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2010.03.18

平成21年度学位記授与式が挙行されました

 3月18日(木)、本学体育館において、平成21年度の学位記授与式が挙行されました。本年度の卒業生総勢245名は尾崎学長の告辞を受けて、卒業生・修了生を代表し、建築・設備工学科の厨 大記さんが代表答辞を述べました。
また、学業優秀賞のほか、課外活動や社会的に顕著な成績を収めた特別賞として、理事長賞・学長賞が授与されました。さらに、卒業生からの記念品の贈呈があり、久留米工業大学の学園歌を出席者一同で斉唱し、久留米工業大学との絆をさらに深めて、本式典は終了しました。
 最後になりましたが、このたび卒業されました本学学生に対してお祝いを申し上げるとともに、今後のさらなる活躍を祈念します。

【学長告辞】  
 本日ここに、ご来賓各位並びに保護者の皆様のご臨席のもと、久留米工業大学平成21年度学位記授与式を執り行い、学部卒業生、大学院修士課程修了者をそれぞれの道に送りだすことが出来ますことは、本学教職員一同の心から喜びとするところであります。
 ご多忙の中をご来臨下さり、卒業生、修了生達の門出を祝福、激励賜りましたご来賓の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、ご臨席の保護者の皆様に心からお慶びを申し上げます。
 卒業生、修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さん方の多くは、本学での勉学を終え、実社会へ巣立つと言う人生の大切な節目を迎え、それぞれ決意を新たにされていることと思います。
 さて、昨年は若田光一さんが、日本人で始めて宇宙ステーションに長期間滞在し、立派に使命を果たすと言う誇らしいことがありました。また、スポーツの分野では、原監督率いるサムライJAPANが世界制覇したこと、先月開催されたバンクーバー冬季オリンピックで、多くの若者が活躍したことなど明るい話題がありました。しかし、一時は景気回復の兆しがあると言われた時期や、エコカーブームが到来した時期もありましたが、一昨年来続いている経済不況に加え、自動車の大規模リコール問題が起こるなどもあり、現在は深刻な雇用問題に直面しています。それに加え、地球温暖化に対応すべき環境サミットも不調に終わるなど、先行き不透明な状況です。
 皆さんは、このように極めて厳しい経済、社会状況の中に、門出をすることになります。しかし、このような時こそ、厳しい苦難に耐えながら、何とかしてこの苦しい状況を乗り越えるのだと言う強い気持ちを持ち続け、前向きに日々絶え間ない努力を積み重ねて下さい。努力と言うことについては、様々な人が様々なことを語っています。「努力をし、苦しんだ分だけ、必ず報われる」とは、多くの功成り、名を遂げた人々が語っています。しかしながら、世の中はすべての人にとって、公平で、平等であると言う訳ではありません。「努力したからと言って、必ずしも報われるとは限らない」が現実であるかも知れません。しかし、「努力しなければ何も起こらない、何も変わらない」こともまた事実です。一日一日をどう過ごすかの積み重ねが、十年後、二十年後の自分を作るのです。まずは、謙虚に、仕事ができると言うことに感謝の気持ちを持って、誠実に仕事に取り組んで下さい。これから皆さんが進む道は、それぞれ異なりますが、自分に与えられた仕事に全力で取り組み、その仕事に生きがいを感じ、その仕事が楽しいと思えるようになって欲しいと思います。そのためには、日頃から、自ら考え、自ら行動することを心がけて下さい。社会の変化、技術の進歩に対応するためには、新しい知識を吸収し、学び取ること、周りの人々と良い人間関係を築き上げることが必要です。情報化時代の今、溢れるように流れてくる情報を受身で受け取るのではなく、自分から積極的に必要な正しい情報を掴み取りに行くことが求められます。専門以外の幅広い分野にも興味を持ち、人々との出会いを大切にし、自らの体験を糧としながら、人間力を磨き、本学の建学理念である 知・情・意を備えた「人間味豊かな産業人」を目指し、これからの人生を一歩一歩着実に歩いて行かれることを願ってやみません。どうか、ご卒業後も折に触れ母校を訪ねて頂き、教職員や後輩達にご自身のご活躍ぶりなどをご披露下さい。また、お困りの時はご相談下さい。私共は、卒業生の皆さんをいつでも喜んでお迎え致します。
 最後に、皆さんが、本日めでたく卒業の日を迎えられたのは、皆さん自身の努力の賜物ではありますが、これまで皆さんを見守り支えてこられた周りの多くの方々のお力によるものでもあることを思い、感謝の気持ちを忘れずに、それぞれの分野で元気に活躍されるよう祈って告示とします。

 平成22年3月18日

                        久留米工業大学

                        学長 尾崎 龍夫

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