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平成23年度学位記授与式が挙行されました。

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2012.03.21

平成23年度学位記授与式が挙行されました。

3月19日(月)、本学体育館において、平成23年度の学位記授与式が挙行されました。
式典では、卒業生・修了生総勢223名が尾崎学長の告辞を受けて、卒業生・修了生を代表し、環境共生工学科の中川京美さんが代表答辞を述べられました。その後、同窓会の古賀会長から、卒業生・修了生にお祝いのご挨拶をいただきました。また、学業優秀賞のほか、課外活動や社会的に顕著な成績を収めた特別賞として、理事長賞・学長賞が授与されました。さらに、卒業生からの記念品の贈呈があり、久留米工業大学の学園歌を出席者一同で斉唱し、久留米工業大学との絆をさらに深めて、本式典は終了しました。
 最後になりましたが、このたび卒業並びに修了されました皆さまに対してお祝いを申し上げるとともに、今後のさらなる活躍を祈念します。

【学長告辞】
本日ここに、ご来賓各位並びに保護者の皆様のご臨席のもと、久留米工業大学平成23年度学位記授与式を執り行い、学部卒業生、大学院修士課程修了者をそれぞれの道に送りだすことが出来ますことは、本学教職員一同の心から喜びとするところであります。
 ご多忙の中をご来臨下さり、卒業生、修了生達の門出を祝福、激励賜りましたご来賓の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、ご臨席の保護者の皆様に心からお慶びを申し上げます。
 卒業生、修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さん方の多くは、本学での勉学を終え、実社会へ巣立つと言う人生の大切な節目を迎え、それぞれ決意を新たにされていることと思います。
 さて、東日本大震災から早や1年が経ちましたが、復興の道半ばと言うより、まだまだ遠い感があります。また、この大震災と引き続き起こったタイの大洪水は、私どもに経済がグローバル化していることを、改めて強く実感させました。わずかに明るい話題としては、事業仕分けを辛くも免れ、世界最速のスーパーコンピューター「京」が完成し、今後大地震、大津波など地球気象シミュレーションなどに寄与することが期待されていることがあります。また、厳しい国際競争の中でも、高い技術力を持って元気に活躍している中小企業も数多くあります。しかし一方では、実績のある大企業でも競争に負け、買収されたり、廃業したりする例も増えています。わが国の経済状況、雇用状況も依然として厳しく、先行き不透明です。皆さんは、このように極めて厳しい経済、社会状況の中に、門出をするわけですから、これから苦労することが多いと思います。しかし、見方を変えれば、大きなチャンスに出会えるかも知れません。このような時こそ、前例や既成観念に捉われることが少なく、新しい発想ができる皆さんたち若者に寄せる期待は大きいのです。何とかしてこの苦しい状況を乗り越えるのだと言う前向きの気持ちを持ち続け、日々努力を重ねて下さい。「努力したからと言って、必ずしも報われるとは限らない」ことがあるかも知れません。しかし、「努力しなければ何も起こらない、何も変わらない」ことは事実です。一日一日をどう過ごすかの積み重ねが、十年後、二十年後の自分を作るのです。これから皆さんが進む道は、自ら望んだものであることもあれば、自ら望んだものでないこともあるでしょう。しかし、まずは現実から目をそらさず、自分に与えられた仕事に全力で取り組み、その仕事に生きがいを感じ、その仕事が楽しいと思えるようになって欲しいと思います。失敗を恐れず、新しいことに挑戦する強い気持ちを忘れないで下さい。失敗が許されるのは、若者に許される特権です。失敗からは、多くのことを学ぶことができます。先輩や周りの人々の指導に謙虚に耳を傾けることは大切ですが、それに加え、何事も自分の目で見て、考え、判断し、自ら行動するよう心がけなければなりません。社会の変化、技術の進歩に対応するためには、新しい知識を吸収し、学び取ること、周りの人々と良い人間関係を築き上げることが必要です。情報化時代の今、溢れるように流れてくる情報を受身で受け取るのではなく、自分から積極的に必要な正しい情報を掴み取りに行くことが求められます。専門以外の幅広い分野にも興味を持ち、人々との出会いを大切にし、自らの体験を糧としながら、人間力を磨き、本学の建学理念である 知・情・意を備えた「人間味豊かな産業人」を目指し、これからの人生を一歩一歩着実に歩いて行かれることを願ってやみません。
 最後に、皆さんが、本日めでたく卒業の日を迎えられたのは、皆さん自身の努力の賜物ではありますが、これまで皆さんを見守り支えてこられた周りの多くの方々のお力によるものでもあることを思い、感謝の気持ちを忘れずに、それぞれの分野で元気に活躍されるよう祈って告示とします。

平成24年3月19日
久留米工業大学長 尾崎 龍夫

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