久留米工業大学

久留米工業大学

お知らせ

祝 ご入学おめでとうございます!

ホーム 新着情報 お知らせ 祝 ご入学おめでとうございます!

久留米工業大学

新着情報

2015.04.13

祝 ご入学おめでとうございます!

平成27年度の入学式が、4月5日(日)、本学体育館において、執り行われ工学部・大学院合計284名の新入生を迎えました。

 式においては、新入生が今泉学長の式辞を受け、代表として機械システム工学科の角田楓さんが新入生総代宣誓を行い、また、学友会総務委員長の瀧健太さんが新入生歓迎の辞を述べました。また、石川理事長及び、梅野後援会長からのお祝いの挨拶がありました。

桜の咲き誇る中、新入生にとって、大学生活のスタートを飾る素晴らしい日となったことと思います。保護者の皆様も大勢参加して頂き、活気ある雰囲気につつまれていました。教職員一同、充実したキャンパスライフを送れるようサポートしていきます。

【入学式 学長式辞】

 新入生の皆さん、入学おめでとうございます。新しく久留米工業大学の一員となられた皆さんを私たちは心から歓迎いたします。これまで育み、支え、見守ってこられたご家族並びに関係者の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。また、お忙しい中、本席にご臨席賜りましたご来賓の皆さまに、厚く御礼申し上げます。

 皆さんを前にしますと、50年ほど前の私が思い起こされます。大学に入学できることが大変嬉しく、入学式の直前に高校の同級生と旅行に行ったり、入学後はスポーツサークルで汗を流すなど、高校時代にはできなかった自由を、味わいました。

 それから、縁あって教育する立場になりました。研究室に入ってくる学生の皆さんを見ていると私にはないアイディアや考え方、それに行動力があることを感じていました。皆さんは、自分が思っている以上の能力を持っています。本学で学び生活をする過程で、是非そのことに皆さん一人ひとりが気づいてください。大学で始まる授業や課外活動、社会活動などには積極的に参加していただきたい。高い山だなと見えるものが目の前に現れても、今の皆さんの潜在能力を働かせることで乗り越えることが可能です。

 さて、私たちの大学には「建学の精神」というものがあります。1966年の建学以来、「人間味豊かな産業人の育成」を建学の精神としています。この建学の精神を実現するために「知を磨き、情を育み、意を鍛える」ことを教育の基本理念としています。例えば、東日本大震災など大災害時の混乱の中でも冷静に行動できる日本人の道徳心の高さ、ルールを守り整然とならんで飲料水や食べ物の配給を待つ被災者、配られたものを他人の子どもに与え、海外からの取材陣にまでお菓子を配るお年寄りたちには、「世界で最もグレートな国だ!」と、世界各国のメディアは日本人を絶賛しています。このような道徳心と規範を持つ日本人の心の核になっているものが「知・情・意」だと思います。日本人が知らない日本人の魅力、気づいていない日本人化の奥深さ、世界が憧れる日本ということを皆さんには再認識していただきたいと思います。

 本学は今年開学50周年を迎える記念すべき年になります。50年を記念した新しい学びの舞台となる9階建ての新棟が竣工します。新棟は、学生一人ひとりの夢を実現する舞台であり、時代の研究と学びに対する教育環境とエコロジーを見据えた最先端の設備を備えています。新棟の高層部には、教室、演習室、実験室、ゼミ室などが入り、低層部には食堂や軽食喫茶などの学生の新しい交流空間を充実させています。さらに、キャリアサポートセンターや地域連携・交流センターを新設し、さまざまな形で地域社会に貢献できる開かれた大学を目指しています。

 これから皆さんは高校時代とは異なった学術研究に裏打ちされたそれぞれの専門分野の内容を学ぶことになります。その際、是非主体的な学びに取り組んでください。ここでの学びの基礎として、皆さんの先輩はいろんな分野で活躍され、社会に貢献しています。一方、科学技術の進歩は際限がありません。皆さんが持っている自分が思っている以上の能力と絶えず主体的に学ぶ態度、即ち、「自ら考え、判断し、工夫する」ことで、これからの時代を乗り切っていただきたいと思います。つまり、技術や市場の構造が変わっても、新しい状況を理解して適切な対応ができる、自分の頭で考える力を身につけてもらいたいと思います。

 最後に、皆さんにはこれまでの自分に囚われずに、自身の持っている能力を信じて力を鍛え上げていただきたいと思います。そして、四年後には、現在の入学式の喜びにも勝る、充実感や達成感、深い感動を味わっていただきたいと思います。これからの実り多い大学生活を心から願って、式辞とします。

新着情報

資料請求
工学を学ぶことは「ものづくり」の楽しさを学ぶこと。
先人たちの「ものづくり」の魂を受け継ぎながら、明るい未来へとつないでいく、
久留米工業大学についての詳しい資料をお送り致します。
資料請求する