久留米工業大学

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久留米工業大学

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2017.04.10

祝 ご入学おめでとうございます。

ご入学おめでとうございます。

 

 桜の咲き誇る中、平成29年度久留米工業大学入学式を4月5日(水)10時30分より挙行し、工学部・大学院合計365名の新入生を迎えることができました。

  今泉学長の新入生を迎える式辞に応え、新入生代表の田崎泰成(機械システム工学科)さんが新入生総代宣誓を行い、大学4年間の学生生活に向けての強い決意を述べました。

  また、世界的庭園デザイナ-の石原和幸氏(第1回卒業生)より、新入生に向けた激励の言葉をいただき、大学生活のスタートを飾る素晴らしい日となったことと思います。

 卒業までの4年間、教職員一同、新入生が充実したキャンパスライフを送れるようにサポートしていきます。

 

【入学式 学長式辞】 

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。新しく久留米工業大学の一員となられた皆さんを私たちは心から歓迎いたします。これまで育み、支え、見守ってこられたご家族ならびに関係者の皆様にも、心からお祝い申し上げます。また、お忙しい中、本席にご臨席賜りましたご来賓の皆さまに、厚く御礼申し上げます。

 今年度の学部入学生は353名で、このうち外国人留学生が5名です。

 本日は本学第一回卒業生、そして世界的な庭園デザイナーとしてご活躍されている大先輩の石原和幸様にご列席いただきました。新入生の皆さんにエールをお送りいただけると言うことでございます。

 本学は初代理事長 大山勘治先生の建学の精神、「人間味豊かな産業人の育成」を目指して創立され、昨年、建学50周年を迎えました。これまでに約19,000人が本学を巣立っていきました。皆さんは次の50周年を目指す第一期生として歩み始めることになります。

 さて、皆さんのこれからの大学生活について考えてみましょう。皆さん自身は意識していないと思いますが、皆さんは日々着実に成長を重ねています。これから更に大学という場でその成長は加速するはずです。なぜなら、先生や新たな友人との出会いは皆さんにとって良い刺激になるからです。入学時には内向的であった学生が卒業時には見違えるほど積極的になっていると言うことをしばしば見聞します。大学の使命は、能力や人格の陶冶(とうや)にあるのです。まず、大学は、中学・高等学校とは環境を大きく異にします。学問の世界はすさまじいスピードで発展していることに気づくと同時に、基礎的な知識が必要なことにも気づくでしょう。ダイナミックな「知の世界」に身近に触れることによって皆さんの知識の構造、論理の進め方、物事の見方や価値の捉え方などが大きく変化して行くのは自然なことです。高校までは限られた範囲内の授業課目を学びましたが、大学、特に本学ではものづくりに基づいた学問の世界が授業で展開されます。本学は、2014年に3つのビジョン、「実践的なものづくりを育む大学」、「ものづくりの楽しさを伝える大学」、「就職に強い大学」としてものづくり教育を推進しています。

 昨年、入学初年次の授業から専門課程への授業へスムーズに乗り移れるように、「基幹教育センター」を立ち上げました。このセンターでは、特に、物理と数学の基礎学力の修得に工夫を凝らしています。2017年2月皆さんの先輩、2年生を対象としたアンケート調査では基幹教育センターでの学修が大いに役立ったとの回答を得ました。色々な角度から皆さんの学修を支援する組織です。どうか、学修に悩みが生じた時は、臆することなくセンターを訪ねてください。

 また、皆さんの世界は社会的な意味でも広がるはずです。自分が住んでいた地域とは異なった地域で生まれ育った人たち、自分とは違った能力や経験を持った人たちとの出会いの機会は高校時代とは比べものにならないはずです。大学外での活動も多く、皆さんの回りは、一段と多様性を増した世界が広がります。こうした環境の中で日々を送ることは、間違いなく人間を成長させるものです。皆さんが大学での知的生活、社会的な生活に積極的、能動的に関わっていくことを願っています。これから、社会は急速な変革の時を迎えることになるでしょう。久留米工業大学は、皆さんの"知を磨き、情を育み、意を鍛え"、この変革の時代において、世界に飛翔できる基礎体力を培いたいと考えています。自ら行動しなければ果実を手にすることはできません。あっという間に、そしてなんとなく4年間は過ぎてしまいます。

 皆さんにこのような期待をする以上、大学の側としても態勢を整えなければなりません。そのために、学部課程で総合的な教育改革を進めています。教育改革の全体像については三つのポリシーとしてホームページに掲載していますが、これらポリシーに則してカリキュラムは新しくなります。履修要項を熟読、十分な理解をしてください。そこで目標とされているものは、ものづくりにおける地域産業の核となるという考え方です。更には、皆さんが地域にだけとどまらずものづくりを通して世界的な活躍の場を得て、自分の中に眠っているかもしれないあらゆる可能性を引き出してもらいたいと思います。

 いうまでもなく、学生生活の基本は教室という場です。この4月から始まる教育改革では、双方向性の高い授業、少人数のチュートリアル的な授業、アクティブラーニングの強化、習熟度別の授業、分野横断的なカリキュラムの拡充などと、構想されているメニューは豊富です。先ほど申しました2年生対象のアンケート調査では、大学生活における満足度において、まあ満足しているという答えが約80%でした。これは必ずしも悪くない数字ですが、しかし、授業の理解度に満足していない学生の割合が10%ほどであり、授業の工夫や改善について学生の皆さんの要望に応える必要があると感じています。ただ、ここで強調しておきたいことは、こうした改革は学生の皆さん自身が積極的、能動的に関わり、自分の力を十分に伸ばすためにこの仕組みを活用していこうという姿勢がない限り実を結ばないということです。

 皆さんの先輩の中には既に今の教育環境を活用して自分の才能を花開かせている人たちがたくさんいます。例えば、久留米工業大学には学生表彰という仕組みがあって、毎年、「学業、課外活動、社会活動において特に顕著な業績を挙げ、他の学生の範となり、本学の名誉を高める学生」を表彰しています。また、学術研究発表を奨励するため、学生の学会発表の旅費や参加費を支援する制度を設けました。今ここにいる皆さんも数年もすればこうした成果を上げられるまでに成長するでしょうから、そうした可能性を大いに楽しみにさせていただきます。

 最後に、皆さんに伝えたいことは、これまでの自分に囚われずに、自身の持っている能力を信じて、力を鍛え上げていただきたい、と言うことです。そして、4年後、本日の入学の喜びにも勝る充実感と達成感を手にして、深い感動を味わっていただきたいと思います。これからの実り多い大学生活を心から願って、式辞とします。

平成29年4月5日

久留米工業大学

学長  今泉 勝己