久留米工業大学
新着情報
2024.10.09「第11回 からくり儀右衛門大賞」において、久留米工業大学賞が決まりました
「からくり儀右衛門大賞」は、郷土の偉人「からくり儀右衛門」こと田中久重翁の業績を顕彰するため、「久留米市理科作品展」(久留米市教育委員会主催)に出品された作品の中から選考されます。
この度、久留米工業大学では、独創性等で総合的に評価し、小学生の部、中学生の部から各4点を「久留米工業大学賞」として選定し、表彰楯を授与しました。出品総数569点(小学校:478点、中学校:91点)の中から選定した受賞作は、どれも力作ぞろいです。
これからも、未来の「からくり儀右衛門」をめざしてがんばってください。
※ 掲載している写真は作品の一部です。
『久留米工業大学賞の選定結果』
1 久留米工業大学賞 中学生部門
【金賞】
吉村 春真 さん(城島中学校1年生) 「地層の重なりの順番は雨水のろ過に影響するか」
【講評】
地層を入れ替えるという発想は非常に科学的であり,開発・研究者としての才能を感じさせます。天然水を超える「おいしい水」を作る方法が開発されれば,極めて重要な発明となるでしょう。
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【銀賞】
猪口 嘉南斗 さん(屏水中学校2年生) 「セミの飼育と生態調査における三年間の発見」
【講評】
10年のセミ捕獲歴には驚きます。さらに、3年間の非常に精密な観察結果や、飼育方法の改良などはすでに研究者レベルと言ってよいと思います。この先も研究を続ければ、きっと大きな発見につながると思います。
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【銅賞】
藤井 優華 さん(櫛原中3年生) 「土の中で分解される『生分解性プラスチック』とは」
【講評】
生分解性プラスチックはプラスチックによる環境汚染に対する解決策の一つとして期待されていて,テーマはとても学際的です。実際に生分解性プラスチックを作成し,自然の環境下で分解するところまで観察したことはとても良かったです。
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【特別賞】
横山 愛佳 さん(城南中学校1年生) 「魚で野菜・果物を育てる!?アクアポニックス」
【講評】
アクアポニックスの作成を通してSDGsへの関心を高められたことはとても良かったと思います。この経験を元にして,周りの人にもアクアポニックスを広めていって欲しいです。
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2 久留米工業大学賞 小学生部門
【金賞】
名切 楓花 さん(金丸小学校5年生) 「天候と気圧の関係~気圧計作り~」
【講評】
気圧計を自作して、実際に観測を行い、気圧について考えた研究です。気圧計の仕組みは簡単ですが、その装置をどのようにしたら生かせるかを考え、3時間おきの測定から測定精度をしらべたり、急激な気圧の変化を与えてみたりと、実験条件を試行錯誤した素晴らしい研究です。
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【銀賞】
三好 利佳 さん(篠山小学校6年生) 「影と光 調べてみたら・・・」
【講評】
壁に映る影の大きさを調べてみたいという素直な理科的興味からから着想し、物理学、数学的な考察に発展している研究です。光源と物体、影の関係を比例していると予想し、方程式で証明しようとした点が特に素晴らしいと思いました。
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【銅賞】
中村 碧 さん(篠山小学校4年生) 「メダカには、何色が見えているの?」
【講評】
昨年の自由研究(メダカの定位行動)から得られた疑問を更なる研究へと繋げた着眼点はとても素晴らしく,各条件に対する予想・実験・考察の組み立てや,メダカの観察から得られた情報などをとても丁寧にまとめられている良い作品です。
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【特別賞】
森永 健太 さん(犬塚小学校2年生) 「アゲハチョウとすごした123日」
【講評】
アゲハチョウの幼虫を「みかん」、「レモン」、「すだち」の葉っぱに分けて育て、123日間も観察を続けたことは素晴らしいと思います。ていねいに観察し、成虫になる様子を連続した写真で、分かりやすくまとめることが出来た良い作品です。
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受賞されたみなさま、おめでとうございます。