世間のイメージとは違う?!理系女子あるある!リケジョと文系女子の違いなどをご紹介

リケジョ(理系女子)という言葉が一時期流行したのを覚えていますか?

最近では少し落ち着き、「リケジョ」という言葉をメディアで頻繁に耳にするというほどではありませんが、みんながすぐに理解できる一般的な言葉となりつつあります。それは、理系女子が今でも社会に注目され、求められているという側面があるからとも言えます。

私自身も“リケジョ”の一員として生きてきました。リケジョならではのメリットを大いに受けてきましたが、その逆もまた然りです。あくまで私視点でのリケジョではありますが、リケジョの「実のところ」をこの記事を通して皆さんにお伝えできたら幸いです。

1.理系女子の特徴

1-1.理系女子とは

理系女子とは、理系の学問を学んだり、理系の分野で活動(仕事等)したりする女性のことを指して言います。また、みなさんご存知の通り、理系女子は略してリケジョと言われることがあります。

例えば、高校では理系・文系にクラスが分けられることがありますが、理系に進んだ女子高校生は、すでに立派なリケジョです。「私、数学や理科が得意~」というような女性の友達がいたら、その人もリケジョ予備軍と言えるでしょう。

このような身近な理系女子を何人か思い浮かべると、理系女子のイメージが湧きやすいのではないでしょうか?

一方、twitterなどで理系女子のイメージを検索してみると「頭よさそう」「クールなかんじ」「黒髪に眼鏡でノーメイクの地味」「物知り博士」「希少種」「陰キャ(暗い)」「敵に回すと怖い」「論理的・理詰めな感じ」このようなワードが出てきました。

先程イメージした身近にいるリケジョと、これらのキーワードを比べてみてください。どうですか?「うん、当てはまってるな」と感じるところがあったり、逆に「そんなことないよ」と思う部分もあるのではないでしょうか?

女性の社会進出が進むに伴って、理系女子も昔に比べれば増加傾向にあります。昔と違って、最近では色々なタイプの女性がリケジョだったりします。

よろしければ、コチラのサイト(http://www.kurume-it.ac.jp/girls/index.php)をご覧ください。実際に理系の大学に進んで頑張っているリケジョの、キャンパスライフや生の声を知ることができます。

1-2.文系女子との違い

文系女子or理系女子の違い、それは、「選択した科目や学部や仕事が文系か、理系か」だけの違いです。

まだ、自分が理系・文系のどちらに進むか悩んでいるのであれば、是非こちらをご覧ください。

参考記事:理系と文系の違いや文理選択のポイントを知って将来の進路を考えてみよう

2.理系女子あるある 恋愛・女子力編

2-1.モテる?モテない?二極化するイメージと実態

あくまでも一般的なイメージですが、このような意見が多いようです。

  • 理系に女性が少ないから、ライバルが少ないのでモテやすい。
  • 地味なイメージでモテにくい。
  • 仕事や趣味にはまりすぎて恋愛に疎くモテにくい。

モテる、モテない両方の意見が出ています。「で、結局モテるの?モテないの?どっちなの!?」気になりますよね?

私は、「やや、モテるという意見が優勢」だと感じています。それは、現代社会のスタイルや男性の求める女性像にリケジョが適合しているからです。

NHKの「日本人の意識」調査によると、2008年までは、男性の過半数以上が妻に家庭や育児に専念してほしいという考えだったようです。しかし、2010年代になると、過半数以上が家庭と職業を両立してほしいという意見になっています。

また、内閣府の意見調査によると、20代・30代の男性の結婚相手に求める条件トップ3は「価値観が近いこと」「一緒にいて楽しいこと」「一緒にいて気をつかわないこと」だそうです。

現代男性には、「自立して働いてくれる人」「パートナーとして、自分と楽しく過ごせる人」という女性理想像があるようですね。

そんな中、理系女子は自立している女性が多いと言えます。また、男性的とされる「論理的思考」を持ち合わせているとされています。

さらに、理系分野では圧倒的に男性の方が多く、日々男性と勉強や仕事をするわけですから、自然と男性に対しての理解力が培われていきます。

理系女子は、まさに現代男性の理想女性像にピッタリなのですね!

※NHK「日本人の意識」調査

https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2014_07/20140701.pdf

※内閣府の意見調査

http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h26/zentai-pdf/pdf/2-2-2-2.pdf

2-2.リケジョの女子力

女子力がないというイメージがリケジョには定着しています。が、これは大きな間違いだと思います。このあたりは、どちらかというと個人の差によると言えます。

例えば、工学部にいた私の周りの女性の数はとても少なかったですが、多くの人が人並みにお化粧もしていましたし、お洒落もしていました。もちろん、まったく気を配らない人もいますが、これは文系だろうと理系だろうとあまり違いはありません。

ただし、大学生に限定すると、文系学部に比べて理系学部はとても忙しく、実験などが優先になるとお洒落をする時間がなくなる、実験中は作業着になってしまうという点から、文系女子に比べて女子力が低いと思われがちなのではないでしょうか。

2-3.合コンには行く?結婚願望はあるの?

