交通機械工学科
コース紹介:航空宇宙システム工学コース
カノウセイは君の中にある
航空機や宇宙機(ロケットや人工衛星など)の構造、性能、デザイン、AIやIoT技術に関わる科目を通じて、航空機や宇宙機の設計・開発技術や製造技術を学びます。総合工学としての航空宇宙工学を学ぶことで、航空宇宙業界の明日を担う、創造力にあふれた技術者を目指します。
「航空宇宙工学の魅力2 宇宙開発の未来」
学びの特徴
航空宇宙工学を学ぶことで、機械計技術者に必要な知識や技術を総合的に習得します。また、コースの象徴的な施設である航空宇宙実習棟で、航空宇宙工学に精通した教員から、理論と実践を同時に学習できるというユニークな教育が整っています。
主要な科目
- 航空安全工学
- 人命を預かって移動するノリモノは安全であることが重要であり、中でも航空機の安全は最も厳しく定められています。その航空安全の考え方やマネジメント手法を身に付けます。
- 航空流体力学
- 飛行機や大気圏を飛行するロケットや宇宙往還機まわりの空気の流れを取り扱う学問です。これにより航空機・宇宙機に働く空気力を知ることができます。
- 飛行力学
- 航空機が空気中を3次元的に自由に飛ぶ時の機体の運動と力学に関する学問です。
- 航空機設計
- 航空機を設計するために必要な基礎知識と考え方を修得するとともに、概念設計法に関する学問です。
そのほか、航空機構造、圧縮性流体力学、航空機設計、航空機生産法、ロケット工学、人工衛星工学など大切な科目を学びます。
学びのポイント
- 航空宇宙開発
- 今後、航空機や宇宙機を設計・製造する人材が益々必要とされています。航空機・宇宙機を設計・製造するために必要な科目や設計開発技術などを学びます。航空宇宙工学の知識・技術を身につけ、これから大きな発展が見込める航空宇宙産業界の将来を支える航空宇宙機設計・製造技術者を目指します。
- 航空機整備
- 国土交通省資料によると、アジア・太平洋地域においては2030年には現在の約3.5倍の整備士が必要であると推計されています。航空機を飛ばすために必要な整備に関する知識や技術を身につけ、これからの航空輸送業界の将来を支える航空整備士などを目指します。
- ・航空整備士の資格取得には、実務経験(3年程度)を経て、学科試験と実地試験に合格することが必要となります。
本コースでは、航空分野の工学知識しっかりと修得することに注力し、在学中の資格取得ではなく、学科試験に合格する実力を身につけるべく整備技術の指導を行い、エアライン各社への就職を目指します。
楽しい学びも
- 航空宇宙研究会
- 種子島ロケットコンテスト出場・入賞を目指してロケット開発を行うとともに、ハイブリッドロケットの打上げを計画しています。また、プライマリーグライダーの製作、ウルトラライトプレーンやセスナ機の実機を使って、航空機電動化の研究などの活動を行っています。
CAD・CAEを使った設計
設計実習を通して、設計ツールとしてのマルチメディア(CATIA,SOLID WORS, MATLAB/Simulinkなど)を使いこなせるようになります。
目標とする資格
- 機械設計技術者
- CAD利用技術者
- 危険物取扱者(乙種)
- 高等学校教諭1種免許(工業)
- TOEIC
将来の進路
航空宇宙業界の設計・整造技術者・エアライン業界の航空機整備士や運航管理者、自動車メーカー・自動車部品メーカーの技術者、機械系開発設計エンジニア、教員、公務員、大学院進学