久留米工業大学

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【特集】学生の勉強をサポートするSA(スチューデントアシスタント)が活躍!|同年代・同学科だから質問しやすい環境です

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久留米工業大学

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2025.11.04

【特集】学生の勉強をサポートするSA(スチューデントアシスタント)が活躍!|同年代・同学科だから質問しやすい環境です

久留米工業大学には、基礎学力の底上げを支援する基幹教育センターという施設があります。
ここでは、基礎科目(数学・物理)のフォローアップをはじめ、次のような幅広い学習サポートを提供しています。

・通常授業の課題添削やレポート作成の指導
・各学科の専門科目に関する質問や相談の対応
・定期試験、就職活動、大学院入試に向けた対策
・講義中に行う演習問題の質問対応
・受験が終わった高校生を対象とした入学前教育


▶基幹教育センターの概要などはこちらの記事をご覧ください




基幹教育センターには、教授などから依頼を受けたSA(スチューデントアシスタント)が交代で待機していて、他の学生からの質問や相談に対応しています。
今回は、そんなSAの皆さんにインタビューを行い、日頃の様子やSAの経験を通して学んだことなどについて伺いました。

▶SA2年目 交通機械工学科4年 相原和弥さん
▶SA2年目 建築・設備工学科4年 篠原美琴さん
▶SA3年目 大学院 電子情報システム工学専攻1年 平田一翔さん&野田悠太さん

◆ 相原和弥(あいばら かずや)さん  交通機械工学科4年生 

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愛媛県出身。今学期は基幹教育センターのSAを週1回(5時間)と、通常授業のSAを週3コマ、加えてガソリンスタンドのアルバイトもされています。



― 久留米工業大学に入学した理由は?
2歳の時から飛行機が好きで、航空宇宙システム工学コースに入学しました。「流体力学」という授業が面白くて大好きです!来年度からは本学大学院でSpace Plane(スペースプレーン)の研究をする予定です。久留米工大は先生との距離が圧倒的に近くていいですね。


― いつからSAに?
先生からお声がけいただいて3年生から始めました。数学と物理は得意な方で、GPAは平均3.5付近です。大学1~2年生の時に塾講師のアルバイトをしていた経験が役に立っています。


― どんな内容を教えていますか?
今は1年生のリメディアル教育を担当することが多いですが、交通機械工学科の専門科目(電気工学や航空宇宙概論など)を教えることもあります。授業で配布されたプリントを持ってきた場合は、添削をして、やり直しまで一緒にします。今年の前期は建築・設備工学科の学生5~6人が私の担当日に合わせて頻繁に来てくれていました。たまに予約が入りますが、ほとんどは飛び入り参加です。


― SAの面白さはどんなところですか?
私は通信制高校に通っていたので独学で学んだタイプなのですが、教えている時に学生が自分の知らない解き方をすることがあって、新しい発見があります。


― 逆に、大変なこともありますか?
最近は授業ごとに来る人が増えましたが、以前、試験前にプリント5~6枚を一度に持ってきた学生がいて、なんとか駆け足で全部教えました。そうなると大変なので、分からなくなった段階で来てほしいですね。


― 読者へメッセージをお願いします。
久留米工大の学生は、高校で「微分積分」を習っていないという人が多いです。「微分積分」や「力学」は得意分野なので、苦手な方はぜひご質問ください!交通機械工学科のことで分からないことがあれば、そちらも相談にのります。


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とても気さくに話してくださった相原さん。通信制高校を卒業後、1年間の浪人を経て久留米工大に入学されたそうです。理系科目に強いだけでなく面白い経歴もお持ちですので、色々な質問や相談に乗ってくださると思います!

◆ 篠原美琴(しのはら みこと)さん  建築・設備工学科4年生 

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高校は普通科の出身。基幹教育センターで週2回(5時間)SAを務めるほか、高校卒業以来続けている塾講師のアルバイトで中高生も教えているそうです。大規模施設を扱う設計事務所に就職予定。



― 久留米工業大学に入学した理由は?
幼い頃、夏休みの課題で酸性雨や地球温暖化といった環境問題について調べて作文を書いたりしていました。また、工事現場を見て建築にも興味があったので、建築と設備が両方学べるこの学科に入学しました。大学では特に空調設備を学んでいて、将来は環境に配慮した設計に携わりたいです。


― いつからSAに?
先生からお声がけいただいて、誰かの助けになれるならと思って3年生から始めました。アルバイト先では中高生にタメ口で話していますが、ここでは同じ大学生同士なので敬語を使うように気をつけています。


― どんな内容を教えていますか?
1年生から4年生まで幅広く、数学、物理、所属学科の専門科目「構造力学」などを教えています。たまに指名が入りますが、初めて会う人と一度きりのレッスンをすることも多いですね。その人の理解度を把握するのは得意な方だと思います。以前、留学生が数学を教えてほしいと相談に来て、日本語が伝わらない中、専門用語を使わずに図やグラフを駆使して教えたことが印象に残っています。


― 基幹教育センターにはどんなイメージを持っていますか?
私もSAになるまでは接点がなくて行きづらい感じがしていたんですが、SAになってみると「もっと早く来ればよかった!」と思いました。静かで参考書が充実しているので自習に使えますし、お菓子ももらえますよ(笑)


― SAをやっていてよかったことや、その経験から得たものはありますか?
ここでたくさんの人と話して、色々な視点を知ることができました。それから、あまり授業に行っていなかった学生さんが、定期的にセンターに通ううちに授業にも行くようになって、試験で2位になったと報告してくれた時は嬉しかったです。SAを通して身についた問題解決能力(原因を見つけてどう乗り越えるか)は社会に出てからも役に立ちそうです。


― 読者へメッセージをお願いします。
基幹教育センターは絶対に来てよかったと思える場所です。他のSAや先生方も優しく教えてくれるので、一緒に楽しく勉強していきましょう!


