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九州国立博物館見学 「建築デザイン演習III」

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2008.10.20

九州国立博物館見学 「建築デザイン演習III」

   建築・設備工学科3年生は、10月10日(金)に授業「建築デザイン演習III」(選択科目、担当:満岡講師、村木非常勤講師)の一環として、九州国立博物館の見学を行いました。
九州国立博物館は、大宰府天満宮のそばに位置する我が国屈指の博物館の一つです。それは、周辺の山並みをモチーフとしてデザインされた波型の大屋根を頂く現代建築であり、久留米市出身の著名な建築家である菊竹清訓氏の設計によるものです。ちなみに菊竹氏は、東京江戸博物館、久留米市役所、石橋美術館等の設計を手掛けています。
はじめに、免震装置の見学を行いました。これは展示室や収蔵庫の床下部分にあり、大地震が起きてもその振動が展示室や収蔵庫に伝わらないようにするものです。2005年の福岡県西方沖地震の時も、この装置のおかげで展示室や収蔵庫はほとんど振動しなかったということです。
 次に、普段は入場できない収蔵庫や企画研究部門を見学しました。このうち収蔵庫は国宝級の宝物を多数収蔵するもので、温度や湿度が常時一定になるように造られていました。特に、その床や天井や壁の仕上げとして節目の無い杉板が使用されており、これもまた収蔵庫内部の環境を一定に保つ役割を担っているとのことでした。
その後、視聴覚ホールやミュージアムショップについての説明を受けました。ロビーではピアノの演奏が行われており、博物館建築が単にモノの収蔵や展示を行うだけではなく、様々な活動と結び付いていることを学びました。最後に、常設展示室を見学しました。ハイビジョン映像やコンピューターグラフィックスによる展示も行われており、理解しやすさとともに見ることや学ぶことの楽しさにも配慮がなされているようでした。今回の見学を通して、通常の授業では学習できないような現代における博物館建築の機能やデザイン、さらにその重要性を体感することができました。

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