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令和3年度入学式を挙行しました。

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2021.04.07

令和3年度入学式を挙行しました。

 4月5日(月)に本学体育館において、令和3年度久留米工業大学入学式を挙行しました。
 本年度は、コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、午前・午後の2部制短縮で行い、工学部・大
学院合計383名の新入生を迎えることができました。
 今泉学長の新入生を迎える式辞に応え、新入生代表の中山 創允(建築・設備工学科)さんが新入生
総代宣誓を行い、大学4年間の学生生活に向けての強い決意を述べました。
 卒業までの4年間、教職員一同、新入生が充実したキャンパスライフを送れるようにサポートしてい
きます。

学長式辞

令和3年度入学式は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策上の観点から、午前の部と午後の部の
分散開催とし、参加者も新入生と教職員に限定いたしました。ご家族の皆様にご列席いただけないこ
と、誠に心苦しく、入学式の様子をご視聴いただけるようにインターネットで動画配信を行うことと
いたしました。感染拡大防止を最優先し、このような判断に至りましたことをご了承いただきますと
ともに、画面を通してではありますが、新入学を共にお祝いできましたら幸いに存じます。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。新しく久留米工業大学の一員となられた皆さんを私た
ちは心から歓迎いたします。これまで育み、支え、見守ってこられたご家族ならびに関係者の皆様に
も、心からお祝い申し上げます。今年度は学部入学生359名、大学院修士課程入学生17名、3年次編入
学生7名で、このうち外国人留学生は9名です。 
本学は「人間味豊かな産業人の育成」を建学の精神として、1966年に創立されました。教育の基本理
念を「知を磨き、情を育み、意を鍛える」にしています。深い知識に加え、豊かな情け、そして強い
意志を育むことによって「人間味豊かな産業人の育成」が行えると考えています。これまでに20,393
人が本学を巣立ち、社会の様々な分野で活躍をしておられます。今後、新入生の皆さんにも本学の根
幹を担っていただくことになります。
 さて、これからの大学生活について考えてみましょう。大学は皆さんの新たな学びの場となります。
高校までは期末試験や入学試験に備えて、教科書を覚えることが学びの中心だったのではないでしょ
うか。大学では「学んでみたい」「取り組んでみたい」という「意欲」あるいは「強い思い」こそが、
知識向上の原動力になります。皆さんは自身が意識する、しないに関わらず、日々着実に成長してい
ると言えます。これから、更に大学という場でその成長は加速するはずです。なぜなら、自分とは異
なる環境で生まれ育った人たち、自分とは違った能力や経験を持った人たちとの出会いの機会が高校
時代に比して格段に増え、加えて豊富な専門知識を有する教員との出会いが、必ずや良い刺激になる
からです。また、大学外での活動も多くなり、皆さんの周りには、一段と多様性を増した世界が広が
ります。どうか多くの友人を持って下さい。こうした環境は、間違いなく人間を成長させるからです。
しかし、忘れてはなりません。皆さんには、深く思考し、実行することに前向きであることが必要に
なります。強い思いで自ら行動しなければ果実を手にすることはできません。あっという間に、そし
てなんとなく4年間は過ぎてしまいます。大学での知的な生活、社会的な生活を積極的、能動的に行
って下さい。
 昨年度来の新型コロナウイルス感染症は、社会のあり方を大きく変えようと
しています。本学においても感染拡大抑制のため、昨年度の入学式は実施できず、大学は閉鎖、授業
は遠隔で行い、サークル活動や友人や教員との交流も
限定せざるを得ませんでした。しかし、大学はいかなる時も知的活動をおろそかにすることはありま
せん。創意工夫をして今年は新型コロナウイルス感染症拡大に注意を払いつつ、授業のほぼ7割は対
面で実施し、人との出会いの場であるサークル活動も活動基準を設けて柔軟に実施できるようにし
ています。
 一方、コロナウイルス禍の影響で教育のデジタル化が世界的に進んだと言われています。文科省は、
「AI戦略2019」で文理を問わず全ての大学生が正規課程でリテラシーレベルの数理・データサイエン
ス・AIを修得することを目標とし、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」を設け
て募集を開始し、その認定及び選定が今年の7月には行われることになっています。この申請に向け
て本学では、昨年度入学生の後期授業から「数理・データサイエンス・AI教育」を必須科目として開
講しました。講義は、AI応用研究所教育部門が担当しています。DXやAIの利用はまさに様々な分野で
導入されているのです。
あるいは、皆さんが学習の進捗に躓いた場合、本学では基幹教育センターが手助けをします。臆する
ことなく活用することを念頭に置いておくことも有効な手段です。
最後に、皆さんに伝えたいこと、これまでの自分に囚われずに、自身の持っている能力を信じて、本
学の教育が基本理念とする"知を磨き、情を育み、意を鍛え"存分に力を蓄えてください。そして、
4年後、本日の入学の喜びにも勝る充実感と達成感を手にして、深い感動を味わっていただけること
を心から願っています。
これからの大学生活が実り多いものとなることを期待して式辞とします。


令和3年4月5日
久留米工業大学 学長 今泉勝己

   

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