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最初にご挨拶した時から素敵な笑顔が印象的だった篠原さん。指導経験豊富なSAさんですので、「何をどう質問したらいいかわからない」といった方は篠原さんのところへ!

◆ 大学院電子情報システム工学専攻1年 平田一翔(ひらたかずと)さん&野田悠太(のだゆうた)さん


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最後は、同じ研究室に所属するベテランSAさんたちの登場です!


― 久留米工業大学に入学した理由は?

(平田さん)高2からコロナが始まって、勉強が思うようにいかず半ば諦め気味な学生生活を送っていました。それでも第一志望の大学を受けようと準備をしていたのですが、(現在の共通テストに)試験内容が大幅に変わってしまって得点が取れず、進学先を変更せざるを得なくなりました。地元の久留米で通える大学ということで、久留米工大に入学しました。今は、奨学金をもらいながら大学院でAIや3Dモデルの研究をしています。例えば、キュウリの品質評価をする際、曲がったキュウリでも一方面から見るとまっすぐ見えてしまいますよね。それを3Dにすれば正しく評価できるのではないか、といった研究です。


(野田さん)私は附属の祐誠高校(情報技術科)出身なのですが、成績優秀者に給付される奨学金をもらえることになったので進学しました。実は高校受験の時に悔しい思いをしていて、そこから勉強を頑張って、大学では最大4年間の授業料全額給付を受給することができました。大学院ではAIを使って特別支援学校の生徒のために就労支援システムの開発研究をしています。姿勢や言葉遣いが適切かの判断や改善への助言などを行います。


― お二人とも苦い経験を糧に努力されたのですね!いつからSAに?

(野田さん)二人一緒に先生方からお誘いをいただいて、学部3年生の時からです。私自身、高校で数3Cを習わなかったので、1年生の時は基幹教育センターに週2~3回来て数学と物理を教えてもらっていました。大学入学以降、アルバイトはこのSA一筋です。


(平田さん)今は週2~3回SAを担当しています。大学2年生の時、野田くんとたまたま授業が一緒で、終わった人から帰れるという状況の時にお互い終わるのが早くて、「なんかすごい人いるな」という印象でした(笑)そこから分からない時に聞き合う仲になった感じです。


― どんな内容を教えていますか?

(平田さん)情報関係の専門科目は私たちで対応しています。基礎科目については、授業で出された課題を基幹教育センターで添削してもらうという流れが出来てきたので、週1回定期的に来る学生が増えました。


(野田さん)二人で一緒に教える時は、手分けして効率よくやっています。平田くんは数学が得意で計算方法の説明が上手です!


(平田さん)野田くんは洞察力が鋭くて、すぐに学生の得意不得意や理解度を把握して教えているのがすごいなと思います。


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― SAをしていて大変なことはありますか?

(平田さん)以前、プログラミングの授業が分からないという学生が来た時に、専門用語の解説からする必要があって大変でした。SAは答えを教えるのではなく、答えを導き出すまでの流れを教えるのが役目なので、そこが難しいところです。ただ、SAの仕事は自分が忘れている解き方や考え方を思い出す作業にもなるので、すごく学びの場になっています。


― 3年教えていても忘れるんですか?

(お二人)忘れます!!


(平田さん)何回も教えているけど解き方はたくさんあるので、面白いです。効率的な求め方は自分の研究にも繋がるかもしれません。SAは色々な視点で物事を見れるようになるので、この経験は研究や仕事でもきっと役に立つと思います。


(野田さん)私は暗記してしまうタイプですが、SAとしては解き方を教えないといけないので、学生が理解してくれるまでやりますし、そこに楽しさを感じています。SAも教え教わることがあります。「ここまで分かったので次を教えてください」「ここまで分かったみたいだから、次はここまで教えよう」といったことは、社会に出てからも活かせる部分だと思います。


― まだ基幹教育センターを利用したことがない皆さんへメッセージをお願いします。

(平田さん)私は大学1年までコロナ禍で苦労して、最初の頃はこのセンターの存在も知らなかったので分からない時は自分で調べるしかなかったのですが、知っていたら学校生活や勉強がもっと楽になっただろうなと思います。皆さんも不安や大変なことがあると思いますが、勉強に限らず就活やバイトなど何でもいいのでぜひ質問や相談に来てください。


(野田さん)ここは先生や先輩との距離が近く丁寧に一から教えてもらえますで、ぜひ活用してください。



― さすが大学院生、難しい質問に対しても内容の濃い回答が返ってきました。辛い経験を乗り越えてこられた頼もしい先輩方がいらっしゃいますので、ぜひ小さなことでも相談してみてください!


基幹教育センターのサポート内容や先生方のご紹介、利用方法などについてはこちらの記事をご覧ください▼
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(発信元:基幹教育センター、事業戦略課)

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