久留米工業大学
新着情報
2025.07.24学生が多数出演!ラジオ「ドリームスFM」が久留米工業大学で公開生放送を行いました|進化した久留米工大の「今」に驚きの声
7月22日(火)12:00~の約3時間半、新棟「交流棟(名称:コムリッジ)」にてFMラジオの公開生放送が行われ、本学の教員や学生が、様々な角度から久留米工業大学の"今"について語りました!↑ パーソナリティの"のげちん"こと野上敬介さん(左)と、同じくパーソナリティでシンガーソングライターのeim。さん(右)
番組紹介
放送局名:ドリームスエフエム放送
番組名:ハピネスワールド 月~金 12:00~15:30
パーソナリティ:野上敬介、eim。(えいむ)
この記事の目次
大学の概要
特徴的な研究活動など
大学と地域とのつながり ①AI教育
デザイン集団ASURA(アシュラ)の活動・受賞・ナイトプール開催予定
大学生活について(野球部代表、学友会代表、リケジョアンバサダー)
新棟の紹介、オープンキャンパスの告知
展示物
ドリームスFMについて
大学の概要について
出演:情報ネットワーク工学科 河野央(こうのひろし)教授
(河野先生)「本学は福岡県で一番小さな工業大学ですが、機械システム/交通機械/建築・設備/情報ネットワーク/教育創造(理科と数学の教員を養成)という多彩な5つの工学科があり、近年ではインテリジェントモビリティ研究所(IML)が国家プロジェクトに参画して東京大学や有名企業と一緒に次世代モビリティの開発を行っていたり、他にも、AI教育プログラムが全国的に高い評価を受けています。」
(MC)「へ~工業大学なのに教員免許も取得できるんですね!知りませんでした!」
↑ 河野先生は3人いる学長補佐の一人として精力的に動かれています。最近では、福岡県・佐賀県・鹿児島県の12高校が加盟するコンソーシアムの設立において中心的役割を果たし、高校の先生同士が新科目「情報」の指導法などを学び合える場をつくりました。
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特徴的な研究活動等について
出演:情報ネットワーク工学科 工藤達郎(くどうたつろう) 准教授
(工藤先生)「現実世界と仮想世界を融合させる技術XR(クロスリアリティ)*の研究をしています。例えば、アニメのキャラクターがまるでこちら側の世界にいるような体験ができたり、医療分野なら、舌をうまく動かせないために話すのが難しいという方が、XRを使って口の中の動きを確認して練習することができたりと、色々な活用法があります。」
* XRは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの技術の総称で、近年、技術的な境界があいまいなデバイスやコンテンツが多く生まれたことによりできました。XRは"本当にはそこにないものを、人にあるかのように感じさせる"という共通の目的を持つ技術のことを指します。
(MC)「XRで好きな所に行けたりもするんですかね!?どこでもドアみたいですね!」
↑ いつもオシャレな工藤先生。MCからも質問があったこの日の服装は、なんと、ミッキー柄のシャツでした。
この春完成した新棟は、モーションキャプチャ装置やプロジェクターとの連携など学生が最新技術を習得できる拠点になる予定です。工藤先生が所属する情報ネットワーク工学科は、令和8年度よりコースが改編され、新たに「ウェルビーイングコース」が誕生します。情報技術を駆使して、ウェルビーイング(人が心身ともに健康で幸福である状態)の実現を目指す最先端の学問分野に挑戦したい人は、ぜひ久留米工業大学へ!
