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【告知】12/13(土)久工大生が設計した健康管理アプリをフクオカワンビルで体験!AI応用研と久留米大が共同開発

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2025.12.12

【告知】12/13(土)久工大生が設計した健康管理アプリをフクオカワンビルで体験!AI応用研と久留米大が共同開発


12月13日(土)にフクオカワンビル(福岡市天神)で開催される「こころとからだの未来フェス」に、本学の学生2名が登場します!


久留米大学が主催するこのイベントでは、「食と運動で未来を変える!ウェルビーイング公開講座」と題して、プロアスリート・専門家が「夢を叶える栄養と運動」について語ります。

さらに、久留米工業大学AI応用研究所と久留米大学が共同開発した健康管理に役立つ「DIIアプリ」の体験コーナーにて、開発に携わった工学部情報ネットワーク工学科の稲富 貴之さんと機械システム工学科の空 一心さんが登壇し、これまでの経緯などをお話しする予定です。


■ DIIアプリとは?

DII(食事炎症性指数)は、食事が体内の炎症に与える影響を数値化する指標です。

糖尿病・がん・認知症などの慢性疾患と炎症の関係が注目され、DIIを活用した栄養管理が重要視されています。

しかしながら、DIIは一般に知られておらず、計算も複雑で活用が進んでいません。

そこで、久留米工業大学と久留米大学医学部が協力し、患者さん自身が簡単にDIIを確認できるアプリを考えました。

食物摂取頻度アンケートや栄養素換算を行うこのアプリでは、以下のような効果が期待できます。

・患者さん自身がDIIスコアを可視化し、行動変容する
・栄養士や看護師の問診の負担軽減(時間短縮)になる
・栄養素の過不足把握ができる



病気を予防するだけでなく医療従事者の業務改善にも貢献するこのアプリは、まさに「ウェルビーイング(人々が心身ともに幸福な状態)」を体現するものとしてとてもいい事例といえます。



(参考)久留米工業大学情報ネットワーク工学科は令和8年度からコースを改編
本学の強みであるAIとウェルビーイングを融合した新コースが誕生します!
詳しくはこちら⇒https://www.kurume-it.ac.jp/news/post_20200421.html 


■ DIIアプリの開発は今年度のPBLでも取り組まれました

DIIアプリの開発は、稲富さんの卒業研究における基本設計に基づいて、今年度のPBL(学生たちが工学とAIの専門性を活かして地域課題の解決に挑戦する教育プログラム)のテーマの一つにもなっていました。


▽発表会の様子
久留米工業大学.png

▽研究成果をまとめたポスター
6_golDiiratio_ポスター.jpg


(参考)

全国的に高い評価を獲得している本学のPBLについてはこちらをご覧ください▽
令和7年度PBL成果発表会レポート


稲富さんの卒業研究の内容を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください▽
A-19_食事性炎症指数(DII)に基づく生成AIを使った栄養指導支援システム開発(小田研).pdf


■今の自分の健康状態は?3段階の診断結果で気軽に見直せる食習慣

当日イベントに足を運べない方のために、稲富さんに少しアプリの紹介をしていただきました。


(以下、稲富さん)

久留米大学病院から栄養素などに関するデータをいただいてアプリを開発しました。
アンケート形式になっていて、どんなものをどのくらいの頻度・量で摂取したかを回答すると、最後にDIIスコアが表示されます。


久留米工業大学.png


診断結果はスコアに応じて3段階に分けられます。

1.スコアがマイナス→「抗炎症傾向」

2.スコアが平均値→「中間レベル」

3.スコアが高め(通常は4くらいが上限)→「炎症傾向」


久留米工業大学.png



実際に久留米工業大学の学生157名を対象にアンケートを行った結果がこちらです↓↓



output.png

平均スコアは2.84、3段階評価では最も炎症傾向が高いスコアとなりました。



― それは注意しないといけませんね!本学には全国大会にも出場した硬式野球部がありますし、一人暮らしの学生もたくさんいると思うので、こうやって自分の健康状態を気軽にチェックできるのはとても役に立ちそうですね。「今日はこれを食べようかな」なんて食事を選ぶ基準も変わりそうです。



稲富さん、ありがとうございました!
開発には他に2名の学生も関わったとのことで、後日改めて一緒にお話を伺う予定です。そちらもどうぞお楽しみに。


■ イベント概要

▼イベント名
久留米大学 学術研究推進プロジェクト企画
Inner Calm Fukuoka 2025
「こころとからだの未来フェス」

▼日時
2025年12月13日(土)
14:00~16:30(13:30 開場)

▼場所
ONE FUKUOKA BLDG.
6階 テラスホールAB
(福岡県福岡市中央区天神1丁目11-1)

▼主催
久留米大学

▼後援
福岡県教育委員会
福岡県医師会
久留米市
久留米医師会
西日本新聞社
毎日新聞社
朝日新聞社

▼参加費
参加費:無料 ご家族みなさんでお越しください!
当日参加も可能です。
定員:250名

▼イベントスケジュール
14:00~ 開会

≪ショートレクチャー≫ 
14:15~
①Inner Calmを目指す未来の医療

14:30~
②DIIアプリを使って食事炎症性を知ろう
 ―アプリ体験&栄養相談 ←本学学生が登壇します!

≪トーク&エクササイズセッション≫
15:00~
③スポーツ選手の栄養の工夫を大解剖!
④トップアスリートから学ぶ運動の基本
 (元ソフトバンクホークスの攝津投手などがゲストです)


詳細は久留米大学のウェブサイトでご確認ください。
https://www.kurume-u.ac.jp/event/6909e1dcc07d056735111f4b/


(発信元:事業戦略課)

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