久留米工業大学
新着情報
2026.07.27AI・ロボット技術で未来の園芸農業へ 久留米工業大学「ふくおか未来型園芸農業創出コンソーシアム」に参画
2026年6月26日(金)、福岡県庁において「ふくおか未来型園芸農業創出コンソーシアム」の協定締結式が開催され、久留米工業大学から日野学長が出席しました。
本コンソーシアムは、福岡県をはじめ産学官14団体が連携し、AI・ロボティクス・データ活用などの先端技術を活用して、園芸農業の持続的な発展と革新的技術の社会実装を目指す取り組みです。
大学からは国立の九州大学、九州工業大学と並び、私立大学では久留米工業大学のみの参画となっています。
これは、久留米工業大学のAI教育やAI研究に対する高い期待が寄せられていることが表れています。
久留米工業大学は、AI画像認識技術やロボット技術を活用したスマート農業研究の知見を生かし、本コンソーシアムのメンバーとして未来型園芸農業の実現に貢献してまいります。
久留米工業大学 日野学長は上段左から2番目
ふくおか未来型園芸農業創出コンソーシアム設立の目的―「未来型園芸農業」の実現へ
福岡県は、野菜や花き(観賞用植物)などの園芸農業が盛んな、全国有数の産地です。
本コンソーシアムでは、
•AI・ロボットによる超効率型・高付加価値生産
•環境負荷を低減するゼロカーボン農業
•世界に通用する新品種の開発
の3つを柱として、産学官が一体となって未来型園芸農業の実現を目指します。
久留米工業大学の役割と今後の取り組み
久留米工業大学では、先行して
•イチゴ生産自動化プロジェクト
•農業即戦力人材確保プロジェクト
の2つに参画します。
AI画像認識技術をイチゴ生産自動化へ
久留米工業大学AI応用研究所では、2020年の開所以来、株式会社アイナックシステムと共同で、イチゴ果実の認識や熟度判定、形状推定、茎の交差検知など、イチゴ栽培への作業ロボット導入と生産効率化に貢献するAI技術の研究に取り組んできました。
令和6年度からは、農林水産省採択事業「スマート農業技術の開発・供給」に共同研究機関として参画しています。
本事業では、1台のロボットによるイチゴと万願寺トウガラシの2種類の果実収穫を目指し、これまでイチゴ研究で培ってきた果実認識技術を万願寺トウガラシへ応用して、認識精度の向上を進めてきました。
その結果、1果実を約1秒で認識できる高速果実認識AIを実現するとともに、葉や枝に果実の一部が隠れる遮蔽環境下での認識や、果長推定のリアルタイム処理など、多くの技術的成果を蓄積しています。
今回のコンソーシアムでは、万願寺トウガラシへの応用を通してさらに高度化した果実認識技術を、再びイチゴ生産自動化へ展開します。
これまでに蓄積した知見を生かし、次世代のイチゴ収穫ロボットの実現に向けて研究開発を推進します。
▼果実認識AIモデル開発に関する記事はこちら
令和6年度農水省採択事業「スマート農業技術の開発・供給」のキックオフ会議が開催されました|久留米工業大学はAI技術を用いた果実の画像認識精度の研究を担当
地域を支える人材育成
また、「農業即戦力人材確保プロジェクト」では、地域の専門高校などと連携し、インターンシップやPBL(課題解決型学習)を通してスマート農業・ものづくり人材の育成を推進します。
高校・大学・企業が連携した実践的教育により、地域産業を支える次世代人材の育成を目指します。
AI・ロボット技術で地域農業の未来を切り拓く
久留米工業大学は、AI・ロボティクス・画像認識・データサイエンスなど、本学が培ってきた先端工学技術を生かし、福岡県の園芸農業の発展と地域産業の活性化に貢献してまいります。
さらに、本コンソーシアムで得られた研究成果を本学のAI教育へ還元し、地域課題の解決に取り組むことのできる実践的なAI・デジタル人材を育成します。
研究開発と人材育成の両面から、「未来型園芸農業」の実現と地域社会の持続的な発展を支えてまいります。
【関連リンク】
▼久留米工業大学のAI教育・AI-PBLへの取り組みはこちら
▼最先端の工学を実践的に学ぶ:久留米工業大学の学科・コース紹介
【「ふくおか未来型園芸農業創出コンソーシアム」構成団体】
・株式会社安川電機
・株式会社アイナックシステム
・株式会社アグリス
・株式会社Welzo
・株式会社西部技研
・福岡県農業協同組合中央会
・全国農業協同組合連合会福岡県本部
・福岡八女農業協同組合
・国立大学法人九州大学
・国立大学法人九州工業大学
・学校法人久留米工業大学
・農研機構九州沖縄農業研究センター
・福岡県
・福岡県教育委員会
(発信:事業戦略課)


