先輩に聞こう Vol.01
濱江 美希さん
交通機械工学科 3年(取材時)

航空機に関わる仕事ができたらいいな。そんな憧れは、久留米工業大学への進学で、本気の目標になりました。そう語る濱江さん。授業でも、サークル活動でも、意欲的にチャレンジする彼女にとって、久留米工業大学で学んできたこれまでの3年間はどのような時間だったのでしょう。何を見つけ、どう取り組み、そしてどのような想いを抱いているのか。成長の軌跡を追いました。

Step1
交通機械工学科で学んでみた感想をお聞かせください。
昔から航空機に興味がありましたが、工学の授業も実習も初めてで、最初は道具の使い方さえわかりませんでした。しかし、先生方の丁寧な指導のおかげで、いまでは自信を持って臨んでいます。また学生同士でペアを組んで行われる授業もあり、同じ学科の仲間ともすぐに打ち解けることができました。「航空安全工学」の講義では、航空機の安全管理や整備の奥深さを知り、将来を考えるきっかけになりました。

Step2
これまでの大学生活で、どんなことに刺激を受けましたか?
所属する航空宇宙研究会のメンバーとして、1年生のときボーイング・エクスターンシップというイベントに出場。英語でプレゼンするという経験をとおして、英語力やプレゼンスキルが身についたのはもちろん、これまで接点のなかった人たちと関わったことで、世の中にはこんなにも多様な考え方があるのかと驚きました。互いの価値観を認め合いながら、ともに学んだ時間は大きな刺激になりました。
Step3
自分の成長を感じる出来事はありましたか?
2年生では、種子島ロケットコンテストに参加するため、ロケットを製作しました。機体の材料は何にするのか。パラシュートの形はどうするか。ロケットを飛ばすために、何度も試して、何度も失敗して。この経験から、問題を見つけ、解決する力が身についたと思います。高校までは、粘り強く何かをやり続けることが苦手だった私が、最後まで諦めず、達成感を得られたことは、まさに成長だと思います。

Step4
将来の夢を教えてください。
専門的な知識や技術を学ぶうちに、興味がどんどん深まって、身につけた専門性を社会で生かしたいと思うようになりました。いまは、飛行機の整備や製造に関わる仕事をしたいと考えています。航空業界で働くなら英語は必須でしょうから、大学生の間にもっと勉強しておこうと思います。3年生の夏から就職活動もはじめました。将来的には、一等航空整備士の資格を取得するつもりです。