久留米工業大学
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2024.11.25モビリティシステム工学専攻の学生が学会発表を行いました
大学院モビリティシステム工学専攻2年の原岡怜也さんが、11月 7日 (木曜日)にタイ・バンコクで開催された『The 28th Small powertrains and Energy systems Technology Conference (SETC2024)』にて研究成果を発表しました。
【セッション名】Vehicle Dynamics and Safety(車両ダイナミクスと安全性)
【講演題目】 Analysis of the Effect of Combination Frame Flexibility on Weave Modes
(邦題)フレーム剛性の組み合わせがウィーブモードに及ぼす影響の解析
【著者】Reiya Haraoka, Tsuyoshi Katayama, Takahiko Yoshino (Kurume institute of technology)
【講演要旨】
ウィーブモードは車体のフレーム剛性に影響を受けることが知られている。
自動車技術会により公表されている車両には、複数のフレーム剛性がほぼ同等にウィーブモードの安定性に寄与しているケースがある。
そこで本研究では、フレーム剛性が複合した場合の影響を、エネルギーの流れを調べることにより解析を行い、二輪車のウィーブモードに及ぼす影響を明らかにする。
ウィーブモードとは横運動、ヨー運動、ロール運動、操舵系の運動が複雑に関係した1Hz~4Hz程度の連成振動であり、中速域では安定するが、低速域および高速域で安定性が低下する。
【発表者からのコメント】原岡怜也さん
吉野先生から、研究成果を発表してみないか?とお話をいただき、SETC2024で発表を行いました。本会議は、二輪車・農業機械・発電機・船外機などの小型パワートレイン及びエネルギーシステムに関する技術に焦点を当てた国際会議です。英語での発表は初めてで自信もありませんでした。しかし、吉野先生ならびに研究室の皆様のご指導・ご協力のおかげで最後までやりきることができました。
今後も自動車技術の発展に貢献できるよう、研究活動に精進します。
【指導者からのコメント】吉野貴彦 准教授
車両工学研究室では学生が研究成果を広く発表できるよう、国内外を問わず学会への参加をサポートしています。そうした実績を足がかりに、修了後には技術者・研究者として専門分野をリードするスペシャリストに成長してほしいです。
発信:大学院モビリティシステム工学専攻
(発信元:モビリティシステム工学専攻)