久留米工業大学
新着情報
2019.06.11建築・設備工学科主催の講演会を開催しました
2019年6月7日(金)100号館にて、建築・設備工学科の主催で「まちを活性化させる遊休不動産のリノベーション」と題した講演会を開催しました。
講師の吉原勝己氏(吉原住宅有限会社/株式会社スペースRデザイン・代表取締役)から「縮小時代のまちの人のためのビルのあり方」と題し、築年数の経ったビルやマンションをリノベーションやコミュニティの醸成を通して再生し、まちの価値を上げていくという理論と実践についてのお話しを聞くことができました。老朽ビルの再生は、空き家やコミュニティの崩壊、衰退都市といった社会問題に関わる活動であり、まちを変えていくためには重要で有効な方法であるという視点は、現在の社会の状況について関心を持ちながら建築について学ぶよう励ますものでした。
また、後半では稲益祐太特任講師と本学科3年生のヤプトラー・ブライアンさんによる、団地の空き部屋活用に関する提案「住民とまちのための団地空き部屋活用」のプレゼンテーションがありました。住民だけでなく、地域の人にとってもよりよい生活のためになるような様々な活用案の提案でした。吉原氏からはとてもよく考えられたハイレベルの提案であったとのコメントをいただき、多くの学生にとって良い刺激となりました。
普段は建物を新しく建てることについて学んでいる学生にとっては新たな知見を得る機会であり、多くの参加学生が熱心にメモを取りながら聞き入っていました。