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【レポート】令和7年度 地域連携事業「社長のかばん持ち体験」報告会を実施しました|地元中小企業と久留米工大生を繋ぐインターンシップ

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2025.12.02

【レポート】令和7年度 地域連携事業「社長のかばん持ち体験」報告会を実施しました|地元中小企業と久留米工大生を繋ぐインターンシップ

久留米工業大学社長のかばん持ち体験.jpg

令和7年度 地域連携事業
「社長のかばん持ち体験」を実施しました
― 地域企業の"経営の現場"で学ぶ2日間 ―


久留米工業大学では、筑後信用金庫と本学が平成29年に締結した包括連携協定に基づき、令和7年度も地域連携事業「社長のかばん持ち体験~社長についてまわる2日間~」を実施しました。
筑後地域の中小企業の経営者に2日間同行し、働くことの意義やリーダーシップを"現場で"学ぶ本事業は、今年で7回目となります。

5名の学生が、筑後地域5社で「社長の一日」に同行

本年度は、工学部の学生5名が参加することになり、8月には事前準備研修を実施し、ビジネスマナーや社会人としての心構え、経営者から学ぶ際のポイントを学習し、企業訪問に向けた基礎を固めました。

参加学生とインターン先の企業様は以下のとおりです▽

1.実家が文房具の卸を生業にしている入江 琉綸さん(教育創造工学科3年)
→ガス会社をベースに多角経営を展開されている『渡辺プロパンガス株式会社』様へ

2.学生フォーミュラにも参加する車好きの川崎 竜誠さん(交通機械工学科1年)
→ 高度な技術でタイヤ金型を作る『株式会社木原ハイテック』様へ

3.農業や有機栽培に興味がある安田 隆樹さん(情報ネットワーク工学科1年)
→ICT活用や人材育成に力を入れ、将来は海外展開も見据える『株式会社カラーリングファーム』様へ 

4.DIYやプログラミングなどのものづくりが好きな隠塚 翔栄さん(情報ネットワーク工学科2年)
→装飾品というものづくりの世界で常に新しいものを試みる『クワトロデザイン株式会社』様へ 

5.将来のために建築設計の現場を見てみたい松田 大和さん(建築・設備工学科2年)
→土石流被害を受けた地元の復興祭にも尽力されている『原建設建材株式会社』様へ




筑後地域にある上記の企業5社において、学生一人ひとりが2日間の「社長のかばん持ち」を体験しました。


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社長に終日同行し、社内会議や取引先との打ち合わせ、現場視察、社員とのコミュニケーションなどに触れることで、企業経営のリアルな意思決定の場面を間近に見る貴重な機会となりました。

■ 報告会で見えた"経営者の背中"からの学び

9月には体験内容を振り返るプレゼンテーション研修、1021日には発表練習会を実施し、学びを自分の言葉で伝えられるよう準備を重ねました。


1028日(火)には、ラーニングコモンズにて「第7回 社長のかばん持ち体験」報告会を開催しました。
受入企業の経営者や関係者など約40名が参加される中、学生5名がそれぞれの気づきと今後の目標を堂々と発表しました。


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学生からは、次のような声が上がりました。
「社員を大切にし、地域に貢献する姿勢が信頼を生むと学んだ」
「挑戦を恐れず、人を大切にする経営こそが会社を支えていると感じた」


経営者の言葉や行動の背景にある「覚悟」や「価値観」に触れたことが、学生にとって大きな学びとなったことがうかがえます。


学生を代表して最後に入江さんが
「この体験を通して、働くことの意味を自分の言葉で語れるようになった。今後の進路選択にも活かしたい」
と謝辞を述べ、会場からは温かい拍手が送られました。




学生たちが本インターンで体験したこと、感じたことなどをまとめた報告書がありますので、是非ご覧ください▽
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令和7年度久留米工業大学学生研修報告書.pdf

■ 毎年恒例のラジオ生出演で、学びを地域へ発信

本事業では、学内での報告にとどまらず、地域メディアを通じた情報発信にも毎年取り組んでいます。
令和71125日(火)には、地域FM局ドリームスエフエム放送のラジオ番組に、参加学生のうち入江さん、川崎さん、隠塚さんの3名が生出演しました。


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番組では、「社長のかばん持ち体験」に参加した理由や、印象に残った社長の言葉、将来のキャリアについて感じたことなどを紹介し、学生の視点から地域企業の魅力や学びの成果を発信しました。

ラジオ出演は、学生にとって学びを社会に向けて言語化する機会であると同時に、本学のキャリア教育や地域連携の取り組みを広く知っていただく場にもなっています。

■ 今後に向けて

令和7年度の「社長のかばん持ち体験」では、事前研修による基礎力の習得、経営者同行による実務体験、学内報告会での成果発表、毎年継続しているラジオ出演による情報発信という一連のプロセスを通して、学生が主体的にキャリアを考える機会を提供することができました。

久留米工業大学では今後も、筑後信用金庫をはじめ地域企業と連携し、実践的な学びを通じて、学生一人ひとりが自らのキャリアを主体的に描けるよう支援してまいります。



▽参考

昨年の「社長のかばん持ち体験」報告会の様子

工学部の就職実績

就職支援

学生が多数出演!ラジオ「ドリームスFM」が久留米工業大学で公開生放送を行いました!|進化した久留米工大の「今」に驚きの声


(発信元:就職課)

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