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2023.07.26

本学における生成系人工知能に対する基本的な考え方

令和5年7月26

学生 各位

本学における生成系人工知能に対する基本的な考え方

学長 今泉 勝己  

ChatGPT などの生成系人工知能が急速に進歩しています。これは人類の英知の結晶であり、今後の社会を生き、新たな英知を積み上げる者にとって必要不可欠な技術になるでしょう。しかし、現段階では人工知能技術そのものはもちろん人工知能の活用技術すら未熟であり、注意が必要です。以下に本学の方針を示します。

1.人工知能の可能性を否定しないこと

技術の進歩に対して柔軟な考え方を持ってください。生成系人工知能等の新しい技術は既存の慣習や概念を覆す可能性を持ってます。常に常識を疑い、人工知能の新しい使い方・可能性を探求してください。

2.情報の取り扱いに注意すること

生成系人工知能へ問い合わせた内容は、意図せず他者に公開される可能性があります。個人情報や機密情報などを入力すると、思わぬ所から漏洩するかもしれません。また人工知能は人の創作物を基にしているため、生成物が他者の著作権を侵害している可能性もあります。利用には十分注意してください。

3.生成系人工知能の出力を自分の作品と偽らないこと

技術や作品を創造する者にとって、他人のアイデアや文章、絵画、音楽を盗用するとは嫌悪される行為です。生成系人工知能によって生成された結果であっても、それを自分自身のものとすることは避けてください。利用する時は出典を明らかにしましょう。

4.生成系人工知能の出力を鵜呑みにしないこと

現時点の生成系人工知能は必ずしも正確な情報を返すわけではありません。そのため出力された結果を常に検証する必要があります。信頼できる複数の情報源を使って確認するとか、論理展開の妥当性を考えるとか、常に疑う姿勢を持ってください。

5.学修とは何かを考え自己研鑽に努めること

学修は段階的なプロセスです。教員が出す課題や問題は、次に進むための準備だと捉えましょう。生成系人工知能に問い合わせれば解ける内容であっても、自ら創造できることが必要だと課したものです。なお、課題等で生成系人工知能が生成した内容をそのまま利用することは、不正行為に当たると認定されることもあります。

「本学における生成系人工知能に対する基本的な考え方」については、最新の情報に 基づき、順次改定を予定しています。                      今後のメッセージについても注意して下さい。

本学における生成系人工知能に対する基本的な考え方.pdf

以上

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