4つの教員免許のしくみ

数学と理科、中学と高校。なぜ4年間で4つ取れるのか。

ポイント

ひとつの学科に、
数学と理科の両方がある。

多くの大学では、数学の免許と理科の免許は別々の学科・専攻で取ります。教育創造工学科は、中学・高校の数学と理科、4つの教員免許(一種)の課程がひとつの学科にそろっています。九州の私立大学では本学科だけです(※本学調べ)。

取得できる教員免許(すべて一種免許状)
中学校高等学校
数学中学校教諭一種免許状(数学)高等学校教諭一種免許状(数学)
理科中学校教諭一種免許状(理科)高等学校教諭一種免許状(理科)

ほかの学部との違い

国立大学と迷っているあなたへ

理数の先生をめざせる学部は、大きく3つのタイプに分かれます。違いは「免許のとり方」です。

教育学部(教員養成系)

専攻
入学時に「数学」か「理科」の専攻を選ぶのが一般的
もう一方の教科
「副免許」として追加で履修。取れる範囲や条件は大学によって異なる
強み
教育学・教職の学びが厚い

理学部など(総合大学)

専攻
学科の専門分野(数学科なら数学)が中心
教職科目
卒業に必要な単位とは別に、上乗せして履修することが多い
強み
専門分野を深く研究できる

教育創造工学科(工学部)

専攻
2年次から数学・理科のコースへ。両方のコースを選べる
教職科目
卒業に必要な単位の中に組み込み済み。数学か理科の中高2免許なら、卒業単位の範囲で取れる
強み
実験・ものづくり・ICTで「見てわかる」授業をつくる力

※各タイプの説明は一般的な傾向です。実際の制度は大学・学部によって異なりますので、志望校の教職課程の案内でご確認ください。

志望校のパンフレットで、ここを確かめてみてください

  • 数学と理科、両方の免許が取れますか?
  • 中学校と高校、両方の免許が取れますか?
  • それは同じ学科のまま、4年間で取れますか?
  • 教職科目は、卒業に必要な単位に含まれますか?

単位数

4つ取っても、無理のない単位数。

卒業に必要なのは124単位。教職科目がその中に組み込まれているので、片方の教科なら卒業単位の範囲内。4つ全部でも約26単位の上乗せです。

  • 中学校の免許に10単位を加えるだけで、同じ教科の高校の免許も取れます。
  • 大学の単位は、半年間の授業1科目でおよそ2単位です。
  • 単位数は2020年度入学生の例です。入学年度によって変わることがあります。

4年間

4年間の流れ

  1. 1年

    数学も理科も、基礎から

    基礎数学演習や工学基礎セミナーで、高校の復習から大学の学びへ。少人数のセミナーで先生とも仲良くなれます。

  2. 2年

    コースを選ぶ(両方もOK)

    数学コース・理科コースに分かれます。4つの免許をめざす人は両方のコースを履修。代数学、物理・化学の実験などが本格化します。

  3. 3年

    「教える力」を磨く

    教科教育法、模擬授業、生物学・地学の実験、介護等体験。教壇に立つ準備を進めます。

  4. 4年

    教育実習と採用試験

    教育実習で現場を経験し、教員採用試験へ。卒業研究では、教材づくりや授業研究に取り組みます。

科目と学年の配置は代表的な例です。

メリット

4つ持っていると、何がいい?

  • 1採用試験の選択肢が広がる

    数学でも理科でも受験できるので、教科や地域を自分で選べます。年度ごとに変わる採用数にも対応しやすくなります。

  • 2小さな学校・中高一貫校で頼られる

    先生の数が限られる学校では、数学と理科の両方を教えられる先生は貴重な存在です。

  • 3教科をまたいだ授業ができる

    数学の式を理科の実験で確かめる。そんな「つながる」授業は、両方を学んだ先生ならではです。

疑問にお答えします

よくある質問

4つ全部取るのは大変ですか?

卒業に必要な124単位に、約26単位を上乗せします(4免許で約150単位)。数学と理科の両方のコースを履修できるよう、4年間の時間割が組まれています。忙しくはなりますが、計画的に進めれば4年間で取れる設計です。履修の計画は、少人数の学科なので先生に直接相談できます。

全員が4つ取らないといけませんか?

いいえ。数学か理科のどちらかで、中学・高校の2つの免許を取る学生もいます。片方の教科なら、卒業に必要な単位の範囲内で取れます。

工学部なのに、先生になれるのですか?

はい。2011年の学科設置以来、公立学校教員採用試験に150名以上が合格しています(2024年度までの累計)。2026年度も12名が現役で合格しました。

教育学部との一番の違いは何ですか?

免許の取り方と、授業づくりの強みです。教育学部では専攻の教科が中心で、もう一方の教科は副免許として追加で学ぶのが一般的です。本学科は数学と理科の課程が同じ学科にあり、さらに工学部ならではの実験・ものづくり・ICTを授業に活かす力を身につけます。

学費や奨学金はどこで調べられますか?

大学公式サイトの入試案内をご覧ください。

オープンキャンパスで、
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履修の組み方や採用試験のことも、教員や先輩に直接質問できます。