久留米工業大学
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2025.12.09久留米工大の学生が「全日本製造業コマ大戦 in 沖縄特別場所 2025」で優勝&3位入賞!技術力が光るコマを紹介します!

久留米工業大学の3大ものづくりプロジェクトの一つである「コマ大戦」チームが、11月15日(土)に琉球大学工学部で開催された「全日本製造業コマ大戦 in 沖縄特別場所 2025」に出場し、機械システム工学科の1年生・松下祥大さんが見事優勝を勝ち取りました!
松下さんは、福岡県立八女工業高等学校の出身で、大学入学段階で工作機械の基本的な扱い方を認識しており、コマを形にするということに大きな壁がなかったため、独創的なコマを製作することができたそうです。さらには、緊張感があったにも関わらず、安定した投げ入れができていたことが優勝につながったのではないかとのことでした。
加えて、他のメンバーも3位(1名)とベスト8(2名)にランクインし、大変実りの多い大会となりました。
大会結果
優 勝
久留米工業大学工学部機械システム工学科1年 松下 祥大さん
準優勝
ダイハツメタル 高見さん
第3位
久留米工業大学工学部機械システム工学科4年 瀬本 祐貴さん
第4位
琉球大学工学部 宮城さん
大会HP
https://www.komataisen.co
学生たちによる報告書

試合の様子

どんなコマで戦ったのか、製造方法や工夫した点を紹介してもらいました!

1. 松下 祥大(機械システム工学科1年)
★今年の沖縄特別場所の優勝者
●コマの名前:六角ナット
●製造方法:汎用旋盤による削り出し、ねじ切り、既製品の六角ナットを使用、圧入
●特徴:持ち手部分を中空にすることで持ち手が軽くなり、コマ全体の重心を低くすることで安定感を出しました。さらに、六角ナットの角で自分より軽い相手を吹き飛ばせるようにしました。
2.中村 関羽(教育創造工学科3年)
★2024年大阪特別場所の優勝者!
●コマの名前:トール
●製造方法:汎用旋盤による削り出し、攻撃用突起部品(自身で旋削、切断にて製作)の圧入
●特徴:銅でコマを制作しているため、重量のあるコマになり、製作した銅の突起を圧入し攻撃力を持たせています。先端はベアリング球を入れ、コマが立ち上がりやすくしています。
3.瀬本 祐貴(機械システム工学科4年)
★今年の沖縄特別場所の3位
●コマの名前:黄銅
●製造方法:汎用旋盤による削り出し、部品の圧入
●特徴:試行錯誤を重ね見つけた私が失投しない持ち手の直径であり、加工中の芯ぶれを最低限まで抑え、テーパー角を小さくすることで重心を下げ攻撃を受けても安定して回転します。
4.野嵜 海斗(機械システム工学科4年)
★学生で取れる最高レベルとされる「二級機械加工技能士」の資格保有者
●コマの名前:平々凡々
●製造方法:汎用旋盤による削り出し、部品の圧入
●特徴:コマと言えばこの形!を追及したものです。このコマは、土俵の端で止まって回転し続ける『止まり型』と呼ばれるタイプです。実際、沖縄場所においても土俵の端から2~3mmほどの場所で回転していました。
\全国各地に遠征しています!/
我々は、全国各地で開催されている大会に参加しています。
昨年度であれば、大阪で開催された「こーばへ行こう!特別場所」や愛知で開催された「特別 北名古屋場所」など様々な大会で地元の企業や学生の方と交流しています。
今後は、まだ確定ではありませんが、1月に開催されます北名古屋場所に参戦できればと考えています。
▽コマ大戦チームの活動場所であるモノづくり創造工房にてパシャリ!
ものづくりの試行錯誤や面白さが凝縮された「コマ大戦」を体験してみたいという方は、ぜひオープンキャンパスや学園祭にお越しください!
⇒オープンキャンパス特設サイトはこちら
(参考)
久留米工業大学は、日本で最も「コマ大戦」に本気の大学です
本学は日本で唯一、大学として「コマ大戦」を主催していて、毎年秋に開催される学園祭では目玉イベントの一つとなっています。
今年の様子▽
高度な技術とアイディアの結晶がガチンコ勝負!コマ大戦 ~久留米工業大学特別場所~2025 |学生と企業が交流|コマ博士や子供も参加し賑わいました

コマ大戦プロジェクトチームの普段の活動の様子▽
【特集】コマ大戦って何?|久留米工業大学『ものづくりセンター』で活動するたくさんの学生たちの姿
(発信元:ものづくりセンター、事業戦略課)



