久留米工業大学
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2025.12.25【開催報告】3大学連携による「広域総合大学化」事業キックオフ 会議を開催 ー 体系的な推進体制(委員会・部会)が正式に始動 -
2025年12月22日(月)、純真学園大学(福岡県福岡市)の「MLC2階 さくらホール」において、久留米工業大学(福岡県久留米市)、純真学園大学、九州大谷短期大学(福岡県筑後市)の3大学による『小規模大学・短期大学の連携による「広域総合大学化」事業』のキックオフ会議が開催されました。

本会議には、3学長をはじめ、久留米工業大学より教職員15名、純真学園大学より12名、九州大谷短期大学より11名の総勢41名が参集しました。
2025年7月の包括的連携協定締結を経て、いよいよ実務レベルでの体系的な実行組織が本格始動する重要な節目となります。
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■ 3学長による決意表明:2040年を見据えた「共創」の誓い
冒頭の挨拶では、3大学の学長から本事業にかける強い決意が語られました。
□久留米工業大学 日野伸一学長
18歳人口が激減する2040年の危機的状況に触れ、「単独での課題解決は厳しいが、『3本の矢』として力を合わせ、地域社会の期待に応える経営改革を断行する」と、連携による突破力を強調されました。
□九州大谷短期大学 吉元信暁学長
「一大学だけで考えるのは限界。これまでの経営文化を変え、お互いに助け合い、相談しながら福岡で学生を育てていく」と、開かれた交流への期待を述べられました。
□純真学園大学 福田庸之助学長
「異なる強みを持つ3大学が、新しい時代に対し『スタートアップの気持ち』で世の中に役立つことを目指す。何よりも学生を真ん中にした建設的なプランを推進したい」と、学生第一のビジョンを掲げられました。
■ 体系的な推進体制(委員会・部会)の構築

本会議では、実務を牽引する「連携事業推進委員会」およびその下の4つの専門部会が正式に発足しました。
各部会では、久留米工業大学(技:AI・工学)、純真学園大学(医:医療・ヘルスケア)、九州大谷短期大学(心:人間学・倫理)の専門性を融合させた教育プログラムの開発や、事務・経営の効率化に向けた具体的なタスクが共有されました。



部会毎の意見交換の後、全体での質疑応答が行われました。
■高度な教育リソースを視察
会議に先立ち、純真学園大学内の最新医療設備(人工心肺装置(ECMO)やCT装置、高度看護シミュレーターなど)や教育施設等を視察しました。
■ 以前のSD研修会実績と今後の展望
3大学間では今回の本格始動に先立ち、既に「3大学共同のNotebookLM(生成系AI)SD研修会」を開催するなど、実効性のある協力実績を積み重ねています。
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会議終了後には、会場を西鉄大橋駅近くの居酒屋に移して懇親会が開催されました。
3学長も揃って参加し、3大学の教職員と共に大学の垣根を越えて親睦を深めました。
こうした対面での対話は、本事業が重視する教職員の働きがい向上(ウェルビーイング)や、円滑な実務連携を支える確かな礎となります。
今後は、2026年度より共同事務機能の試行や連携科目の開講を開始し、2027年度の本格稼働を目指して共創を加速させてまいります。
(発信元:事業戦略課)


