久留米大学は小さいけどスゴイ! 久留米大学は小さいけどスゴイ!

久留米工業大学のテクノロジーで
惑星クルメに起きている地域の課題を解決せよ!

久留米工業大学の
テクノロジーで
惑星クルメに起きている
地域の課題を解決せよ!

mission 13

成長し、到達し、越えていけ。
人間とAIが創りだす
新時代へ。

成長し、到達し、
越えていけ。
人間とAIが創りだす
新時代へ。

「シンギュラリティ」(技術的特異点)。こ
こ数年、この言葉がさまざまな分野で口にさ
れるようになってきた。未来学から発したこの
ワードが光を当てるのは人工知能、すなわちAI
の将来である。
コンピュータサイエンスの発展とともに、AIはか
つてないスピードで進化をつづけている。このまま加
速度的かつ自律的に進化すればどうなるか。AIはやがて、人間の想像と理解を越えるほどの知性を獲得する。そ
して、人類を押しのけて地球文明の担い手となるのではないか。その到達点、つまり新たなテクノロジーの“特異点”
こそがシンギュラリティなのである。
こうした大変革を見据えて、久留米工業大学も新たな研究の海に漕ぎ出した。2020年4月、「AI応用研究所」
が誕生したのである。

シンギュラリティを見据えて、
真のAIスペシャリストを育成せよ。

AI時代の「人間味豊かな産業人」とは?
問い直される原点と、試される覚悟。

 地域の発展に貢献するAI研究と、そのための人材育成。本学のAI応用研究所の特徴は、ここにある。その基盤となるのが「地域連携課題解決型AI教育プログラム」である。
 「1年前期」から「4年後期」に至る8つのステージをとおして、コンピュータの基礎からAIについての幅広い探究、さらに地域と連携した実践的な体験学習を体系化している。
 このプログラムで身につけるのは、まず学士・修士としての専門知識と技術力である。加えて、AI社会の最前線で活躍するための「AI基礎力」を修得。そして、地域のさまざまな課題を見つけ、解決に導くための「AI応用力」を獲得していく。そのために、「思考力」や「判断力」「表現力」「発信力」が不可欠であることはいうまでもない。
 プログラムの推進力は組織力に支えられている。その柱となるのは「最新技術調査」「地域連携・応用」「データ収集・IOT」「AI実装・評価部」「AI教育支援」の5部門。それぞれ専門分野を探究する教員たちが、万全の体制で学生をバックアップしている。
ここでの学びをとおして、学生は単なるコンピュータエンジニアの領域を超え、来たるべきAI社会をリードするスペシャリストとしての風景を目にする。その“特異点”まで自らを引き上げ、さらにそこを突破していくための舞台。それが、AI応用研究所なのである。
 「人間味豊かな産業人の育成」。創立以来、本学が掲げる建学の精神である。この理想は今後も変わらない。一方で、時代は激変している。AIを筆頭とするコンピュータシステムが社会の隅々にまで浸透し、人間生活のあらゆるシーンを支えている。この流れはさらに加速する。社会は根本から変革され、やがてAIが人間を乗り越え、私たちをリードする時代がくるかもしれない。まさにシンギュラリティの到来である。
 この事実に思い至るとき、工学に携わる私たちは改めて自らの原点を問われることになる。そもそも、「人間」とは何か。「人間味」とは何なのか。「産業人」とは、どうあるべきなのか。その「育成」とはどのような教育であり、どういう大学でなければならないのか……と。  AI応用研究所。それは、次代を見据えた最先端の研究施設に違いない。と同時に、本学の理想と存在意義をいま一度問い直し、アップデートしつづけ、新たな使命を確かな実績とともに発信していく拠点でなければならない。その覚悟を、私たちは試されている。人々に、地域社会に。そしてなにより、AIに。

シンギュラリティを見据えて、
真のAIスペシャリストを育成せよ。