久留米工業大学

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国交省 九州技術事務所を視察|久留米工業大学が新設する「都市デザインコース」との連携強化を推進へ

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2026.07.17

国交省 九州技術事務所を視察|久留米工業大学が新設する「都市デザインコース」との連携強化を推進へ

2027年4月、久留米工業大学は工学部建築・設備工学科に「都市デザインコース」を新設します。

災害に強く、安全・安心なまちづくりを担う人材の育成を目指します。

この「都市デザインコース」では、国土交通省九州地方整備局久留米市との連携を通じて、また、久留米市や地域のフィールドワーク等で実践的に学び、測量士補二級土木施工管理技士などの資格取得を目指すことができます。

また、機械システム工学科や交通機械工学科でも、既存の学びに「デザイン思考」を取り入れた新しい学びにリニューアルします。

新コースパンフ26.07.pdf


新コースパンフ(横並).jpg


【2027年度】久留米工業大学はコースを新設・再編。「つくる」工学から「デザイン」する工学へ。


こうした教育の実現に向け、久留米工業大学は2026年6月3日(水)、日野伸一学長をはじめとする教職員16名で、福岡県久留米市にある国土交通省九州地方整備局 九州技術事務所九州防災・火山技術センター)を視察しました。

九州技術事務所は、「防災技術力の充実強化」「建設技術の生産性の向上」「人材育成の推進」を3つの柱として、道路や河川などのインフラ整備や地域の安全・安心を技術面から支える拠点です。

今回の視察は、久留米工業大学が強みとする機械システム建築・設備AI・デジタルを、実際のインフラ管理にどのように活かせるか、また今後の学生教育へどのように繋げていくかを探ることを目的に実施されました。
当日はさまざまな最新技術を見学したほか、互いの知見についての交換も行われました。



国土交通省九州地方整備局 九州技術事務所(九州防災・火山技術センター)


視察では、道路や橋などの社会インフラを支える最新技術が紹介され、久留米工業大学の教育・研究にもつながる多くの学びを得ました。

■「仮想フェンス」で働く自動芝刈りロボット

約35度の斜面まで登坂可能で、1日に最大3,500平方メートルの範囲を自動で芝を刈ることができるロボットです。
このロボットの最大の特徴は、GPSと専用アプリケーションを使って作業エリア仮想的に設定・管理できるため、物理的なワイヤーで囲う必要がありません。

もともとは芝刈り用なので「背が高すぎる草は苦手」という一面もありますが、導入現場では常に綺麗な状態が保たれるなど、人手不足を補う大きな力になっています

九州技術事務所の敷地内でGPSを使い自動で傾斜の芝を刈る芝刈りロボット

■重機に後付け出来る遠隔操作システム

既存バックホウ油圧ショベル)などの重機を、そのまま遠隔操作仕様に変えられる画期的なシステムも紹介されました。

市販のアタッチメントを重機に取り付けるだけで、離れた場所からの安全な操作が可能になります。

宮崎県日南市災害現場では、現地のバックホウにこのシステムを装着して実際に作業が行われました。青い箱(通信ユニット等)とアンテナをワゴン車で現地に運び、約1時間という短時間で設営が完了する機動性の高さが強みです。

一方で、現状のシステムにはカメラが搭載されていないため、目視できる範囲操作可能な距離:約150m)に限られる点が今後の課題として挙げられました。


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■25mプールを5分で空にする排水パワー

水害時に活躍する「排水ポンプ車」は、毎分60~80トンの排水能力を誇ります。

強力な車両なら、25mプールをわずか5~15分で空にできる計算です。

水害時に活躍する国土交通省九州地方整備局の高性能な排水ポンプ車

■音で健康診断!橋の点検体験

90年以上前に造られた本物の橋の一部(寿橋)を移設した施設で、ハンマーでコンクリートを叩き音の違い」から内部の空洞(浮き)を探し出す検査を体験しました。

15mmや25mmといった浅い深さの空洞は音の違いが比較的明瞭ですが、35mmの深さになると健全な部分との音の差が判然としにくくなり、発見が非常に難しくなるという、熟練の技が必要な世界を実習を通じて学びました。




久留米工業大学の視察団が寿橋の移設施設でハンマーを使い打音検査を体験する様子

■VR(仮想現実)で安全に点検

インフラの維持管理や設計において、最新のデジタル技術を活かす取り組みが紹介されました。

専用ゴーグルを装着し、普段は立ち入れない橋の裏側やトンネル内部を仮想空間で点検するVR体験も行われました。

また、宮崎県の災害現場実際使用された重機の操作シミュレーションや、ドローンで撮影したデータをもとに画面の中を自由に移動する体験も行われました。

この技術は、河川事業などにおける完成後のイメージを地域住民の方々に分かりやすく伝えるための「合意形成ツール」としても高く評価されており、まさに本学が目指すAI・デジタル技術の社会実装の最前線です。


VR・AR技術を活用した仮想空間での橋梁点検シミュレーションの画面(久留米工業大学の視察の様子)

「地域の利点を教育に活かしたい」日野学長の展望

国交省視察01.jpg


視察を終え、日野学長は次のように今後の期待を語りました。

「大学が持つ専門的な技術シーズを、国土交通省のインフラ管理の現場どのように活かせるかを探る良いきっかけとなりました。

九州の技術拠点であるこの施設が久留米市にあることは、本学の学生にとって大きな利点です。

今後は授業の一環として学生を積極的に受け入れて頂き、大学と九州地方整備局が互いに貢献し合える協力関係を築いていきたいと考えています」


久留米工業大学では、今回の視察で得た知見や最新技術を、今後の教育活動に活かしていきます。


2027年に新設する「都市デザインコース」について▽
【2027年度】久留米工業大学はコースを新設・再編。「つくる」工学から「デザイン」する工学へ。


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(発信元:事業戦略課)

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