久留米工業大学

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ポレポレ祭りのステージ制作をASURAが行いました

2024年11月3日（日）、久留米市安武町にある社会福祉法人「拓く」が主催する第23回ポレポレ祭りが開催され、多くのお客様や出演者で会場がにぎわいました。

このお祭りのメインステージの木製ベース部分については、本学の学生デザインプロジェクト「ASURA」が設計から制作、設置までを担当しました。学生たちは短期間での制作と設置という大変な作業に取り組みましたが、無事にしっかりとしたステージを完成させることができました。

このステージ制作については、主催側から「女性職員でも持ち運びしやすい軽量で収納が容易なもの」、「イベント以外の用途にも使えるもの」という要望がありました。そこで、ステージはユニット式にし、分割可能な構造としました。脚部は折り畳み式とし、補強材も取り外し可能な仕様にしたほか、現地での組み立てが簡単にできるようにアジャスターを取り付け、高さの微調整ができるように工夫しています。

また、今年のポレポレ祭りでは「防災」が一つのテーマとなっており、毎年のように水害が発生する筑後地域において、このステージが将来的に防災に役立てられる可能性を模索しています。たとえば、災害時には屋外でテーブルや椅子として利用したり、普段は防災用品の収納棚として活用したりすることが考えられます。具体的な企画や設計はこれからですが、今回作成したステージを改良し、システムアップを重ねることで、単なるステージにとどまらず、都市防災に貢献できるものになることを目指しています。

発信：学生デザインプロジェクト「ASURA」