小型浚渫(しゅんせつ)機械

 河川や溝に溜まった土砂を取り除く作業を浚渫(しゅんせつ)と言います。ここでは田んぼに水を供給する小さな水路のための浚渫機械を作りました。米は私たちの主食であり、欠かせないものです。それにもかかわらず、現在の農業従事者の平均年齢は67歳を超え、高齢化が進んでいます。このような状況でも2,3年に一度は田んぼの溝は浚渫作業をしないと詰まってしまいます。それを実際に作業しているのは高齢者と言われる方々です。このような現状をどうにかしようと小型浚渫機械を作りました。
 単に専用品を作るのではなく、ほとんどの農家の人たちが所有してるだろうと思われる「小型管理機(耕運機)」に、取り外し可能なアタッチメント形式で作りました。そうすることで、所有機械の有効活用になるうえ、価格を抑えることが可能になります。
 作業時は下に向いていますが、移動の時には跳ね上げられた状態になり、移動が簡単にできるようになります。

2021年04月27日