久留米工業大学
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2026.01.30【久留米工業大学_就職先特集】(株)中央エンジニアリング|産業機械や宇宙航空分野で数多の企業と仕事ができる「設計等請負業」の先駆け
機械分野を学んだ学生は、あらゆる分野・業界で活躍できる強みを持つ一方で、選択肢が広すぎるがゆえに仕事選びに迷ってしまったり、一般的に知られていない企業が多く、仕事内容や企業イメージを描きにくいといった声もあります。
そこで、工学部機械システム工学科では、3年生の「設計製図」の授業時間にOB/OGをお招きし、勤務先企業における機械設計業務についてご紹介いただく取り組みを行っています。
今年は12月の3週間にわたり、3社の企業の方々にお越しいただき、各社の特長や日頃の仕事内容についてお話しいただきました。
12/8(月)PACRAFT株式会社様
12/15(月)株式会社中央エンジニアリング
12/22(月)MHI NSエンジニアリング株式会社
この記事では、株式会社中央エンジニアリング様の回をレポートします。
他のレポートについてはこちらから
▷PACRAFT株式会社様
▷MHI NSエンジニアリング株式会社様
卒業生のご紹介
今回講師を務めてくださったのは、2024年3月に工学部機械システム工学科を卒業された阿邉歩香さん。
学生時代はものづくりプロジェクトに所属されていました。
会社概要
株式会社中央エンジニアリング様(https://www
同社は「産業機械系」「航空系」「宇宙系」の3分野を得意とされています。
この日は、産業機械系部署で半導体生産ライン向け装置の設計をされている阿邉さんをはじめ、長年ロケットを設計されていた元エンジニアの方(現在は採用・教育担当)や、航空機のテクニカルエンジニアの方もお越しくださいました。
▽「各分野の社員が勢揃いしていますので何でも質問してください」との有難いお言葉をいただき、大変貴重な機会となりました。
まず人事部の方より、中央エンジニアリング様の特長について、他社と比較しながらご説明いただきました。
▽設計の仕事ができる会社の比較
①メーカー
②設計請負企業
中央エンジニアリング様は、②の中でも、設計だけでなく、もっと早い段階から製造までを支援する「ものづくりパートナー企業」として独自の強みを確立されています。
▽「設計」だけでなく「解析(製品が性能的に問題ないかを判断するための検証)」や「製作」にも携わることができます。
同社の強みとして、特定の分野や自社の製品・技術に捉われず、幅広い分野のモノづくりを支えることができる点をあげ、「不況に強い安定した会社です」と仰っていました。
卒業生より
OGの阿邉さんからは、数多ある会社から希望の会社を探し出すコツや、ご自身が設計されたモノ、業務工程や使用ソフトなどについてお話しいただきました。
▽就職活動での軸
工学部機械システム工学科でソフト(制御など)、ハード(設計など)と色々なものを触った結果、私はハードの方に進みたいと思いました。
▽インターンシップの経験談
まずは気軽にインターンシップに行ってみることが大切です。弊社は人事の方の印象がよく、インターンシップ終了後の参加者へのフィードバックが20名一人一人を「ちゃんと見てくれている」と感じられる内容でした。
▽大学での学びが仕事でどう役に立っているか
今振り返って大切だったと思うことは、「機械力学」「材料力学」「ものづくり演習」「製図」「溶接」「工作機械」「グループディスカッションやディベート、プレゼン」です。
先輩社員の方より
また、入社4年目になる航空機のテクニカルエンジニアの方からも、業務内容についてご紹介があり、実体験を例にしたアドバイスをいただきました。
(抜粋)
・小牧南オフィスは愛知県営名古屋空港に近く、毎日航空機や戦闘機が飛び交っています。
・トヨタ、ソニー、JAXA、IHI、エアバス、東大発ベンチャーといったあらゆる会社・業界と取引があり、色々な仕事に関わることができ、取引先で作業をすることもあります。
・社内外の多くの人(50名近いケースも)と共に一つのものを作るので、調整ごとがとても多く、コミュニケーションが非常に大事です。
・アルバイトのルーティーンワークであっても、今やっていることはどんなことも無駄ではない、将来に繋がります。
・「仕事ができるから最前線にいる」のではなく「最前線にいるからできる仕事がある」と思い、難しそうな案件でもまずは挙手をしてチャンスを掴むよう意識しています。やっているうちにできるようになります。
Q&Aコーナー
Q.なぜメーカーではなく設計請負の会社に入ったのですか?
A.大手企業だと設計以外の業務に配属される可能性がありますが、この会社ならずっと設計の現場に携わることができるからです。
Q.ロボットと働く世界が現実になり、AIに仕事を取って代わられるのではないかという話もありますが?
A.色々な経験を積んできた人間にしかできない「相手の考えをくみ取るスキル」はAIにはできないと思っています。
Q.本学が実施した企業アンケートによると、多くの企業が新卒社員に求める能力として「コミュニケーション力」を挙げているのですが、なぜだと思われますか?
A.会わなくてもやり取りができる時代において、自分の意見を伝えられる、先ほどのAIの話でもあったように、相手の考えをくみ取るという「意思疎通」ができる人というのが求められているのではないでしょうか。弊社でも営業から仕事を引き継ぐことはありますが、8割は設計者が担当し、様々な人とやり取りをしています。
まとめ
阿邉さんが説明されている間、同僚の方々が頷いたり微笑んだりしながら聞いておられるのが印象的でした。
実際、阿邉さんによると、1年に1回行われる社長懇話会で意見を述べることができ、1ヶ月後には改善案があがってくるほど風通しがよい会社だそうです。
「コミュニケーション力が大事」と仰る通り、お人柄とプレゼン力の高さが際立つ企業様でした。
本学学生も企業の方も共通して、「自分が設計したものを実際に見てみたい、製品になるまでを見届けたい」と話されていて、こういう観点から仕事選びをするのも大切なのだと感じました。
具体的な業務内容や仕事への取組姿勢、社風といったことはネットではなかなか分かりません。
学生のみなさんはぜひこうした機会に足を運んで、それぞれの会社の雰囲気を自分の目で見て、感じてみてください。
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工学部機械システム工学科では、本記事で特集させていただいた3社をはじめ、メーカーや設計・加工業など幅広い企業への就職を実現しています。
久留米工大で、工学の知識・技術と実践力に加え本学の強みであるAI教育必修によるAI・デジタルの基礎技術と、選抜制での課題解決型AI教育プログラムでは実際の企業の課題をテーマとして工学とAIを活用して課題解決に挑んだ経験も持つ卒業生たちが、産業機械・自動車・航空宇宙・建設・IT・教育など幅広い分野で活躍しています。
▷久留米工業大学の「就職実績」と「主な就職先」
(発信元:工学部機械システム工学科/事業戦略課)


