久留米工業大学

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2008.04.09

祝 ご入学おめでとうございます。

   平成20年度の入学式が、4月8日(火)、本学体育館において、執り行われ工学部・大学院合計250名の新入生を迎えました。
新入生は、深野学長の告辞を受け、代表して交通機械工学科の牛島優成さんが新入生総代宣誓を行い、また、学友会総務委員長の植野真美子さんが新入生歓迎の辞を述べました。
天気にも恵まれ桜の木々に囲まれながら春の雰囲気を感じつつ、大学生活のスタートを飾る素晴らしい日となりました。保護者の皆様も大勢参加してくださり、活気ある雰囲気につつまれていました。教職員一同、充実したキャンパスライフを送れるようサポートしていきます。



【学長告辞】

   春たけなわの本日、ご来賓各位並びに保護者の皆様のご臨席のもと、平成二〇年度久留米工業大学入学式を執り行い、工学部二四二名、並びに大学院修士課程八名の新入生及び編入生を新たに本学学生として迎えますことは、関係者一同の心からの喜びとするところであります。
   ここに、本学教職員及び在学生を代表いたしまして、新入生の皆さんに、心から歓迎の意を表するとともに、保護者の皆様に衷心よりお慶びを申し上げます。
   また、お忙しい中を本席にご来臨を賜り、新入生たちの学生生活のスタートを、ご祝福くださいました、ご来賓の皆様に厚くお礼を申し上げます。
   さて、本学は、建学以来四一年の間、「人間味豊かな産業人の育成」という建学の精神と、「知を磨き、情を育み、意を鍛える」、すなわち「知・情・意」のバランスのとれた人材の育成を、教育の理念として、若人の工学技術教育と、全人教育に力を注いで来ました。
この「知・情・意」の「教育理念」は、皆さんは初めて聞く言葉でしょうし、本学在学中にぜひ体得していただきたい、大切なものですから、少し説明を加えておきます。
   まず、「知・情・意」の「知」とは、授業において修得される「知識」であり、「理論」であり、「技術」や「教養」などを指すものであり、本学の教育を通して「知」を磨くわけです。
次の「情」は、授業における教員との密接なコミュニケーションや、社会との関わりの中から育まれる「人間愛」であり、「情感」や「感性」などを意味します。
   アメリカの超一流の大学であるハーバード大学の教授は、「教員と学生の魂が共鳴すること」 これが教育であると言っておられます。
   最後に、「意」は「心・気持ち・精神力」であり、「強靭な意志力」と「逞しい精神力」を意味しています。
これら「知・情・意」の三つをバランスよく在学中に体得して、人間重視の上級技術者に成長していただきたいと思います。
われわれ教員は、「愛の教育」でもって、その成長を手助けいたします。
さて、本学は開学以来、常に時代に即応して教育の改善と組織の改革を行ってまいりました。近年では、まず「教育創造工学科」を新設しております。中学や高校での「理数離れ」は学術会議でも取り上げられる大問題ですが、この傾向を解消するためには、幅広い工学の基礎の上に「豊かな創造力と応用力」を持つ先生が、楽しく、解り易い理科や数学の授業をする必要があると考えます。
   この教育創造工学科は、そのような先生を育成することを目指して設置されたものであります。本日の入学生にはその第二期生が出席されておられます。皆さんには教育創造工学科の、良い歴史を作られるように、大いに期待しております。
もう一つの最近の改革は、北部九州自動車生産一五〇万台計画に呼応して、大学院の修士課程に、国内で初めて「自動車システム工学専攻」を設置したことです。
   この専攻科では、学部に引き続き、自動車及び自動車関連企業の研究・開発・設計や生産技術に対応できる技術者を育成いたします。
また、一級自動車整備士の養成課程も設置し、国内最高の自動車整備士の資格が得られるようにしています。
その他の学科でもその内容は大幅に改善されており、皆さんの勉学意欲を満足すべく最新鋭の設備、施設などを新設しております。
また、各学科の講義では、その中に実験、実習、演習も取り入れた魅力ある教育がなされます。
   このような教育環境の中で、皆さんは、知識や理解力、協調性や倫理観、創造的思考力及び語学力などの、学生に必要な「学士力」を身に付けます。そのために一人ひとりが、能力的にも、精神的にも、さらには体力的にも逞しく成長するように、先生方は誠意をもって教育していかれます。皆さんは、これに応えていただくとともに、遠慮しないで、先生方に進んでコンタクトされるようにお願いいたします。先生方はそれに対して丁寧に対応されます。
皆さんが、これから本学で受ける教育は、受身や強制される勉強であってはなりません。
   今皆さん方に要求されている能力は「リーダーシップ」であります。今までにはなかった自由さと自主性に富む大学生活から「リーダー」としての資質を身に付けていくようにして下さい。
私は、テレビ放送でソニー会長の出井伸之氏が、若者からの質問に答えるという番組をみました。その時の一つの質問に「社長になるには、どうしたらよいでしょうか」という質問がありました。これに対して出井氏は、「それは、情熱を燃やせるものが見つかって、最後までそれに情熱を燃やし続けられるかどうかです。」と短く答えられました。
皆さん、皆さんもできるだけ早く、情熱を燃やせるものを見つけてください。それが、勉強であっても、皆さんを惹きつけるような何かであっても、それに打ち込む情熱を持って下さい。情熱は何かを達成しようとするときの、強力な推進力となりますから、情熱を失わなければ、望みは実現できるでしょう。
   大学の四年間は、あっという間に終わります。人生のうちの、ほんのひととき、と言えるかもしれません。その間に、どれだけのものを身に付けるか、これは皆さんのやり方しだいです。そのようにして得たものは皆さんの宝であり、将来を助けてくれるものです。友達や教職員との絆を大切にして、大いに活躍されることを願っています。
終わりに、保護者の皆様方に、私ども教職員は新入生の皆さんの教育に、できる限りの力を尽くす覚悟であることをお約束するとともに、教育に万全を期すために、ご家庭と大学の緊密な連携をとります。
どうぞ大学への積極的なご支援をお願い申し上げ、告辞といたします。

          平成二〇年四月八日
                    久留米工業大学長 深野 徹

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