行く人は行きます。行かない人は行きません(笑)

これも人それぞれで文系・理系関係ありません。結婚願望も同じです。

ちなみに、理系の私の場合ですが、学生時代も社会人になっても合コンは行ったことがあります。学生時代も彼氏がいましたし、結婚もしています。

ただ、合コンに行こうとする比率は文系の方が高いかもしれません。

あくまでも統計的な話ですが、理系に進む人は何かしら特殊技能をもって仕事を続けたいという人が多く、無理に結婚をしなくても良いと考える人が少なくありません。反対に、文系の人は、家庭に入って主婦をしっかりしたいという人が理系に比べて多い傾向にあります。

ですから、文系の方がより自分にあった男性を見つけるために活動(合コン)すると言えるかもしれませんね。

3.理系女子あるある・対人関係編

3-1.コミュニケーション力が独特

理系は、YesなのかNoなのか?事実はどうなのか?ということが重要になってくることが多い世界です。

ですから、理系の世界にどっぷり浸かると、ちょっと趣のないクールなコミュニケーションを取ってしまいがちかもしれません。

例えば、Line等で友達に明日の予定を伝える時に文系の女性は

「〇〇ちゃん~。
明日10時に××カフェで待ち合わせね~。
△△ちゃんも来るってー」

と書くのに対し、理系の女性は

「明日の待ち合わせ↓
【場所】××カフェ
【時間】朝10時
【参加者】〇〇ちゃん、△△ちゃん、私」

と、要件を箇条書きにしてしまうところがあります(笑)。

3-2.ストレートでシビアなところがたまにキズ

理系でも文系でも、論理力は重要です。ですから、理系の方が論理的だというわけではありません。

しかし、理系の世界の方が白黒はっきりつくことが多く、「事実がこうだから、結果こうなった。よって今度はこうなる」と理詰めになりやすいと言えます。そして、そのクセが日常生活の端々にも出るようになることがしばしば・・・。

例えば、言葉の奥深さや雰囲気をより大切にする文系に比べ、理系は空気を読めずズバッと事実を言ってしまうという点があります。

4.理系女子あるある 勉強編

4-1.どんな事にもこだわる!

そもそも、理系の人はこだわり気質があります。ひとつのことに興味をもつと、それを調べ尽くさないと気が済まない、職人気質的な側面があります。

「え!?なんで!?」→調べる→「あ、なるほど。そういうことか。じゃあこっちの場合はどうなの?」→更に調べる→「あれ、そもそも、これってどうなってるの?」→・・・

このように、こだわりつづけ、深みに入っていく傾向にあります。

ですから、話題がリケジョの興味のある分野に移ったら、突然しゃべり続けるなんてこともあります。マニアックなところがあるんですね。

4-2.勉強は手を抜かない

こだわり気質のあるリケジョは、勉強も手を抜きません。法則やルールが大好きなので、授業の板書ノートも縦横がバシッと揃っていて、全体がキレイにまとまっています。また、わからないところがあると、自分が納得できるまで教科書や参考書を確認したり、先生や友達に質問したりする傾向にあります。

昔に比べて理系女子が増えてきたとはいえ、やはりまだまだ周りは男性ばかり。特に理系の男性はおとなしくてまじめな人が多い傾向にあります。更に、理系は積み重ねが重要な学問であると言えます。ですから、自然と周りに引っ張られて自分も勉強熱心になることが多いです。

4-3.就職も手を抜かない

こだわり気質は、就職でも発揮されます。エントリー先の企業を念入りに調べたり、就職活動が始まる前に必要な資格等を取得したりする人が多いです。

そもそも、最近リケジョは企業から引っ張りだこです。たくさん就職先の選択肢がありますが、将来性と自分の夢をきちんと分析し、自分にとってベストな企業を探すリケジョがたくさんいます。

4-4.常に目標は高め

理系にあえて進みたいと考えている女性は、それなりに目的や目標をもっている場合が多いように感じます。「将来〇〇がしたい!」という具体的な目標のために、理系の大学に進んでいる女性が沢山います。なぜかというと、理系の学問は実学(実生活に役立たせることを目的とした学問のこと)が多いからです。

ですから、「なんとなく」で理系に進んだ女性も、周囲に後押しされて、いつの間にか資格を取っていたり…なんてこともあります。

5.理系女子のマイナスイメージ

  • プライド高そう
  • モテなさそう
  • 女子力が低そう
  • 論理的で理詰め

「理系女子です」と自己紹介したら、これらのようなマイナスイメージが付いて回る傾向にあります。

確かに最後の「論理的で理詰め」は否定できない気がします(笑)しかし、実際まわりにいる理系女子と照らし合わせると、それ意外は当てはまらないなぁと個人的に感じます。

マイナスイメージを気にされている方は、心配ご無用です。むしろ、個人的にはマイナスイメージのおかげで得してることが多いように思います。

マイナスイメージの部分、例えば女子力が低そう、プライド高そうといったマイナス部分を自分があらかじめ払拭していれば、「え、〇〇さんリケジョなの!?全然そう見えなかった。すごーい。」と言われることの方が多いと思います。

つまり、マイナスイメージの部分を意外性でカバーできる上に、リケジョのプラスイメージを加算してもらえることの方が多いのです。相手にインパクトと好印象を与えられるので、結構お得と言えます。

6.理系女子の魅力とは

理系女子の魅力は何といってもその希少性です。就職で苦労する確率は大幅に減ります。特に、工学の分野は最も女性が少なく、色々な会社から重宝がられること間違いなしです。

その上、実際社会に出てみると理系出身というだけで「知的だ」「頭が良さそう」「論理的な話ができる相手」というような良いイメージで見られることが多いので、とってもお得です!

理系か文系かで迷っている人がいるのであれば、ぜひ理系の世界に飛び込んでみてください。