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大学と地域とのつながりについて①「地域課題解決型AI教育プログラム」
出演:情報ネットワーク工学科 河野央(こうのひろし)教授
(河野先生)「久留米工業大学は"テクノロジーを学べる大学"というイメージがあるかと思いますが、もう一つ近年力を入れているのが、AIを活用して地域課題を解決する教育プログラムです。」
▶参考:久留米工業大学のAI教育プログラムは、九州、そして全国レベルの賞を数々受賞しています
(河野先生)「本学には "Small, Smart &Special"というキャッチコピーがあるのですが、小規模という特性を生かして、2年生という早期からこの教育プログラムを実施しています。毎年、地域企業などからテーマ(課題)を募集していて、例えば、「キュウリやイチゴなどの品質評価」や「建設現場での安全管理(ヘルメットを被っているかのチェック)」といった研究に取り組んできました。」
(MC)「学生時代から社会人と触れ合って問題解決方法を学べるなんて、とてもいい経験ですね!」
▶参考:令和7年度は16テーマが展開中!6月に中間報告会を行いました
※8月8日(金)には、今年度の成果発表会が開催される予定です。
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学生サークル「ASURA(アシュラ)」の活動について
出演:建築・設備工学科 成田聖(なりたさとし) 准教授、同学科3年生 青野香菜さん(ASURA代表)
(成田先生)「久留米工業大学のデザイン集団ASURA(アシュラ)は50~70人という大所帯で、建築の学生サークルとしては日本最大級です。(久留米市の中心地にある)六角堂広場でカフェを出したり、学生作品を展示するイベントなどを行っています。」
(MC)「見たことあります!」
(成田先生)「他にも、田主丸にある「川の駅」のDIYリノベーションや、子どもたちを対象にしたおみせやさんごっこ(マネースクールと共同で、自分で作ったダンボールのお店でお金を使う練習ができるイベント)、うきは市での街づくりプロジェクトなどもあります。
まず、「地域のニーズ」と「学生の好みややりたいこと」、それに加えて「これをやることで将来が変わる(意義)」 といったところをポイントにして、色々なプロジェクトを展開しています。うきは市の場合は、公園がないということだったので、遊具を置いたりして子どもの遊べる空間をつくりました。」
(青野さん)「私は、その企画や運営をしたのですが、イベントでお客さんから『よかったね』と言っていただける喜びや、構想が形になる楽しさを感じました。」
(MC)「社会人はやりたくても時間がないので、今のうちに経験しておくのは大事ですよね!」
↑ 社会に出た時に活躍できる人材を育てたいという熱い想いが伝わってくる成田先生。座学で学べないことを自分の手を動かして作れるので、ASURAに入ってよかったと語る青野さん。
(成田先生)「ASURAは2024年に、マイナビや経産省などが後援する『学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード』で3位に値する『地方創生賞』を受賞しました。
(青野さん)「先輩たちが積み上げたものも大きかったと思います。特に、プロジェクトの進め方、アイディアの出し方など、どんな風に会議をするかを学びました。」↑ ASURAが展開するプロジェクトは、喫茶の運営、酒蔵とのコラボ、DIYリノベーション、写真展、地域活性化に繋がるイベントの開催など、「こんなことまで!?」と驚くほど多岐にわたります。
(MC)「難しいな~と感じることはありましたか?」
(青野)「大所帯なので、モチベーションを合わせるのが難しい時はありますが、一人一人と話して、やる気を上げていくようにしています。人が育つと嬉しいですね。」
(成田先生)「学生中心で"自分達で動く"というのを大事にしているので、彼らがやりたいことをベースにしながら、そこに社会的ニーズ、コスト・時間・クオリティのマネジメント、そして何より、頑張りましたで終わらず"結果にこだわる"という意識づけをしています。ASURAでの活動を"仕事化"させたいので、うまくいかなければ、その原因を考えるようにしています。教育改革の一環として授業でできないことをしようと考えた結果が、ASURAです。」
(MC)「近々イベントの予定があるんですよね?」
(青野さん)「8月15日(金)~16日(土)に、グリーンピア八女でリユース(環境問題)をテーマにしたナイトプールを開催します。山の中を盛り上げようということで、夜の空間を灯すライトデザイン(ペットボトルを使った空間装飾)をして、DJやダンサーが盛り上げます。子どもも大人も楽しめるイベントになると思いますので、是非来てください。」
→ ASURAの最新情報はインスタグラムをご覧ください
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リスナーからの反応
メッセージテーマ:あったらいいな未来の技術
「先生の話がオモシロイ」
「理系に興味が出てきた」
「運転手さんが減っているので、AIバス」
「家の中で役立つロボット」
「動物と話せる翻訳機」
大学生活について
↑ 左から2人目が池田旭さん(野球部代表)、中央が中島育斗さん(学友会代表)、その隣が岡美琴さん(女子学生代表)。
▶出演①:硬式野球部 池田旭さん(情報ネットワーク工学科4年生)
(池田さん)「本学硬式野球部は、今年、創部以来初の全国大会出場を達成し、東京ドームで中京大学と対戦しました。」学業と部活動の両立は大変でしたが、普段から予習復習をしっかりして、部活の時間は全力を注げるようにしました。快挙を果たすことができ、みなさんからのご声援に感謝の気持ちで一杯ですし、これまでの諸先輩方にも感謝を伝えたいです。チームとしても個人としても計り知れない財産になりました。後輩たちには、次の秋に3連覇してもらえたらと思っています。」
↓ 集合写真右手、スーツ姿が池田さん。チームでは主務としてしっかり選手を支えました。
