久留米工業大学
新着情報
2023.07.26電気自動車のモデルベース開発(MBD)に関する特別講義を開催しました。
交通機械工学科では、2023年7月14日(金)に株式会社MCOR(エムコア)の山田純一氏を講師にお迎えし、開発の効率性などで注目される「モデルベース開発(MBD)を用いた電気自動車の開発について」と題し、特別講義を開催しました。
自動車業界をはじめ取り組みが進むMBD(Model Based Development)の紹介やMBDの標準ツールとして産業界で広く用いられているMATLAB/Simulinkの基本操作の実習、および電気自動車の1D-CAEモデリングと電気自動車の性能シミュレーションも行われました。
実際に電気自動車の開発に携わられる講師による実践的な講義は、通常では経験できないものも多く、来春にエンジニアとして社会に巣立つ学生達にとって貴重な学びの時間となりました。
※モデルベースデザイン(MBD=Model Based Design)とは、
"コンピュータ上で作成する「モデル」"を用いることで、複雑な組込みシステム開発の効率化・短時間化を図る開発手法です。モデルを利用すれば、実機製作を極力減らし、設計段階で繰り返しシミュレーションを行うことができ、近年では、自動車や航空・宇宙開発の分野を中心に注目を集め、ものづくり業界での重要性を広げています。