目指しています。
4)電動飛行機
次世代の航空機には、低燃費・低騒音といった環境適合性と高い性能の両立が求められています。オンデマンド輸送を実現可能なエアタクシーを目指した電動小型航空機の概念設計、コンセプト機のサブスケール機の飛行実験、実機に利用できる電気モーターと高機能バッテリーからなる電動パワーモジュールの開発などを行っています。
空力デザイン研究室
教授 東 大輔
航空宇宙工学と芸術工学(デザイン)、さらに人工知能などのICTを融合した学際的な研究を行っています。具体的には,空力性能と美しさを融合したデザインの提案を人工知能で行うデザイン開発支援システムの研究や、人工知能を活用した自動運転システムの研究を行っています。
学科の特長
モビリティ(ノリモノ)の未来を創造する。
航空機・宇宙機(ロケットや人工衛星)の先進的な開発技術を学ぶ「航空宇宙システム工学コース」、自動車を中心に交通機械全般の先端的な開発技術を学ぶ「モビリティデザイン工学コース」の2つのコースがあります。先端機械技術の融合体である輸送機器開発の教育を通じて、最新かつ高度な技術力を身につけます。また、「インテリジェント・モビリティ研究所」と連携して、最先端の研究にも参画します。
学科の特長とキーワード

交通機械工学科では、1年次から演習や実習を行い、実際にものづくりを体験し、座学だけでは身につかないものづくりの楽しさや難しさを学ぶことが出来ます。また、2年次には、基礎力学、材料力学、流体力学、熱力学、製図といった、機械工学の基礎となる力学を学びます。これらの科目では、講義だけではなく、演習を行い、しっかりとした応用力が身につきます。
航空機・宇宙機(ロケットや人工衛星)の先進的な開発技術を学ぶ「航空宇宙システム工学コース」、自動車を中心に交通機械全般の先端的な開発技術を学ぶ「モビリティデザイン工学コース」の2つのコースがあります。先端機械技術の融合体である輸送機器開発の教育を通じて、最新かつ高度な技術力を身につけます。
学びのキーワード
- 航空宇宙システム
- 航空機整備
- 航空機運航
- 自動車整備
- モビリティデザイン
- モビリティ設計・開発
- 先進モビリティ情報技術(自動運転、AI・IoT)
- スマートモビリティ
交通機械工学科の自慢
- 学生フォーミュラ、ロケット研究会、航空研究会など、自主的な体験ができる「ものづくり」実践教育
- ボーイング・エクスターンシップに参加し、航空産業に関係する将来技術の提案を英語で発表します。
- AIやIoTなどの先進情報技術を学び、次世代モビリティ開発に対応。CATIA,SOLID WORS, MATLAB/Simulinkを使った教育を行っています
- 機械工学をベースに総合工学としての航空宇宙工学や自動車工学の基礎が身につきます。
- とにかく就職に強い。機械工学という専門性を活かせる就職先は数多くあり、モビリティを主体とした幅広い分野に就職しています。


