久留米工業大学
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2021.07.19【地域連携】情報ネットワーク工学科の新入生が「福祉×IT」の最前線を学びました!
2021年7月14日(水)に、情報ネットワーク工学科の新入生オリエンテーションの一環で、地域企業の「社会福祉法人 幸輪福祉会」さまをお招きし、講演会をしていただきました。
本校は、地域に貢献する大学を志しており、地域連携を積極的に進めています。
今回のオリエンテーションでは、学生に、地域企業の仕事を知ってもらい、学び始めたITが社会でどう活用されているのかを知ってもらいました。
30年以上前は、「施設に入れるなんてもってのほか」と考えられており、介護は家庭で行っていたそうです。
しかし現代では、各家族化・過疎化・共働き・少子化などの背景もあり、施設介護の必要が高まっています。
さらに、高齢者や障害者の人数が増えており、少ない人数で今後どうサポートいくかが社会課題となっています。
IoTやICTは、この課題を突破するために欠かせない要素と言えそうです。
教室と介護現場を繋いで、福祉の「今」を見せてもらえました。
福祉のIT化は進んでおり、電子カルテ・位置確認・眠っているか自動確認・自動体位変換など、少人数でも大人数を対応できるようになってきています。
幸輪福祉会さまの現場スタッフも楽しそうに案内してくださり、とても楽しそうな職場の雰囲気を感じました。
福祉業界の過去と現在、リアルな現場を知った後には、4つのテーマでグループワークをしました。
・テーマ1:トイレにおける排泄確認機器
・テーマ2:簡単面会システム
・テーマ3:利用者さまの気持ちがわかるシステム
・テーマ4:高齢者向けゲーム
新入生はさまざまな回答を出してくれました。
・トイレにおける排泄確認は、ニオイや水量をセンサーで感知し、確認する。
・非接触の簡単面会システムは、人間を原子単位でコピーして表示する機会を開発する(AR/VRとは違う)。
・利用者さまの気持ちがわかるシステムは、声のトーンで気持ち判断する。
・高齢者向けゲームは、カラオケ、旗揚げ、VRゲームなど。
地域企業の仕事とITがどのように活用されているかを知る今回の企画は2日間に分けて行います。
次回は、7月28日。少人数に分かれてバスで企業を訪問し、学びます。
オンラインとオフラインを組み合わせながら、引き続き、学生に実りのある学びを提供していきます。