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2016.04.08

祝 ご入学おめでとうございます!

 平成28年度の入学式が、4月6日(水)、本学体育館において、執り行われ工学部・大学院合計342名の新入生を迎えました。

 式においては、新入生が今泉学長の式辞を受け、代表として交通機械工学科の松田理園さんが新入生総代宣誓を行い学友会総務委員長の丸林明生さんが新入生歓迎の辞を述べました。また、吉武理事長及び、梅野後援会会長からのお祝いの挨拶がありました。

 

 桜の咲き誇る中、新入生にとって、大学生活のスタートを飾る素晴らしい日となったことと思います。保護者の皆様も大勢参加して頂き、活気ある雰囲気につつまれていました。

 教職員一同、充実したキャンパスライフを送れるようサポートしていきます。

 

【入学式 学長式辞】

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。新しく久留米工業大学の一員となられた皆さんを私たちは心から歓迎いたします。これまで育み、支え、見守ってこられたご家族ならびに関係者の皆様にも、心からお祝い申し上げます。また、お忙しい中、本席にご臨席賜りましたご来賓の皆さまに、厚く御礼申し上げます。

 

 本学は、今年開学50周年を迎える記念すべき年になります。昨年4月には50周年を記念した9階建の新棟、「テクノみらい館」が竣工しました。新棟は、学生一人ひとりの夢を実現する舞台です。最新の研究環境と最適な教育環境そしてエコロロジーを見据えた最先端の設備を備えています。新棟の高層部には、教室、演習室、実験室、ゼミ室を設け、低層部には食堂や喫茶等の学生の新しい交流空間を充実させています。さらに、就職を支援するキャリアサポートセンター、学習支援のためのラーニングコモンズ、憩いの場であるラウンジ等を配置しています。これから皆さんがこれらの空間を大いに活用して充実した学生生活を送ることを期待しています。

 

 さて、本学は建学の精神、「人間味豊かな産業人の育成」の方針の元に、この50年間産業界に多くの人材を輩出してきました。この建学の精神を具現するために「知を磨き、情を育み、意を鍛える」ことを教育の基本理念としています。つまり、「良く学ぶ」ことに加えて、「優しさを大切」にし、なお「強い心を持つこと」を求めているのです。「産業人の育成」においては、平成24年度から、「実践的なものづくりを育む大学」、「ものづくりの楽しさを伝える大学」、「就職に強い大学」を三つのビジョンとしたものづくり教育を推進しています。そのため、本学の授業カリキュラムは、基礎的ならびに応用的カリキュラムで構成しています。教育方針は、①自ら原理を理解する力の養成②しっかり考え抜く力の養成③自ら新しいアイデアを生み出す力の養成です。本年4月から「基幹教育センター」を立ち上げました。このセンターでは、初年時授業から専門課程への授業がスムーズに進むように、高校教育と大学教育のギャップ解消とコース制移行に伴う就学指導を強化します。特に、物理と数学の基礎学力の修得ができるように工夫しました。そして、小規模な大学であることを積極的に捉えた対話重視のきめ細かな教育を行います。

 

 ただ、人工知能やロボットの進化にはめざましいものがあり、時代の変化は加速化こそすれ後戻りはしないといわれています。今日のように技術や市場構造が大きく変化する時代に求められるのは変化への対応力です。新しい状況を正しく理解し、その理解に基づいて問題を解決できる能力、つまり、自分の頭で考える力です。その力を培うために、まず、教養教育で文理を問わず幅広く学問そのものを学ぶことです。専門教育では奥深く研究し、そのうえで、課外活動等で日々の課題解決の経験を積むことが有用です。皆さんは、自分が思っている以上の能力をもっています。本学で学び生活をする過程で、是非、そのことに皆さん一人ひとりが気づいて欲しいと願っています。

 

 ところで、大学は就職予備校ではありません。しかし、大学生の8割以上は就職しています。したがって、「学ぶことと働くこと」をつなぐことが、大学卒業後の長い人生をどう生きていくのか、そのために、何を学びどのような能力を身に着けていくのか等を考えることになります。企業が求めているのは、チャレンジし失敗してもそれを乗り越える骨太の精神力、失敗を恐れない果敢な挑戦、そして失敗してもチャレンジし続ける連続性のある経験です。常に自らを見つめ、自身の魅力を高めることが大切です。その緊張感が皆さんを強く育むでしょう。スポーツやサークル活動は長い人生を豊かにする一部であることを認識し、まずは、大学での勉学に励んでほしいと思います。

 

ところで、今年の夏の参議院選挙から18歳以上の投票が可能となる見込みです。つまり、皆さんは国や地方自治体のあり方について間接的に主張することができるようになります。このことは、皆さんの権利であるとともに社会人としての義務が加わったとも言えます。世界の約190ヵ国、地域のうち、ほぼ9割で選挙年齢は18歳以上です。選挙運動は認められますが、重大な選挙違反は成人と同様刑事裁判の対象となります。そのことは心に留めておいてください。大学としても、選挙のあり方について皆さんに情報を提供して参ります。

 

 最後に、皆さんがその能力を存分に発揮できるように、これまでの自分に捉われずに、自身の持っている能力を信じて、精一杯学び、最大限の力を蓄えてください。そして、四年後、本日の入学の喜びにも勝る、達成感と充足感、深い感動を味わっていただきたいと思います。これからの実り多い大学生活を心から願って、式辞とします。

 

平成28年4月6日

                                         

 

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