竹林被害を食い止める一環として・・・あと一歩

 九州のみならず、全国で竹林被害が出ています。竹は成長スピードが他の植物に比べ圧倒的に早く、あっという間に他の樹木よりも高いところに葉を広げ、成長を妨げます。また、地表から1メートル程度の深さで山肌の一面に根を張ってしまい、大雨が降った時に土砂崩れを起こす原因になっています。また一方で、山を管理する人の平均年齢は高齢者と言われる現状です。竹の消費は筍(タケノコ)や民芸品、割り箸など、あまり大量に消費されず、大きな利益にはなりません。これが原因で放置竹林の被害が広まっています。
 しかしながら竹は、成長作用があったり、防虫に適している成分があったりと、どうにかすれば良い原料になる可能性もあります。そこでこの竹を利用して、産業の一つにできないか?という研究を行いました。もし成功すれば、今まで悪者扱いされていた竹(竹林)が経済発展に寄与できるものに変身できます。そうなったら若者でも山を管理する仕事に就くことを考えるのではないでしょうか!?
 詳しい内容な諸事情で公開できませんが、もう一歩のところまで来ています。

2021年04月27日