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地域課題解決型 AI 教育プログラムの修了証授与式・研究成果報告会を開催しました。

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新着情報

2023.03.24

地域課題解決型 AI 教育プログラムの修了証授与式・研究成果報告会を開催しました。

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2023年3月20日(月)、AI・数理データサイエンス副専攻「地域課題解決型AI教育プログラム( 実践 プラクティス レベル)」修了証授与式・研究成果報告会を開催しました。その時の様子をご紹介します。



第 1 部 実践 プラクティスレベル修了証授与式

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・開式の辞
・修了証授与
・学長祝辞与 
・記念品贈呈
・閉式の辞

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6名が修了証を授与されました。

AI教育プログラムの『基礎 リテラシー』・『応用基礎 アドバンストベーシック』を必修で習得する本学生ですが、『実践 プラクティス』レベルの習得は非常に難しく、クリアした6名の学生には学長より祝辞と温かい拍手が送られました。



第 2 部 研究成果報告会

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チーム 1 「キュウリ栽培支援アプリケーションの開発」

連携協力:株式会社 久留米原種育成会
指導  :八坂 亮祐 教育研究コーディネーター
発表者 :伊福 佑耶 (情報ネットワーク工学科3年)
     山口 匠 (情報ネットワーク工学科3年)

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【概要】
・農業初心者による作物栽培は、虫や病気の発生などにより失敗しやすい
・そこで、作物栽培を支援するアプリケーションを開発
・作物は、家庭菜園で人気のあるキュウリに絞って開発
・キュウリの葉にカメラをかざすだけで病気の有無を判断
・病気の場合はその原因をAIが診断
・SNS機能により作物栽培仲間との交流が可能

【今後の展望】
・画像診断やリアルタイム異常診断の精度向上
・エッジコンピューティングによる分散処理方法の模索

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チーム 2 「AI・センシング計測によるトレーニング効果の定量化検討」

連携協力:株式会社 テクノソリューション  
指導  :廣瀬 圭 准教授
発表者 :重富 祥太郎(機械システム工学科3年) 
     遠藤 正士(機械システム工学科3年)

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【概要】
・小型かつ低価格のウェアラブルセンサを用いてトレーニング時の運動の状態を計測
・得られたデータを解析し、AIを用いた判定を適用
・トレーニング効果を定量化するシステムの構築方法を検討

【今後の展望】
・トレーニング効果を定量化するためのAI・センシングシステムの構築として、ウェアラブル筋電センサを用いた方法について検討を行った
・慣性センサの情報の追加やより多くの計測情報を取得することにより、判断などに使用することができる高性能なAIの構築を行う

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チーム 3 「久留米絣の品質評価と模様ずれ予測」 

連携協力:下川織物、株式会社久保かすり織物、織元の皆様
指導  :新井 康平 客員教授
発表者 :神谷佳希(交通機械工学科3年) 
     島添稔(大学院電子情報システム工学専攻1年)

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【概要】
・AIによる久留米絣の模様ずれ予測を最終目標とする
・今回は、模様ずれに対する織元の主観評価基準を基に、模様ずれ分類モデルを構築
・模様ずれの良否判断が可能であるか否かの確認を行い、模様ずれの評価基準を明確化

・加えて、最終目標である模様ずれ予測に向けた時系列データを取得
・結果、CNNを用いることで模様ずれの良否判断が可能であること、模様ずれ評価における基準の統一は困難であり、織元ごとに適したモデルを構築する必要があることがわかった

【今後の展望】
・品質評価については、久留米絣の模様ずれの良否判定が可能であること、模様ずれ評価基準の統一は困難であり、織元ごとに適した品質評価AIを構築する必要があることが分かった
・模様ずれ予測については、時系列データを取得することはできたが、予測を行うにはデータ数が十分ではないため、取得した時系列データを拡張し、AIを用いて時系列予測を行いたいと考えている

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チーム 4 「骨格認識を用いた障碍児の教育支援  ~学習者に寄り添った声かけの実現~」

連携協力:久留米市立特別支援学校   
指導  :小田 まり子 教授
発表者 :髙田 顕臣(交通機械工学科3年) 
     戸井 愛翔(情報ネットワーク工学科3年)
     春田 大河(大学院電子情報システム工学専攻1年)

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【概要】
・コロナ禍でICT機器を用いたeラーニングの導入が加速
・知的障碍児がe-Learningを行う場合、指導者による教育支援、学習者の感情に寄り添った声かけが必要
・そこで、教員の代わりにAIメンター(キャラクター)が教育支援を行う e-learning 支援システムを開発
・骨格検出や表情認識などのAI技術を応用
・学習者の集中度や感情を推定し、AIメンターが適切な声かけや教材難易度変更などの教育支援を行う

【今後の課題】
・e-Learning 教材とAIメンター機能の連動による教育支援システムの実装
・特別支援学級で教育支援システム導入による教育実践、有効性の評価



第 3 部 質疑応答・ポスターセッション

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4つのグループの発表学生が、各ポスターやプロジェクタースクリーンの前で、質問に次々と回答しました。



おわりに

本学の AI 教育は、2021年8月4日に、国内を先導する AI 教育だとして文部科学省により認定されました(MDASH Literacy、MDASH Literacy+)。

国内では国立大学を中心に10大学が選出され、九州では九州大学と本学の2大学のみです。これまでの専門的な学習に加えて、これからの時代を築く AI 人材を輩出していきます。

AI 教育で国内を先導する久留米工業大学で、力強く学びませんか?

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