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2021.03.25

令和2年度学位記授与式を挙行しました

 3月19日(金)に本学体育館において、令和2年度学位記授与式を挙行しました。
 本年度は、コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、午前・午後の2部制短縮
で行い、卒業生・修了生275名が今泉学長の告辞を受けて、卒業生・修了生を代表
し、建築・設備工学科のメンドサイハン ヘルレンさんが代表答辞を述べました。
さらに、卒業生から記念品の贈呈があり、本式典は終了しました。


令和2年度 学長告辞


令和2年度学位記授与式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策上の観点から、
午前の部と午後の部の分散開催とし、参加者も卒業生・修了生と教職員に限定いた
しました。ご家族の皆様にご列席いただけないこと、誠に心苦しく、授与式の様子
をご視聴いただけるようにインターネットで動画配信を行うことといたしました。
感染拡大防止を最優先し、このような判断に至りましたことをご了承いただきます
とともに、授与式の画面を通してではありますが、共にお祝いできましたら幸いに
存じます。
さて、本日、学部卒業生261名、大学院修士課程修了生14名をそれぞれの道に送り
出すことができますことは、本学教職員一同、心から慶びとするところであります。
ご家族の皆様には心からお慶びを申し上げます。
本日の卒業生を含めますと、本学は、これまでに20,379名の卒業生を社会に送り出
してきました。皆さんもこれから卒業生の一員になります。どうか、本学の卒業生
であることを誇りとし、自信を持って社会への一歩を踏み出して下さい。そして、
4年間を共に学んだ同窓の皆さんとも交流を続け、なお、今後も様々な場面で本学
を活用して下さい。本学は、皆さんの母校として、いつまでも変わらず皆さんを温
かくお迎えいたします。
 10年前の、東日本大震災の巨大地震に始まり、地球温暖化に伴う自然災害の脅威
は、このところ毎年繰り返されています。昨年も7月に熊本県を中心に九州や中部
地方など日本各地で集中豪雨が発生しました。加えて、突如発生した新型コロナウ
イルス感染症は、昨年来感染拡大防止対策に追われ、今、なお第3波とも言われる
感染拡大が治まらない中にあって、社会を一変させました。皆さんは、Withコロナ、
Afterコロナの予測困難な新常態が待つ産業界や地域社会へ歩を踏み出すことになり
ます。
中央教育審議会は、2012年の「審議のまとめ」で「予測困難な時代において生涯学
び続け、主体的に考える力を育成する大学へ」を謳っています。本学は、2021年ビ
ジョンの中で、こうした事態に対応できる能力を培う学びを目指してきました。20
20年10月に民間教育機関との合同アンケート調査結果と、近郊の他大学とも比較し
た結果において、本学の教育が「自主的な学びを促進」させており、皆さん自身に
おいても、「主体性」が育成されていることを実感しているとの結果がでています。
予測困難な社会に船出する皆さんには、主体的に物事を判断し、正しく恐れる態度
で臨んでいただきたいと思います。皆さんは、この久留米工業大学の学生生活で、
意識する、しないに関わらずその手法を身につけてきました。本学の教育の基本理
念「知を磨き情を育み意を鍛える」の基で皆さんは、学び考え、心身を鍛え、友情
を育んできたことを心に刻み、これから何事にも臆することなく、行動して下さい。
 最後に、皆さんが、本日めでたく卒業の日を迎えられたのは、皆さん自身の努力
の賜物でありますが、これまで皆さんを見守り支えてこられた周りの多くの方々の
お力によるものであることに想いを馳せ、感謝の気持ちを忘れずに、それぞれの分
野で生き生きと活躍されることを願っています。そして、何よりこの困難な時代に
船出の時を迎えた皆さんの航海の安全を、心から祈って告辞とします。

令和3年3月19日
久留米工業大学学長
今泉勝己

  

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