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【レポート】NotebookLM×大学教職員SD研修に120名参加|久留米工大含む2大学1短大の合同開催

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2025.09.16

【レポート】NotebookLM×大学教職員SD研修に120名参加|久留米工大含む2大学1短大の合同開催


今年7月に締結された「久留米工業大学・純真学園大学・九州大谷短期大学」による包括的連携協定にもとづき、このたび、九州大谷短期大学が主催する研修会を、純真学園大学および久留米工業大学の教職員もZoomにて参加できる合同SD研修会として実施し、教員や事務職員など約120名が参加しました。


⇒(参考)久留米工業大学・純真学園大学・九州大谷短期大学が、包括的連携協定を締結|2大学1短期大学による三位一体教育モデルで新たな大学経営モデルの確立を目指します

【概要】

日 時:2025年9月3日(水)10:00~12:00
会 場:九州大谷短期大学 生涯学習センター(オンライン同時開催)
主 催:連携事業推進委員会、九州大谷短期大学 自己点検評価委員会
対 象:九州大谷短期大学全教職員、久留米工業大学、純真学園大学
テーマ :生成AIの活用の可能性を考える
目 的:
今回の研修は、教職員の業務効率の向上を目的として、AIツール「NotebookLM」の基本的な操作方法の習得とその活用方法の検討を行う。共有された膨大なデータをAIで効率的に活用し、教育研究活動や学生支援をさらに充実させる方法を探っていく。

次第】

10:00  開会の言葉 (九州大谷短期大学自己点検・評価委員長)
10:05  挨拶 (九州大谷短期大学学長)
10:10  NotebookLMについて (学校法人純真学園法人事務局長 的野 陽)
     活用事例の紹介・質疑 (久留米工業大学 教授 河野 央)
11:10  ワークショップ (活用方法の検討)  個人ワーク・各学科・部署
11:40  活用方法の共有・質疑
11:55  事後アンケート・諸連絡 閉会の言葉 (九州大谷短期大学自己点検・評価委員長)


NotebookLM(ノートブックエルエム)について (学校法人純真学園法人事務局長 的野 陽)

はじめに、学校法人純真学園法人事務局長 的野様より、Googleの無料AIツール『NotebookLM』で作成されたという純真高等学校「共創科」の紹介動画が冒頭で披露された。この動画は、複雑な情報から短時間で質の高いコンテンツが生成できるNotebookLMのポテンシャルを示すものでした。

生成AIに対して抱かれがちな「難しい」「怖い」といった先入観を払拭し、実際に触れてみて「生成AIは良いものかもしれない」という感覚を持ってもらうことが、本研修の最大の目標ですとの説明がありました。



続いて、Googleの無料AIツール『NotebookLM』の使い方についてご紹介いただきました。


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↓ 指定した情報ソースを要約し、さらに、マインドマップやレポート、動画、音声読み上げ(ラジオのような自然な話し方)などに落とし込むことができます。

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活用事例の紹介・質疑 (久留米工業大学 河野教授)

久留米工業大学の河野教授からは、自身の専門であるコンピュータグラフィクス研究の経験を踏まえつつ、生成AIの具体的な活用事例としてNotebookLMを用いたドキュメントの作成実演が披露されました。

参照資料をソースとしてアップロードするだけで、ドキュメントの叩き台が短時間で作成される様子が示され、従来の作成期間と比較して大幅な効率化が図れるとのことでした。体感的に、半年かかる作業を2ヶ月ほどで終えることができたそうです。



↓ 教育の中でAIを活用する際の注意点などについてもアドバイスがありました。

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ワークショップ (活用方法の検討)、活用方法の共有・質疑

研修の後半では、参加者はグループに分かれてNotebookLMの具体的な活用方法について検討するワークショップを行いました。その後、検討された活用事例が共有され、多様な視点からのアイデアが披露されました。



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↓ 質問に答える的野氏(純真学園大学)

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参加者の感想

「NotebookLMの活用による、教育や事務業務での具体的な変化がイメージできました。」

「これまで生成AIに対して情報の信頼性やセキュリティ面で不安がありましたが、この研修で安全性が確保されていることがわかり、とても安心感を得られました。」

「会議議事録の自動作成や学内FAQボットの構築といった活用例は、日々のルーティン業務の効率化に直結すると感じ、感銘を受けました。」

「教科書の要約や理解度確認テストの自動生成、さらには学生が自ら『AI辞書』を作成できるという教育現場での活用例は、教員の負担軽減と学生の自律的な学習支援の両面で画期的な可能性を秘めていると感じました。」

「これまで多大な時間と精神的エネルギーを要してきた業務が、NotebookLMによって驚くほど短時間で完了すると知り、驚きました。」

「これまで、オリエンテーションの時間が足りないのが問題でしたが、NotebookLMを活用すれば、事前に資料を作成して読んできてもらったり、終了後に公開して確認してもらうことができると思いました。」








今回は、九州大谷短期大学の主催により、研究・教育・事務におけるAIの活用法について、たいへん貴重な研修会を開催することができました。他大学の先生方と共に学び、活用の可能性を議論できたことも、非常に有意義な機会となりました。

久留米工業大学・純真学園大学・九州大谷短期大学は、2大学1短期大学による三位一体教育モデルで新たな大学経営モデルの確立を目指し、今後も連携強化を推進してまいります。






▼参考

学校紹介


純真学園大学様 ウェブサイト 
"純真学園大学は看護学科・放射線技術科学科・検査科学科・医療工学科の4つの専門学科を設置し、医療をつなぐスペシャリストを育成します"

【保健医療学部】 
・看護学科
・放射線技術科学科
・検査科学科
・医療工学科

大学院保健医療学研究科】
・看護学専攻
・保健衛生学専攻


九州大谷短期大学様 ウェブサイト
"福岡県筑後市にある広いキャンパスを活かし、劇場や実習棟など各学科の施設・設備が充実。各専門分野を実践的に学べます"

・幼児教育学科
・専攻科福祉専攻
・表現学科 情報デザインコース
・表現学科 演劇表現コース
・仏教学科


久留米工業大学 ウェブサイト
"AIを活用して学生が地域や企業の課題を解決する教育プログラムが日本工学教育賞等を多数受賞。農業、医療、教育など他(多)分野と連携したAI教育が評価されています"

【工学部】
・機械システム工学科
・交通機械工学科
・建築・設備工学科
・情報ネットワーク工学科
・教育創造工学科

【大学院工学研究科】
・エネルギーシステム工学専攻
・電子情報システム工学専攻
・モビリティシステム工学専攻




久留米工業大学は2024年に純真高等学校と「教育DX連携事業に関する協定」を結んでおり、今年5月には、12の高校と教育DXコンソーシアムを立ち上げました。今回のSD研修と同様の内容を、高校教員向けにも開催しております。


<関連記事>
ノートブックLMについては、これまでに高校の先生向けにも研修会を開催しています。
・【レポート】久留米工業大学において高校教員向けAI研修会(第1回)を開催しました|「Teachable Machine」や「NotebookLM」の実践事例など

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(発信元:事業戦略課)


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