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平成26年度学位記授与式が挙行されました。

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2015.03.23

平成26年度学位記授与式が挙行されました。

3月18日(水)、本学体育館にて、平成26年度の学位記授与式が挙行されました。

式典では、卒業生・修了生総勢244名が尾﨑学長の告辞を受けて、卒業生・修了生を代表し、交通機械工学科の戸次祐太郎さんが代表答辞を述べられました。その後、同窓会の古賀会長から、卒業生・修了生にお祝いのご挨拶をいただきました。また、学業優秀賞のほか、課外活動や社会的に顕著な成績を収めた特別賞として、理事長賞・学長賞が授与されました。さらに、卒業生からの記念品の贈呈があり、久留米工業大学の学園歌を出席者一同で斉唱し、久留米工業大学との絆をさらに深めて、本式典は終了しました。

最後になりましたが、このたび卒業生並びに修了されました皆様に対してお祝いを申し上げるとともに、今後の更なる活躍を祈念します。

【学長告辞】

 本日ここに、ご来賓各位並びに保護者の皆様のご臨席のもと、久留米工業大学平成26年度学位記授与式を執り行い、学部卒業生、大学院修士課程修了者をそれぞれの道に送り出すことが出来ますことは、本学教職員一同の心からのお慶びを申し上げます。

 卒業生、修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さん方の多くは、本学での勉強を終え、実社会へ巣立つと言う人生の大切な節目を迎え、それぞれ決意を新たにされていることと思います。

 さて、昨年は、3名の日本科学者がノーベル賞を受賞されました。これは、青色発光ダイオードの基礎的な研究から実用化までを成し遂げ、日本の科学技術力の高さを証明したもので、我々に明るい希望を与えてくれました、一方、広島土石流災害や御嶽山噴火など、国内外の自然災害も多発し、地球環境の変動を実感した年でもありました。

 ここで、本学について少し触れさせて頂きます。皆さんご承知のように、本学は、間もなく創立50周年を迎えます。それを記念して、100号館愛称は「テクノみらい館」と名付けましたが、待望の教育棟が竣工し、昨日引渡しを受けました。卒業生の皆さんには、建築中、ご不自由、ご迷惑をお掛けした上、一度も使用して頂けず、誠に申し訳なく思っています。式終了後に、見学される時、後輩たちのために喜んで頂ければと思います。1、2号館を取り壊した跡地は、本学卒業生で世界的な庭園デザイナー、石原和幸氏の設計による庭造り、緑化が、6月末には完成し、教育環境が一新される予定です。

 ところで、これから皆さんが出て行かれる実社会では、大学では体験したことのない、全く違った事態に出会うことを覚悟しなければなりません。また、職業によって、問われる能力が、それぞれ様々に異なります。その中を、自分で体験し、判断しながら歩いて行くことになります。先輩や周りの人々の指導に謙虚に耳を傾けることはもちろん大切ですが、それに加え、何事も自分の目で見て、考え、判断し、自ら行動することを心掛けなければなりません。

 これから皆さんが進む道は、様々あるでしょう。まずは、自分で選んだ、あるいは自分に与えられた仕事に全力で取り組み、その仕事に生きがいを感じ、その仕事では誰にも負けないと言えるようになることを目指してほしいと思います。そして、失敗を恐れず、新しいとこに挑戦する気持ちを持ち続けて下さい。失敗が許されるのは、若者の特権です。失敗からは、多くのことを学ぶことができます。

 また、世の中が変わるように、人も変わり、成長して行くのです。これからの一日一日の積み重ねが、10年後20年後の皆さんの将来を決めるのです。高度情報化時代の今、大量の情報をそのまま丸呑みし、信じるのではなく、必要な正しい情報を選択し、組み合わせ、活用することが求められます。専門以外の分野にも興味を持ち、人々との出会いを大切にし、自らの体験を糧としながら、人間力を磨き、「人間味豊かな産業人」を目指し、これからの人生を一歩一歩着実に歩いて行かれることを願ってやみません。

 最後に、皆さんが、これまで皆さんを見守り支えてこられた周りの多くの方々への感謝の気持ちを忘れずに、それぞれの分野で元気に活躍されるよう祈って告辞とします。

平成27年3月18日

                                            久留米工業大学長 尾﨑 龍夫

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