久留米工業大学

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先輩に聞こう

先輩に聞こう Vol.02
西山 奈那子さん
情報ネットワーク工学科 3年(取材時)

西山 奈那子さん 情報ネットワーク工学科 3年

大学の勉強だけが、学びではない。そう教えてくれる西山さんには、2度の転機がありました。まずは、学生コミュニティ「LiNK」との出会い。LiNKとは、課題解決力と起業家マインドの育成を目的として、久留米工業大学の学生が中心となって立ち上げた団体です。そして、学外イベント「ハッカソン」。ここで、今後の生き方につながる体験をしたといいます。映像技術を学ぶために入学した西山さんが、大学を介して見つけたもうひとつの道。そのストーリーをお聞きしました。

Step1

情報ネットワーク工学科で学んでみた感想をお聞かせください。

まず驚いたのは、ほとんどの授業でパソコンを使うこと。プログラミングの授業も楽しくて、好印象からのスタートでした。でもだんだんと、本当に自分のやりたいことは何だろう、と考えるようになったんです。そんなときに出会ったのが、LiNK。先輩たちは皆、いまの自分にできることを着実にこなしていました。苦手だからと落ち込むのではなく、得意なことを伸ばせばいい。そう気づいてから、私の大学生活が変わりました。

Step2

LiNKでは、どのような活動をしましたか?印象に残っている出来事を教えてください。

2年生のとき、学生向け起業セミナー「久留米維新」の運営に携わりました。集客のため、複数の大学と交渉してチラシを置かせてもらったり、SNSで発信したり。それでも、お客さんはあまり集まりませんでした。イベント運営の苦労を痛感しましたね。その後、先輩たちと出場したのが、ソフトの開発力を競う「ハッカソン」です。私に何ができるのか不安でしたが、デザインしたキャラクターを褒められ、自信がつきました。

Step3

LiNKの活動から得たものは、何ですか?

前へ、一歩踏み出す大切さです。自信なんて、なくてもいい。誰でも、いつからでも、一歩踏み出せば、世界がぐんと広がり、チャンスはつかめると気づかされました。年齢も関係ない。これまでの私は、年上が年下に教えるものだと思っていましたが、年下の方が知識や経験が多いことだってある。誰からでも学べばいいんです。高校までの学校生活で、いつの間にか思い込みの壁ができていたんですね。それを壊してくれたのが、LiNKの活動だったと思います。

Step4

今後の目標を教えてください。

「ハッカソン」でデザインが評価されて以降、イベントではロゴや衣装のデザインを担当しています。仕事としてロゴデザインを受注したこともあり、WEBデザインの世界に進むことを考えています。自己アピールを兼ねて、絵の個展も開きました。次回は立体作品も展示したい。やりたいことに、まっすぐ向き合いたいと思っています。でも、まだ満足しているわけではありません。残りの大学生活で、さらに成長していきたいですね。

行動すれば、世界はぐんと広がる。一歩踏み出す勇気さえあれば、未来は拓けると思います。

これまでの私は、好きなことで食べていける人なんて、特別な才能を持ったほんのひと握りにすぎないと思っていました。でもいまは、才能を持っている人がひと握りなのではなく、行動する人がひと握りなのではないかと考えるようになりました。いまの時代、情報収集も、発信も、自由です。誰だって、いつからだって、一歩踏み出すチャンスはいくらでもある。私はLiNKに参加することで世界が広がり、新しい道を見つけました。たくさんの人に行動すれば、世界が変わることを知ってもらえると嬉しいですね。