ごあいさつ

系譜を受け継ぐ者たちの未来にかける夢を。

 久留米工業大学は、1966年(昭和41年)に久留米工業学園短期大学が設立された時に始まり、この時から数えて来年が50周年になります。これまでの50年を礎に、これから、100年へ向けた第一歩を踏み出します。
 初代、大山勘治理事長、佐藤博初代学長をはじめとする諸先輩の努力と卓越した見識、成果の蓄積が力となり、現在では工学部5学科(機械システム工学科、交通機械工学科、建築・設備工学科、情報ネットワーク工学科、教育創造工学科)、大学院3専攻(自動車システム工学専攻、電子情報システム工学専攻、エネルギーシステム工学専攻)の他に、インテリジェント・モビリティ研究所、学術情報センター、地域連携センター等を置き、学生・大学院生1,040名、教職員101名を擁し、これまで約17,000名の優れた人材を輩出してまいりました。長きにわたり、ご指導とご支援をいただきました文部科学省の皆様、多くの関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。
 この50年の間、大学を取り巻く国内外の環境は大きく変化しましたが、久留米工業大学は、学園創設以来の「人間味豊かな産業人の育成」という建学の精神の下、「実践的なものづくり能力を育む大学」、「ものづくりの楽しさを発信する大学」、「就職に強い大学」のビジョンを掲げ、その時代時代の地域社会の要請に応えながら、自らの理念や明確な方向性は揺るぐことなく、様々な改革に取り組んできました。  少子高齢化や労働人口の減少、環境・エネルギーなど地球規模の課題も顕在化し深刻化しています。このような状況にあって本学が今後とも存在感を発揮し続けるために、建学の精神による人材育成とともに、絶え間なく新たな価値や技術を絶えず創造していく所存です。
 以上を念頭に置き、更なる本学の発展を目指して教職員一丸となって、より良い大学作りに邁進いたします。
 今後とも本学に対して、ご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げ、50周年のご挨拶とさせていただきます。