久留米工業大学
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2026.09.21半導体の最前線から、技術者の未来を考える。上野精機株式会社様による特別講義を実施
近年、AIや電気自動車(EV)の普及などを背景に、半導体への需要が高まっています。
こうした中、久留米工業大学では半導体分野で活躍する人材の育成を目指し、2026年度から工学部機械システム工学科で新必修科目「半導体システム工学」を開講しました。
今年度は機械システム工学科のみを単位認定の対象としていますが、2027年度以降は全学科で単位認定が可能となる予定です。
機械システム工学科に限らず、それぞれの専門分野を生かして半導体業界を目指せる学びへと広がっていきます。
7月10日(金)、17日(金)には授業の一環として、機械システム工学科3年生がロームグループの工場を見学しました。
2026年7月24日(金)の特別講義では、半導体システム工学とCAD演習を履修する学生を対象に、半導体・電子部品の検査装置を手がける上野精機株式会社様を迎え、半導体を支える技術や技術者の仕事について学びました。
「三笘の1mm」から知る、身近な半導体技術
講義の冒頭では、サッカーの「三笘の1mm」を例に、半導体がスポーツにも使われていることが紹介されました。
近年のサッカーでは、ボールにセンサーを内蔵し、ボールの動きなどをデータとして取得する技術が活用されています。
センサーやカメラから得られるデータを組み合わせることで、判定をより精密に支援できるようになっています。
スマートフォンや自動車だけでなく、スポーツの世界にも――。
半導体は、私たちが気づかないところでも活躍しています。
半導体の品質を支える「検査技術」
上野精機株式会社は、半導体や電子部品の検査装置を開発・設計・製造・販売する企業です。
半導体の製造工程は約900にも及び、その品質を守るためには、完成した半導体を正確に検査することが欠かせません。
講義では、半導体の電気的特性や外観、寸法、信頼性などを確認する「検査」の重要性について説明されました。
同社が誇るのが、超高速搬送、超低荷重制御、超高精度画像処理の3つのコア技術。
最大で1時間に約12万個を検査する技術など、世界の半導体産業を支える高度な技術が紹介されました。
機械工学の知識が、半導体の未来を支える

上野精機株式会社で活躍する本学卒業生。2022年以降、毎年本学から卒業生が入社しています。
半導体と聞くと電子工学のイメージが強いかもしれません。
しかし、半導体を製造・検査する装置には、機械工学の知識や技術も重要です。
講義では、顧客の要望に合わせて一台一台つくる検査装置や、装置の立ち上げまで携わる技術者の仕事についても紹介。
大学で学ぶ製図や実験、機械加工などの知識・経験が、実際の仕事につながっていることを学生たちは学びました。
企業の話を聞いて、自分の進路を考える
技術者の仕事や企業についての話だけでなく、学生からは「入社して3年続けられるか不安」といった率直な質問も。
これに対して講師からは、最初から「自分には無理」と決めつけるのではなく、まずはやってみること、壁にぶつかったときには乗り越える方法を考えることが大切だというアドバイスがありました。
インターンシップや工場見学など、実際の仕事を知る機会を活用して、「自分に合う仕事か」を確かめることも、進路選択の大切な一歩です。
「業界を知り、企業を知る」ことから始まるキャリア
「10年後、20年後にも必要とされる業界か」という視点で進路を考えてほしい――。
講義の最後には、そんなキャリア選択へのアドバイスもありました。
大学で学んでいる技術が、実際の仕事でどのように生かされているのか。
企業から直接話を聞くことで、学生たちは技術だけでなく、その先にある仕事や将来についても考える機会となりました。
10月には、上野精機株式会社様でのインターンシップも予定されています。
久留米工業大学では、企業とつながりながら、技術を学び、将来の仕事まで考える実践的な工学教育を進めています。
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発信元:事業戦略課


