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2003.04.07

入学生を迎えて (平成15年度入学式)

4月7日(月)晴天、桜花春風に舞うなか平成15年度入学式を挙行した。
本年度の新入生総勢424名は、>髙松学長の告辞を受け、機械システム工学科下馬場裕記さんが新入生総代で宣誓を行い、本学学生として意を新たに大学生活のスタートをきった。
学生諸君には、本学の建学の精神である「人間味豊かな産業人」として巣立つまでの4年間において与えられるだけでなく、求めていく姿勢を持ち続けて、勉学に課外活動に交友にと学園生活が活かされ輝く人生の一コマとなることを希望する。

平成15年度入学式平成15年度入学式


【学長告辞】
 春たけなわの本日、ご来賓各位並びに保護者のご臨席のもと、ここに平成15年度久留米工業大学入学式を執り行い、工学部347名、別科69名並びに大学院工学研究科8名の入学制及び編入学生を本学学生として新たに迎えますことは、本学教職員一同の心から喜びとするところであります。本学教職員を代表して、新入生の皆さん心から歓迎の意を表すると同時に、保護者の皆様に衷心よりお慶びを申し上げます。また、それぞれにお忙しい中を本席にご来臨を賜り新入生達の本学における学生生活のスタートをご祝福下さいましたご来賓の皆様に、厚く御礼を申し上げます。

 さて、新入生の皆さん、皆さん方は学部、別科、大学院と本学での在学期間と学ぶ内容こそ違え、この厳しい社会状況の中で、高等教育機関において学ぶ立場に居ることが出来るということが、どれだけ大きな価値のある有難いことであるかということをしっかりと認識し、それを支えて下さっている保護者の方々をはじめとする周りの皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに、それに応えるためには何をなすべきかということを、常に自問自答しながら本学での毎日を過ごして欲しい、これが私から皆さんへの一つ目の要望です。

 ところで本学は、今年で創立から38年を迎えます。この間、工学系高等教育機関として、人間味豊かな産業人の育成という建学の精神に沿い、「知」「情」「意」の調和のとれた産業人を育成すべく、若人の工学技術教育と全人教育に力を注いで来ました。そして現在では13,000名を越える本学卒業生が社会で活躍して居られます。これら先輩のあとに続く者として今日ここに入学して来られた皆さんへ申しおきたいことの二つ目は、技術者に何が一番必要かということです。
皆さんがこれまで中等教育で身に付けて来たことの中心は答の出し方、つまり「用意されている答にどのようにすれば到達出来るか」に関する知識でした。しかし、社会に出てから皆さんが遭遇する技術的問題の多くでは、答が未知で「事柄がどうなるか」ということと同時に「それはなぜか」ということを明らかにすることが求められるようになります。従って、大学で皆さんが身に付けるべきことは、答を得る手法を学ぶだけでなく、対象とする事象や事柄の本質を深く洞察する力であると言えるでしょう。工学が対象とする諸事象では、その最初の状態と、その後の周囲における環境条件の変化によって答が決まって来ます。そのことを踏まえたうえで、事の本質を見通し予見する力を備えることが、技術者にとって一番大切なことであると言えます。
これと似たことが、皆さんの将来の進路の選択についても言えます。社会環境は時代とともにどんどん変わってゆきます。ですから、これまであるいは現在、最善とされる道が今後いつまでも最善とは限りません。社会環境が今後どう変化してゆくか、そのことを予見し配慮してゆく力を養うことも、生きてゆくうえで大変大事です。
科学政策研究所の調査によれば、遥か昔から理工系大卒者の就職先業種の一位にあった製造業が、遂に昨年度一位の座をサービス業に譲りました。誤解しないで欲しいと思いますが、このことは理工系大卒者の就職先が狭くなったのではなく、むしろ最近の社会の急速な情報化と少子高齢化の結果として、理工系の専門知識を身に付けた専門職業人を必要とする新しい仕事の場が急速に広がりつつあり、人材需要が増大していることを示しているのだと言えます。
社会環境にこのような変化が起こっていることを良く認識しておくこと、これが皆さんに申して置きたいことの三つ目です。

 最後に、今年の春、企業の採用担当者がいろいろな所で、自社が求める若者の人物像についてそれぞれの言葉で語っておられるのを見ますと、そこに共通するのは「自らの考え」「何事にも挑戦」する人という人物像です。皆さんは、このような社会の要望を背中に受けているという認識のもとに、本学在学期間中、充実した学生生活を送り、その中で自分の目標を確立し、建学の精神に沿って「知」を磨き「情」をはぐくみ「意」を鍛えて、自ら考え、挑戦する若者へと育ってくれることを願って告辞といたします。
久留米工業大学学長 髙松 康生平成15年4月7日

久留米工業大学学長
髙松 康生


【新入生総代宣誓】

宣 誓 

私達入学生一同は、
本学建学の理念を体して
自立の精神を重んじ
学を修めると共に自ら人格を陶冶し
本学学生の本分を尽くすことを誓います

平成15年4月7日
平成15年度久留米工業大学
入学生総代 下馬場 裕記