
学科紹介:交通機械工学科
先端交通・航空宇宙コース
【 モビリティ(ノリモノ)の未来を創造する 】
航空機や自動車などの最先端のモビリティの開発は、世の中にない新たな価値を創造する刺激的で魅力的な仕事です。交通機械工学科の「先端交通・航空宇宙コース」では、「先端交通機械領域」、「航空宇宙開発領域」、「航空機整備領域」の3領域でモビリティの開発・製造・整備に関する技術を実践的に学ぶことができます。
学びのポイント:先端交通機械領域
先進技術を搭載した交通機械(自動車や航空機)の運動は高度な情報技術で制御される時代です。また、今後は自動運転や対話システム、人工知能を搭載したインエリジェントなモビリティ(交通機械)も増えてくると考えられ、先進交通機械領域ではセンサーや制御システムを統合したメカトロニクスをしっかりと学びます。また、先進的な自動車技術の融合体であるレース車両やスポーツカーの技術も実際に開発に関わった教授陣から学ぶことができます。高度に知能化された交通機械の設計・開発エンジニアを目指します。
研究テーマ例
- 介助者なしで移動できる自動運転福祉車両の開発
- 高速コーナリングを可能にするレース用空力デバイスの研究 等
学びのポイント:航空宇宙開発領域
今後、航空機や宇宙機を設計・製造する人材が益々必要とされています。航空機・宇宙機(ロケットや人工衛星)を設計・製造するために必要な科目や設計開発技術などを学びます。航空宇宙工学の知識・技術を身につけ、これから大きな発展が見込める航空宇宙産業の将来を支える航空宇宙機設計・製造技術者を目指します。
研究テーマ例
- 宇宙往還機の離着陸性能を高める空力デバイス
- 地面効果を利用した次世代航空機のデザイン
- 低コスト、低環境負荷ハイブリッドロケット
学びのポイント:航空機整備領域
国土交通省資料によるとアジア・太平洋地域では2030年には現在の約3.5倍の整備士が必要とされています。この領域では、航空機を飛ばすために必要な整備に関する知識や技術を学びます。航空機の知識・技術を身につけ、これから大きな発展が見込める航空輸送産業の将来を支える航空整備士などを目指します。
・航空整備士の資格取得には、実務経験(3年程度)を経て、学科試験と実地試験に合格することが必要となります。
本学では航空分野の工学知識しっかりと修得することに注力し、在学中の資格取得ではなく、整備技術を指導して学科試験に合格する実力を身に付けさせ、日本航空やANA等のエアライン会社への就職を目指す指導をいたします。
研究テーマ例
- 低環境負荷小型電動飛行機の開発研究 等
楽しい学びも

- 全日本学生フォーミュラ大会に参加
- 自動車技術の集大成である「全日本学生フォーミュラ大会」参加をバックアップしています。他にも次世代モビリティ研究所を活用して 、知識や技術を磨こう。
- CAD・CAEを使った設計
- 設計実習をとおして、設計ツールとしてのマルチメディアを使いこなしましょう。
目標とする資格
- 危険物取扱者(乙種)
- 高等学校教諭1種免許(工業)
- TOEIC
- CAD利用技術者
卒業後の進路
- 先端交通機械領域
自動車メーカー及び自動車部品メーカー - 航空宇宙開発領域
航空機産業へ設計技術者・製造技術者 - 航空機整備領域
エアライン、消防庁・警察の航空機関連部署及び民間航空会社(いずれも3年程度の整備実技経験を経て航空整備士へ)