久留米工業大学
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2021.09.29公益財団法人大畑財団の研究助成費獲得!
本学建築・設備工学科の松本 豊准教授が、公益財団法人大畑財団が公募した「鉄」の利用技術に関する研究および技術開発分野を対象とした研究費助成に、「長方形断面を対象としたコンクリート充填鋼管材の相互作用効果に関する技術開発」を研究テーマとして申請し、助成対象研究として採択されました。
研究助成期間:2021年10月1日から2022年9月30日
助成金額:150万円
【研究概要】
近年、コンクリート充填鋼管構造は、超高層建築物の柱材や耐震補強ブレース等として、広く用いられています。
それらに多く使用される断面形状は、正方形・円形断面ですが、長方形断面を用いれば、短辺方向と長辺方向で強度および剛性を大きく変えることができるなど、構造特性が方向により異なる構造物において、より合理的な設計が可能となります。
しかし、現在の設計基準書には、長方形設計法は明示されていないため、本研究ではより優れた強度を加えた上に合理的な設計法が可能となる「長方形断面の相互作用効果推定強度式」を提案することを目的としています。
また、持続可能な開発目標(SDGs)の「ゴール7:エネルギーをみんなにそしてグリーンに」、「ゴール11:住み続けられるまちづくり」、「ゴール13:気候変動に具体的な対策を」の達成も目標にしています。
【共同研究者】
建築・設備工学科 上原 修一 教授
機械システム工学科 澁谷 秀雄 教授
ものづくりセンター 野口 聡仁 技術職員