(池田さん)「今後は、教員免許を取得して『情報』か『工業』の教員として働くか、あるいは、自分で新しい野球とのかかわり方を見つけていきたいです。」
▶出演②:総務委員長 中島育斗さん(情報ネットワーク工学科4年生)
(中島さん)「鹿児島の離島、徳之島の出身です。高校の先生に憧れて『情報』の教員になりたいと思うようになりました。『情報』は新しい科目のため免許を取れる学校が少ない中、久留米工大にはその選択肢があり、入学しました。 具体的には、スマホやPCの中身、インターネットについてなどを学んでいます。
所属する総務委員会は、学内のサークルや部活動を束ねて、それぞれが活動・交流しやすいようにサポートする生徒会のような役割を担っています。久工大の魅力は、なんと言っても、先生との距離がめちゃくちゃ近いこと。研究を進めたり、自分のやりたいことを目指したり、進路の相談をしたりする際に先生が親身にサポートしてくれます!」
▶出演③女子学生代表 岡美琴さん(情報ネットワーク工学科4年生)
(岡さん)「リケキャリアンバサダーとして、女子中高生対象の進路支援を行っています。最近は理系女子が増えているので、女子学生だけで集まって、サポート内容の説明や女子会の開催などをしています。
情報科の学生が集まる団体『Picture(ピクチャー)』でゲーム制作なども行っていて、将来は、IT企業で金融系のシステム開発をする予定です。ITを学ぶと農業や医療など幅広い分野から進路を選べるので、とてもいいですよ。」
新棟とオープンキャンパスについて
出演:建築・設備工学科 成田 准教授、同学科3年生 中渡瀬(なかわたせ)志穂さん(ASURA副代表)
(成田先生)「今年5月に、新棟2棟のオープニングセレモニーを執り行いました。Lベースと呼ばれる講義棟は、研究・教育活動の拠点になります。もう一つの建物はコムリッジと呼ばれる交流棟で、学生同士、学生と地域を繋ぐ場所として使う予定です。
(中渡瀬さん)「交流棟は、一人、あるいはグループで使用できるようにデザインされていて、学生が自らワークショップで椅子やテーブルを作りました。1階にカフェがあって、外が眺められるカウンター席が気に入っています。」
(MC)「寝転がれるスペースがあるんですね!すごい!」
(成田先生)「今はまだ家具の数が少ないのですが、それには理由があって、これから実際に使いながら、どんなものが必要かを学生、教員、建築家の3者で検討していくつもりです。」
(MC)「これから入学する学生によっても変化していくものなんですね!」
(成田先生)「はい、学生たちが自治的に盛り上げてくれたらと思っています。」
(MC)「中渡瀬さんの将来の夢や目標は?」
(中渡瀬さん)「私は建築業界への就職を考えていて、特に、木材の特長を活かした唯一無二の住宅を作りたいと思っています。」
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イベント告知
■ 夏のオープンキャンパス
開催日:7月26日(土)、27日(日)
主な内容:5つの学科やサークルなどの紹介、研究成果の発表など
特典:学食無料 他
詳細は特設サイトをご覧ください→久留米工業大学2025夏のオープンキャンパス
■ 学園祭「愁華祭」
開催日:10月11日(土)、12日(日)
一般の方もお越しいただけます
展示物
放送当日は、久留米工業大学の発祥である自動車に関連して、インテリジェントモビリティ研究所が開発している対話型自動運転車モビリティの実機と、交通機械システム工学科の学生を中心に活動しているプロジェクト「学生フォーミュラ」のパネルが展示されました。
↑ 学生フォーミュラは、(公社)自動車技術会主催の「学生フォーミュラ日本大会」という大会に参戦しているチームです。この大会では、学生自らがフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを構想・設計・製作し、車両の走行性能だけではなく、ものづくりの総合力を競います。一般の方がイメージしがちな「ただのカーレース」ではなく、多くの大手企業がスポンサーに入っていて、将来の人材育成の観点から、車の設計・開発、コスト管理、プレゼンテーションなども含めて審査が行われます。他大学では、女子学生の参加も珍しくないのだとか。メンバー数は現在15名ほどですが、倍増が目標なので、興味のある方はぜひ参加してみてください。就職先は、自動車業界に留まらず、鉄道などの大手もありえるそうですよ~!
↑ 本学は、内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」に参画し、東京大学をはじめ、有名企業と共に、次世代モビリティの開発に取り組んでいます。そのプロジェクトを推進しているのがインテリジェントモビリティ研究所(IML)で、本学の交通機械工学科の東(あずま)教授がその開発責任者を務めています。こうした新しい乗り物が、将来私たちを助けてくれることになるはずです!
ドリームスFMについて
今回パーソナリティとして楽しく番組を進行してくださった野上敬介さん(写真中央)&eim。(えいむ)さん(写真左)と、機材セッティングや交通情報のアナウンスを担当してくださった内藤さん(写真右)、ありがとうございました!!!
声の出し方、声量、抑揚、そして「表情」まで見える話し方...
「さすがプロ!!」 と聞き入ってしまうほど、話す技術が見事でした。
お三方の笑顔とサポートで、出演者全員リラックスして話すことができていました。
ドリームスエフエムさんは、普段は六角堂のスタジオで放送されています。
お近くにお越しの際は、ぜひ覗いてみてください。
筑後・佐賀広域ラジオ局(76.5MHz)
ドリームスFM
https://www.dreamsfm.co.jp/
進化した久留米工業大学の「今」を知りたくなった!という高校生、保護者の方、高校の先生方がおられましたら、一日大学生や施設見学、オープンキャンパスにぜひお越しください!
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(発信元:事業戦略課)