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2011.12.16

発明協会「発明奨励賞」 受賞

21年前に久留米リサーチパークで育成された省エネ技術(特許)が、このたび発明協会から表彰されました。

交通機械工学科の渡邉孝司教授は、平成3年に(有)ジェイエスピー(以後(株)フェニックに移転)と共同で「空気・燃料改質セラミック触媒の開発」を開始し、同4年に久留米・鳥栖地域技術振興センターの支援を得て久留米リサーチパークにインキュベータとして本格的に研究を始めました。この「空気・燃料改質セラミック触媒」は極低線量の放射性物質を含む希土類セラミックス粉末を微粒化焼成し、その粉末をステンレスシートに糊づけした「空気触媒」と粉末を粒状セラミックスに加工して金属管体に封入した「燃料触媒」の2つの発明です。前者はエンジンやボイラーの吸入空気通路に取り付けて吸入空気を改質し、後者はエンジンの燃料配管の途中に設置して燃料を改質して自動車(トラック)、鉄道、船舶やボイラー等の燃料消費率と排気ガス低減を目的とし、二酸化炭素削減を含む地球環境負荷低減に寄与できるものです。
開発以来21年になりますが、これまで累計約80,000台分、最近5年間約22,000台分で国内シェアはトップで、特に中国、韓国市場に展開中であります。
国内ではNEDOと国土交通省・環境省の補助金対象となり、大型フェリーを含む船舶に72隻に導入されています。以上のように開発以来、21年目にこれらの実績が評価されて表彰に至ったものです。

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